テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

後部ナンバープレートの取り付け部分

2013-06-13 23:27:33 | 日記
毎日、交通量の多い道で、クルマを運転していて、ぼんやりとウォッチングしているのが、クルマのデザイン。
昨今の乗用車は、ほとんどがモノコックボディー、しかも、昔の金属バンパーのような、緩衝機構が無く、薄い鋼板で作られているので、ボディー外装の全域にわたって複雑な曲面で構成され、平面部分がほとんどありません。
唯一平面なのが標題のナンバープレート部分で、ここのデザインは規格(サイズ)の関係から、共通なようでいて、結構アプローチが違います。日本は北米等と同じ縦横比1:2ですが、EU、ロシア等は1:5、また日本では大中小と3つのサイズがあり、それぞれ、供給先に応じて、コストとの兼ね合いで、その部分のデザインが決まります。
要は、軽自動車は、同一ボディー異エンジンの姉妹車が輸出されている一部の車種(ジムニーN-boxなど)以外はプレートサイズと同じものが多く、乗用車は1:5地域への供給状況に応じ、縦横とも余裕のあるサイズ、特定のモデルのクラウンなど、国内専用車はプレートと同サイズ、欧州車やトヨタのオーリスなどのEU規格のプレートに合わせてあるため、日本のプレートでははみ出るもの、一部のメルセデスの様に、鋼板の加工は大きめにして、樹脂のディッシュプレートでサイズを合わせたもの、などなどです。
ウエッジシェイプ(ヒップアップ)デザインが主流になる前の、平べったいトランクの時代は、一部の輸入車で、日本のプレートでは、はみ出して取り付けることも出来ず、斜めにしてテールに押し込んでいたようないびつなものもありましたが、最近では、デザインとコストを妥協させてまとめてあるものが多いようです。
プレートの変わり種と云えば有名なカナダのノースウエスト準州のシロクマ型プレートです。

どこか気骨のあるメーカーさんが、このカタチにぴったり合うようなプレート取り付け部分のあるボディー(当然限定販売)を出してくれたら、諸手で拍手なのですが。