るるの日記

なんでも書きます

仏法研究・祈祷抄・衆生が法華経を覚って仏と成る、法華経は衆生、仏差別なく存在する、祈りを叶えてくれるのは法華経と仏の融合体

2021-07-17 16:33:38 | 日記
♦️仏でなく法の恩徳

■一切の菩薩ならびに凡夫は
仏にるために、四十余年の経経を
無量劫が間行ずる
しかども仏に成る事なかりき

それなのに法華経を行じて仏と成って、今十方世界におはします仏
九界の衆生から仰がれる
衆生が仰がさせてもらえるのは
法華経の恩徳である
【仰がれる仏、仰ぐ仏、ともに法華経の恩徳】

♦️仏の師は法華経

■されば仏は法華経にいましめていわく
「すべからく(当然なすべき事)
舎利(仏の遺骨)を安ずることを
もちいざれ」(ざれ→打ち消し)
【当然なすべき事は、仏の遺骨を安ずることをするな】

■涅槃経にいわく
「諸仏の師とする所
いわゆる法なり
この故に如来恭敬供養す」

■法華経には我が舎利を
法華経に並ぶべからず
涅槃経には諸仏は
法華経を恭敬供養すべし
と説かせ給いき

■仏、この法華経を覚りて仏に成り
しかも人に説き聞かせ給わずは
仏種を断たせ給う失(とが)あり

この故に釈迦如来はこの娑婆世界に出でて説こうとさせ給いしを
元品の無明と申す第六天の魔王が
一切衆生の身に入って仏を怨みて
説かせまいらせじとせしなり

しかれども仏さまざまの難を免れて
御歳七十二歳、仏法を説き始められて四十二年に法華経を説き始められ八年間説かせ給いて御歳八十と申せし二月十五日夜半に涅槃に入らせ給いき

♦️釈迦如来の御魂は法華経の文字
法華経を行ずる人を釈迦如来は守り祈りを叶える

■御覚りをば法華経と説きおかせ給へば、この経の文字は即釈迦如来の御魂なり、一つ一つの文字は仏の御魂なれば、この経を行ずる人をば釈迦如来守り給うべし

人の身に影のそえるが如くそわせ給うらん
いかでか祈とならせ給わざるべき




仏法研究・祈祷抄・天は善行の掟を持ち善を修する者を守る→天より勝れる二乗は法華経を行ずる者を守る

2021-07-17 15:14:08 | 日記
一切の二乗界
法華経の行者を守り給うこと
疑あるべからず

畜生なんぞも恩を報ずる
雁と申す鳥あり
必ず母が死する時、親孝行を為す
畜生かくの如しいわんや人類をや

天は必ず戒を持ち
善を修する者を守る
人間界に戒を持たず
善を修する者なければ
人間界の人死して
多く修羅に生ず
修羅多勢なれば
驕りをなして必ず天を犯す

人間界に戒を持ちて
善を修する者多ければ
人死して必ず天に生ず
天多ければ修羅恐れをなして
天を犯さず

故に戒を持ち善を修する者をば
天必ず之を守る
いかにいわんや二乗は六凡〈地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天〉より
戒徳も勝れ智慧賢き人人なり
いかでか我が成仏を遂げる法華経を行ずる人を捨つべきや


仏法研究・祈祷抄・祈りを叶える理由は恩に報いる働きをするから

2021-07-17 14:44:27 | 日記
♦️祈りの験(しるし)
問う
華厳宗、三論宗、小乗三宗、真言宗、天台宗の祈をなさんに
いづれかしるしあるべきや

答う
仏説なれば一往は祈となるべし
但法華経をもって祈らむ祈は
必ず祈となるべし

問う
其のゆえんは如何

♦️二乗界の仏が祈りを叶える

答う
★二乗は大微塵劫(計り知れない程の長い間)を経て先四味(法華経前の教え)の経を行ずとも成仏すべからず

★法華経は須臾(わずか)の間此れを聞いて仏になれり
一切の二乗界の仏は
必ず法華経の行者の祈を叶うべし
又行者の苦にもかわるべし

♦️仏への恩に報い難し
★故に信解品にいわく
「世尊は
大恩まします希有の事(深い恵みという珍しい有様)をもって
憐愍教化し
(憐れみもって教え導いて)
我等を利益し給う

無量億劫にも誰かよく報ずる者あらん(仏の恩に報いる者はいない)
手足を供給し、頭頂で礼敬し
一切をもって供養すとも
皆報いること能わず」

この経文は四大声聞が
比喩品を聴聞して仏になるべき由(筋道、理由)を心得て
仏と法華経の恩に報い難き事を説く

♦️二乗仏が、仏や法華経の恩に報いために祈りを叶える
★されば二乗のためには(二乗が仏と法華経の恩に報いるためには)
この経を行ずる者をば
父母、子、両眼、身命よりも
大事にこそ思し召すらめ


♦️声聞は、法華経前の諸経には
少し怨みに思っている
★諸の大声聞は一代聖教いづれも賛嘆する行者を捨てる事はあるべからず、とは思えども
法華経前の諸経には少し怨みおぼす事も有らん
「於仏法中已如敗種」
(仏法の中に於いて、あなたの仏種はすでに敗けている(?))
なんど確かに戒められ給いし故なり

華光如来
名相如来
普明如来
なんどならせ給いたる事は
思わざる外の幸なり
「無上宝珠不求自得」

(むじょうほうじゅふぐじとく)
無上の宝珠求めざるに自ずから得たり








仏法研究・法華経題目抄・法華経は皆に記す、他の経は男に記す、女人法華経を離れて仏になるべからず

2021-07-17 12:59:31 | 日記
女人は一切の諸仏の一切経の中に
法華経を離れて仏になるべからず
他経は但男に記して、女に記せず
法華経は皆に記す

釈迦五十余年の一代聖教は
皆衆生利益の為なり
但しその中の四十二年の経経には
女人仏に成るべからずと説き給う
今法華経にして女人仏に成ると説く
となのらせ給う
天台智者大師
女人は法華経を離れて仏に成るべからずと定めさせ給う

伝教大師いわく
「能化・所化ともに歴劫無し【正しいおしえに教え導くこと・教え導かれることに長い時間は必要なし】
妙法蓮華経の力にて
即身成仏す」
と、竜女が成仏を定め置き給う

しかるに当世の女人
往生極楽は法華をたのまば疑い無し
河の大海に入るよりたやすく
雨の空より落ちるよりはやく
あるべき事なり


仏法研究・法華経題目抄・妙の徳は仏へのよみがえりに有り

2021-07-17 12:17:56 | 日記
♦️妙の一字の徳
■諸経に嫌われたりし女人に
文殊師利菩薩は妙の一字を説き給う
しかば、たちまちに仏に成りき

■四十余年の教文は
竜女は仏に成り難きと説く
しかれども
法華経をもって終には仏に成りき
是れ妙の一字の徳なり
「女人よく仏の種子を断つ」
「一切の河(女人)必ず回曲有り」
の文を破る

■閻浮提に二千五百の河あり
この諸河皆曲がれり
閻浮提の女人の心曲がれるが如し
但し娑婆と申す河あり
縄を引き延びたるが如くして
直に西海に入る
是れ妙の一字の徳なり

♦️妙とは蘇生の義なり
蘇生と申すはよみがへる義なり

■法華経前の経経にて
仏種をいりて死せる
【仏種入って死ぬと、仏種も死ぬ】
二乗、閻提、女人等

妙の一字持ちぬれば
いれる仏種も還って
生ずるが如し
【仏種入って死んでも、妙の一字持てば甦る】

■妙楽いわく
但、大と云いて
妙と名づけざるは
一には有心は治し易く
無心は治し難し
難きをよく治すは妙と称す
(大は無心治し難し)

これ等の文の心は
大方広仏華厳経、大集経、大品経、大涅槃経等は、題目に大の字ありて妙の字なし
但、生ける者(有)をば治して
死せる者(無)をば治せず
法華経は死せる者をも治す
故に妙と云う釈なり

されば諸経にしては仏になる者も
仏になるべからず
法華は仏に成り難き者すら
尚仏に成る
成りやすき者は
云うに及ぶという道理に立ちぬれば
法華経を説かれて後は
諸経に赴く一人もあるべからず