るるの日記

なんでも書きます

仏法研究・陀羅尼品・神呪

2021-07-09 16:01:46 | 日記
■陀羅尼品は、悪世の弘経者に対して、神呪を説いて守護し、弘通させることを説く

■陀羅尼とは梵語
総持と訳す

総→総摂
一字の中に無量の義を支配し

持→任持
一義の中に一切の義をよく保ち自性を捨てず

総持→全てを修め保ち忘れない

■陀羅尼はよく悪を遮し、よく善を持する

呪をもって護るのに五段ある
薬王菩薩
勇施菩薩
毘沙門天王
持国天王
十羅刹女
の神呪である



仏法研究・観世音菩薩普門品・自分の功徳を他者に廻す観世音菩薩

2021-07-09 15:35:39 | 日記
観世音菩薩普門品
寿量品の仏が、不思議の三十三身の化用を示現し、衆生を済度することを説く

観世音とは人の姿の菩薩
普門とは法(現身説法の妙用)である
現身説法の妙用→仏菩薩がこの世に現れて、人々を救うため、様々な姿に変わって法を説く不思議な作用

観世音菩薩は三十三身十九説法を説いた。無尽意菩薩は頸にかかげた宝珠を与えたが、観世音菩薩は受けようとしなかった。釈迦の勧めによってこれを受け、宝珠を半分にして、釈尊と多宝仏に奉った
観世音は菩薩であるから、二仏に自分の功徳を施したら、施した観世音の福はますます大ならしめることになった


観世音は、衆生の身業、口業、意業の三業に善を生じさせる菩薩
衆生の三業の善を生じさせるため
観世音
観世意
観世身を説いて
口業に他の身業、意業を摂し
観世音と称した

観世音菩薩は、この土に因縁が厚いので、この一品が観音経と称せられて、古来から多くの人によって読誦された



仏法研究・随喜功徳品・自分に自信を持てるが、過信しないように気を引き締める

2021-07-09 14:34:56 | 日記
随喜品の因の功徳を明かす

♦️随喜
【事】
様々な現象は仏の利益、一切処にあまねき
を聞いて信順する
事に随順する

【理】
唯一絶対の真理、仏は本地深遠から常住する
を聞いて信順する
理に随順する

ことで

己を喜び
人を喜ぶ

♦️【己を喜ぶ・歓喜】
■諸法実相の理(迹門)を聞いて己を喜ぶ

あらゆる存在は、真実の姿
真実の姿は、あらゆる存在
すべては絶対平等

全ての諸法(現象)は一念三千より出るから実相

(現象)諸法実相は必ず十如
相・性・体・力・作・因・縁・果・報・本末究竟等

十如は必ず十界
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・縁覚・声聞・菩薩・仏

十界は必ず身土

■久遠本地の事(法門)
を聞いて信解するので歓喜を生じる

「私たちの本来の姿は久遠から、はたらかさず、つくろわず、ありのままの生命(仏)です」

♦️【人を喜ぶ】
仏も衆生も、無作三身を具したりを観ずるをもって、一切衆生に正道を悟らせようとする大慈悲心を発する

自分に自信を持てる
過信にならないよう気をつけよう




仏法研究・如来寿量品・私たちは常住不滅の仏である証

2021-07-09 13:26:42 | 日記
♦️如来寿量品

■如来は【本地三仏】
久遠の法・報・応の三仏

■寿量
本地三仏の功徳の
帰着すべきところを
推量し定める

■寿量品は
釈尊出世の本当の目的
一切衆生成仏得道の真実
仏法の完結
仏法の生命
寿量品なくしては一切経は成り立たない

♦️〈寿量品の内容〉
前品で、弥勒菩薩が大衆を代表して、釈尊に疑念を問うていた

釈尊は「あなたたちは、如来の真実の語を信解すべき」と三度いましめられた
弥勒菩薩は大衆を代表して「私たちは、仏の語を信受し奉ります」と三請した

♦️釈尊はさらに重い、いましめをしてから【如来秘密神通之力】を説いて
広く開近顕遠した(近くを開いて遠くを顕した)

「一切世間の者は、私がこの世で出家し成仏したと思っているが、私は成仏してこのかた無量無辺百千万億那由陀刧なり。仏の生命は長遠であります」と説き顕され

仏界には
無始の九界を具し
九界にも
無始の仏界を具す
という本因本果の法門が明かされた

♦️良医の喩えを説く
病人に良薬〈法華経〉を飲ませたら
不失心者の病は癒えたが
失本心者は良薬を飲まないので
今留在此し(今ここに留めて)
遣使還告。(遣いを使わし還って告げ)。未来の益を説いた

■如来秘密神通之力について

★如来→久遠元初の自受用身
久しく遠い昔、元の初まり以来の常住・無死無終の生命(仏)
それは私たち

★秘密

※つくろわず、はたらかさず、ありのままの命。その命は無作の三身を具す。三身にて本仏なり
私たちの体は三身にして本仏なり

※一身即三身を秘
三身即一身を密

※無作の三身
空(報身・智慧)
仮(応身・肉体)
中(法身・命)

※昔より説かない所を秘
仏のみが知る所を密

※仏の甚深の働き

★神通之力
神→法身(命)
通→報身(智慧)
力→応身(肉体)

神(法身・命)+通(報神・智慧)=力(応身・肉体)

私たちは、命と智慧を表現してる仏である=即身成仏。成仏するより外に神通と秘密はない

■広く開近顕遠
広く近を開いて、遠を顕す

■本因本果
十界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・縁覚・声聞・菩薩・仏)
の因果

仏界の常住と共に
九界は常住する

仏界(命)があるから、九界という、命の体験する場があり
九界という、命の体験する場があるから、仏界(命)がある







仏法研究・従地涌出品・真実を説く時機、大地から菩薩を涌出させた

2021-07-09 09:08:39 | 日記
♦️この品から経末までが法華経本門
開近顕遠を大意としている

■開近顕遠(かいごんけんのん)
近を開いて、遠を顕す

近を開く
(始成正覚・この世で修行して、初めて仏になった)

遠を顕す
(久遠実成・久遠の昔にすでに仏であった・長遠の生命)

■釈尊に他方から来た八恒河沙の大菩薩が、この娑婆世界の弘経を請うたが、釈尊は許さず、大地から、四菩薩を上首とした眷属六万恒河沙の菩薩を涌出させた

■大地から涌出の菩薩は、仏の三十二相を具し、多数であることに娑婆の菩薩や、他方から来た菩薩もたくさんの疑念を生じた
これらの地涌の菩薩たちは、どこから来たのか?
何という仏の弟子で、何という仏法を修行したのか?

■大衆の疑念を、弥勒菩薩が代表して釈尊に問うた。いよいよ釈尊は遠寿を顕そうと、【略開近顕遠】を説く

「私は菩提樹下に坐して、最正覚を成ずることを得て、無上の法輪を転じ、衆生を教化し道心をおこさせた。皆不退に住し、ことごとく成仏を得た

私は今から真実を説く
あなたたちは、一心に信ぜよ
私は久遠よりこのかた、これら地涌の菩薩を教化し、自分の第一弟子である」と説いた

弥勒菩薩は「父若く、子老いる」の喩えを説き、「願わくば今、解説を為せ」と、謄疑致請して、ついに寿量品が説かれることになる