品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

免震ゴムと組織、技術の基盤

2015-03-18 07:29:35 | 品質計量管理


初期の報道は、不良品を気が付づに出荷していた原因を担当の課長が1人でやったという個人的な原因であったようであったが、今朝の報道では組織と、認定方法に原因があったように変わってきた。

初期の報道は納得できなかったが、今朝の報道は納得できる内容である。

さて、これからゴム業界はどうするかである。ゴムの製造も測定も易しくない。最近のISO9001の審査等の運用では製造業の品質は向上しないというのが良く聞かれる声である。

昨日の第52回の品質測定ワークショップでは、コーチング、トヨタ流品質宣教師活動、ストローク技法、ISO9001:20015年版、計量法と測定ゲームの紹介、解説、実習をやった。

こんなに広い範囲が3時間で十分に学習できるはずがない。当然、参加者はこれから自分の状態に合わせるように、考え、工夫してやることと認識している。

A社及びゴム業界が今回のことを教訓に自社に適した方法を構築されることを期待したい。

また、認定方法は性善説により書類審査のみということであった。これは素晴らしいことであるから是非継続してもらいたい。認証とか、登録などとすると申請する方も、審査する方もコストが掛かってムダである。

性善説は信用であるから、信用を裏切ると今回のように会社は膨大な損失を被ることになるから、今後は性善説を守ることになるので、性善説はこのまま継続してもらいたい。性善説を更に発達させるために自己適合宣言を行うことも一つの方法である。

単なる規制強化では成果が出ないので、品質向上を促す方法を工夫してもらいたい。

老人のぬいぐるみ