るるの日記

なんでも書きます

ベルサイユのバラ🌹捨てられたフランス国王

2021-11-27 11:59:07 | 日記
♦️「国王陛下!バスティーユがが市民に奪われました。陛下、これはただの暴動ではなく革命でございます」

■1789年7月14日に続いて
新しい革命の日々がはじまった
新パリ市長に、国民議会議長ジャン・シルヴァン・バイイ(平民)が任命され
武装して戦った市民たちを正規の軍隊として編成。ここに全国的組織を持つ国民衛兵隊が誕生。(しかしこれはまだ一定の財産を持った者しか入隊できないという重大な欠陥を持ったものであった)
最高司令官にはラ・ファイエット将軍が任命され、パリ市の徽章である赤と青の2色に、フランス王家をあらわす白米を配色した3色の徽章が革命のしるしだと定められた。これが現在のフランス国旗である

■8月4日ベルサイユでの国民議会
僧侶・貴族代表は、封建時代からのさまざまな特権を捨てることを決議
ただしこれは実行されず、民衆の憎しみを増すだけの結果となった

■8月26日はなはだ不十分であったにせよ、高らかに人間の自由と平等をうたいあげて、【人権宣言全17条】が採択された

♦️「国王陛下、もはや一刻の猶予もありません。国境近くのメッスまで逃げましょう。あそこならまだ革命の波は及んでいません」

しかし、国王は
「逃げたらその間に、民衆がオルレアン公を国王にしてしまうかもしれない。そんなのはいやだ!ああだけど、このままだとどうなるかわからないし、、どうしよう、どうしよう」

こんな頼りない王さまの側にいては、こっちの身が危ないと、ポリニャック夫人一族を先頭に、王一族や多くの廷臣たちは、ベルサイユを捨て、国王陛下を捨てた



ベルサイユのバラ🌹民衆の勝利を見届けオスカル死す

2021-11-27 11:29:05 | 日記
■1789年7月13日
その日、国王軍の勝利を信じて疑わなかった宮廷では、部隊をねぎらうための宴会が華やかに行われていた

■7時14日
快晴・気温やや高し

バスティーユ牢獄は、
王家に逆らった政治犯を収容する牢獄であり、民衆の憎悪の的だった。守備していたのはド・ローネ候指揮下の114名の兵士
14日はいつもと大砲の位置が変わっていた。パリ市庁舎と、パレ・ロワイヤルと、テュイルリー宮の方向を向いていた
つまり、大砲をパリ市内中にぶっぱなすということ

■廃兵院を襲い奪った3万2千の銃と、12の大砲を持つ民衆の波は怒濤のように膨れ上がり、バスティーユ牢獄へ向かった

午後1時
バスティーユ牢獄では、はね橋が上げられ、集まった民衆は閉じ込められ、狙い撃ちされる。民衆は大砲の使い方がわからなかった

そこへ、オスカルひきいるフランス衛兵が現れる
★オスカル
「砲撃用意、撃て!」
「続けて、射撃用意!一気に攻め落とすぞ!」
「市民諸君、ワラを積んだ荷車に火をかけろ!煙を盾にしてはね橋を襲うのだ!はね橋をおろして中へ侵入するぞ!」
「市民が中に入ったら、一斉に援護射撃しろ!」

しかし
指揮官であるオスカルが狙われ
オスカルは撃たれた
バスティーユ上に白旗がなびくのを見て「フランスばんざい」と言い残し、オスカルは、、死んだ
(前日にアンドレは戦死している)

ついに陥落したバスティーユ牢獄
司令官ド・ローネ候らの首を槍先につきさし、勝利を喜びあう民衆の声はいつまでもパリ中にこだました






ベルサイユのバラ🌹暴動発生「敵はテュイルリー宮広場にあり」オスカルの謀反

2021-11-27 10:48:47 | 日記
■1789年7月12日

★国王軍隊
パリとベルサイユの間に配置された国王の軍隊は10万
総司令官は、ド・ブロイ元帥

※テュイルリー宮広場
ランベスク公ひきいる
ドイツ人騎兵隊

※ルイ・15世広場
ブザンバル公ひきいる
竜騎兵
スイス人傭兵
フランス歩兵

★パリ市民
「もし、軍隊が1発でも発砲すれば、全市民は立ち上がって戦う」旨を宣言していた
平民の間では、ムッシュウとかマダムと呼ばれるより、市民(シトワイヤン)、女市民(シトワイエンヌ)と呼ばれる方が名誉になっていた

■1789年7月13日
餓えた民衆が、テュイルリー宮広場に駐屯中の国王の軍隊に石を投げたことで、ドイツ人騎兵隊が発砲した
そして暴動が発生
広場は乱闘の巷と化した

★オスカルが部下の兵士に演説
「どんな人間でも、人間であるかぎり誰の奴隷にも所有物にもならない心の自由を持っている

自由であるべきは心のみにあらず
人間は、その指先1本、髪の毛1本に至るまで、すべて神の下で平等であり、自由であるべきなのだ

かつてアメリカがみずからの手で、イギリスからの独立を勝ち取ったように、今我がフランス人民は
自由・平等・友愛を旗印に立ち上がった

たった今から私は伯爵の称号と、伯爵領地のすべてを捨てる。さあ選びたまえ!国王の道具として民衆に銃をむけるか、自由な市民として民衆とともに、この輝かしい偉業に参加するのか!

さあ、勇敢なる兵士諸君、祖国のために民衆とともに戦おう。歴史をつくるのは、英雄でも将軍でもない。我ら人民だ!

めざすはテュイルリー宮広場
ドイツ人騎兵隊ぞ!
弾丸こめー
進撃!!!」


「アンドレ、この戦闘が終わったら結婚式だ(前日初めて二人は契りました)」

ベルサイユのバラ🌹王室(貴族)VS平民【ついに平民が武器をとり、フランス兵士にも出動命令が下る】

2021-11-27 10:10:21 | 日記
■ネッケル大蔵大臣
「国王陛下、軍隊を武装解除させ退却させてください。このままではパリ市民の不安を煽るばかりです。昨年に続く凶作のため、餓えた人々が浮浪者や乞食となってパリへ流れこんできております。これ以上人口が増えればパリの食料がますます足りなくなり、必ずや大暴動が発生いたします」

■マリーアントワネット
「ネッケルが軍隊を撤退させろと?平民の要求を聞き入れてネッケルを大蔵大臣にしました。三部会も開きました。フランス衛兵も釈放しました。これ以上何が望みですか?
どんな屈辱を加えれば気がすむというのです?ずにのって私たちからすべての権力をはぎとろうというつもりなのでしょうか?」

■貴族たち
「おのれ、ネッケル!」
「ネッケルをこのままのさばらせては危険だ!」
「思いあがった平民どもめ!」
「国王陛下、ネッケルをクビに!」
「王家の力の恐ろしさを平民どもに見せつけましょう!」

■国王
「では、、大蔵大臣ジャック・ネッケル氏を余の名において罷免する」

1789年7月11日

■平民・新聞記者のベルナール
「市民諸君!たった今われらのネッケル氏が罷免された!
ついに国王は、真っ正面から我ら国民に挑戦状をたたきつけたのだ!

武器をとれ、市民諸君!
シャンゼリゼから
ルイ15世広場から
マルス練兵場から
国王の軍隊が我々を虐殺しに来る!

さあ、この月桂樹の葉を帽子につけよう。これが我々の徽章だ
武器をとれ市民諸君!
パリを守ろう!」

パリのあちこちで、急速に市民自身によるにわかづくりの義勇軍が編成されていった。パリ市民が武器をとった。武器商を襲い、武器庫を襲い、ついにもっとも力弱き身分が武器をとった

■オスカルが指揮するフランス衛兵隊に出動命令が下る。明後日7月13日、テュイルリー宮広場に向けて

兵士
「納得できません!民衆に銃を向けろとおっしゃるのですか?あなたは貴族だから、、、」

オスカル
「私が貴族だから、、苦しまなかったとでも言うのか?黙って私についてきてくれる兵士はいないのか?私が直接指揮をとる

■アンドレの両目は見えなくなってきた。かろうじて見えるのはロウソクの火だけ
アンドレは思う
「望むことはわがままなのか?
愛し合っているなら体を重ねてみたい。1度でいい、契りたい。気の遠くなるほど自分をおさえてきた。つきあげる熱いものをおし殺してきた。1度でいいオスカルのすべてが欲しい」