るるの日記

なんでも書きます

仏法研究・撰時抄・妙の一字は仏の種→機あって種入り未来成仏定まる→時至れば成仏する

2021-07-22 09:15:08 | 日記
■沢山集まるという貴重な機会はあれど、時まだ来ずと判断し
仏は請われても説かず

寂滅道場の砌(みぎり・行われる時)十方の諸仏示現し
一切の大菩薩集会し
凡夫・大根性の者は耳をそばだて
生身得忍(しょうしんとくにん・現実の身のままで、涅槃の法理に安住し心が動じない位)の諸菩薩
解脱月菩薩等、請をなし給う

しかれども世尊は
二乗作仏、久遠実成をばを隠し
即身成仏、一念三千の肝心
その義をのべ給わず

これらは
機はあり
しかども
時の来らざれば
のべさせ給わず

■諸仏の種が入っていれば
時が至れば成仏すると定まっている

一代謗法の提婆達多には
天王如来と名をさづけ
五障の竜女は蛇身のままで仏になる

決定性の成仏は
いれる種の花咲き果なり

一念三千は
九界即仏界
仏界即九界と談ず
されば此の経の一字は
如意宝珠なり
一句は諸仏の種となる
此は熟・不熟はさておき
時の至れるゆえなり

経にいわく
「今正しく是れ其の時なり
決定して大乗を説かん」


仏法研究・撰時抄・仏 菩薩 畜生は、急がず焦らず時を待つ

2021-07-22 08:24:54 | 日記
仏法を学するは
必ず先ず時をならうべし

過去大通智勝仏は出世し給いて
十小劫の間一経も説き給わず
経にいわく
一座十小劫又いわく
「仏、時のまだ至らざるを知り
請を受けて黙然として坐す」

釈尊四十余年、法華経を説き給わず
経にいわく
「説く時未だ至らざる故」

弥勒菩薩は兜率の内院に籠らせ給いて、五十六億七万歳を待ち給うべし

時鳥(ホトトギス)は春をおくり
鶏鳥は暁を待つ
畜生すら猶かくのごとし
いわんや仏法を修行するに
時を糾さざるべしや



仏法研究・如来滅後五五百歳始観心本尊抄・るるの己心に本性本尊建立する

2021-07-22 07:52:30 | 日記
♦️今は末法の時、地涌の菩薩が幼稚で病気のるるに法華経を信じさせようとしているのを観心する

■今、末法の初
小をもって大を打ち
権をもって実を破し
天地顚倒せり
迹化の四依は隠れて現前せず
諸天其の国を捨て之を守護せず
此の時地涌の菩薩始めて世に出現し
但妙法蓮華経の五字をもって
幼稚に服せしむ

問う
■仏の記文は如何

答う
「後の五百歳、閻浮提に於いて
広宣流布せん」

天台大師いわく
「後末法はなはだ近きにあり」
この釈は我が時は正時に非ず
という意なり

伝教大師日本にして
末法の始を記していわく
「代を語れば像の終わり末の初
地を尋ねれば唐の東、羯の西
人を尋ねれば五濁の生
闘諍(とうじょう・争い)の時なり
経にいわく猶多怨嫉・況滅度後
此の言まことに以(ゆえ)有るなり」

■時の一致
此の釈に闘諍の時は
今の自界叛逆(内乱)
西海侵逼(侵略)
二難を指すなり

この時、地涌千界に出現して
本門の釈尊を脇士と為す
一閻浮提の本尊この国に立つ

月支震旦(中国)に未だ此の本尊ましまさず

日本国の上宮(聖徳太子)四天王寺を建立して未だ時来らざれば
阿弥陀・他方をもって本尊と為す

聖武天皇、東大寺を建立す
華厳経の教主なり
まだ法華経の実義を顕さず

所詮地涌千界の為に
此を譲り与える故なり
此の菩薩、仏勅命を蒙りて
近く大地の下に在り
正像に未だ出現せず
末法にも又出で来り給わずば
大妄語の大士なり
三仏の未来記もまた泡沫に同じ

此をもって之をおもうに
正・像に無き大地震・大彗星等来す
これ等はひとえに
四大菩薩を出現せしむる前兆なるか

天台いわく
「雨の猛きを見て
竜の大なるを知り
花の盛りなるを見て
池の深きことを知る」

妙楽いわく
「智人は起を知り
蛇は自ら蛇を知る」

天晴れぬれば
地明かなり
法華をしる者は
世法を得可きか

一念三千をしらざる者には
仏、大慈悲を起こし
五字の内に此の珠を包み
末代幼稚な頸にかけさしめ給う
四大菩薩此の人を守護し給う