テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

爆竹

2013-06-27 23:29:42 | 脱線して底抜け
あるコドモが、爆竹遊びに興じていました。
その他、平玉火薬や巻玉火薬、キャップ火薬などをつかったモデルガン、銀玉鉄砲も然り。
で、無反動砲という言葉を知り、鉄工所で貰ってきた、内径10ミリほどのシームレスパイプを使って、かんしゃく玉を入れ、反対側から、爆竹を入れて点火し、りゅうだんほう(榴弾砲)を目指しました。ガス抜けしないよう、かんしゃく玉を泥で覆ったり、ティッシュを詰めたり、いろいろ試行錯誤するなかで、万年筆のインクカートリッジのカラに、ほぐした黒色火薬と爆竹を詰め、装薬を増す工夫を始めました。
威力はともかく、結構派手な音がする”むはんどうほう”が出来ましたが、満足できず、尾栓を工夫することにしました、砲身用のパイプの外径に合うパイプを入手し、砲身の片側をハンダとビスで塞ぎ、砲身の後ろ側にエキストラクターのような切り欠きを開け、外側のパイプをスライドさせて開閉器としました、弾は、かんしゃく玉でなく、砲弾型のプラスチックを削って内径にあわせ、徹甲弾としました。最初、石膏の型にハンダを流し込んで作った鉛玉は、重すぎるのか、砲身のパイプを膨らませたりするだけで、実用性に乏しかったからです。点火は導火線でしたから、発射までは結構時間がかかりますが、プラスチックの弾は、最終的には、少年ジャンプ一冊を打ち抜くまでに威力が上がりました。コドモながらになんてものを作ってしまったんだろう、と感じましたが、その後は雷管式への改良を目指しました。結局、雷管式は実現せず、そのコドモの興味も他へ移ってしまったので、その砲はしばらく放っておかれ、錆だらけになって、捨てられました。