boya fit、以前紹介したのですが、拙ブログにいらっしゃる方に、興味をお持ちの方が結構おられるようなので、第二弾です。
本来は、双眼顕微鏡用のアイカップなのですが、双眼鏡に流用されている例を知り、まねっこしたわけです。
前回の記事では、サイズ的にはちょっと接眼鏡筒の短い一二三光学さんの10×50BCFにそのままはめています。
いまも変わらない状態で使っているのですが、CF機構の羽根に干渉する部分、無限遠に合焦したとき(鏡筒が一番短いとき)にプリズムカバーに干渉するボーやフィットの三枚のゴムのハカマを、適当にカットすれば、ジャストフィットするはずです。一二三機の場合、元のアイカップがはまっていた溝が、ボーやフィットにきっちり合うので、ハカマ部分を細工するまでもないのですが、一般的なCFのポロタイプでしたら、公式ページのサイズ目安から、接眼鏡筒の直径が合うものであれば、ハカマ部分を装着する双眼鏡に合わせてカットすることで、ほとんどの機種で使えるかと思います。
製品写真で分かるように、この目当ては片側に2枚のゴムパーツで構成されています。
外側の大きなカップには、二カ所、三角形の大きなスリットが空いていて、通気性を確保し、内側の小さなカップが、遮光しています。この二つのパーツは、外側のスリットにはまるように、内側のカップに小さな突起があり、緩くはまっているだけなので、外して水洗いするときなどは便利なのですが、双眼鏡をフィールドで使う場合には結構落としやすく、接着剤(ウルトラ多用途SU)で留めています。もうちょっと突起が大きければ、外れにくいだろうと思うのですが、夜のフィールドで外れてしまうと間違いなくなくなってしまうので、なんらかの方法で外れにくくするのは必須です。
前回の記事では触れなかったのですが、この目当てを使うと、視線の軸と双眼鏡の光軸が平易に合います。特に三脚などに双眼鏡を固定して使うとき、見上げる角度によっては、上目使いで覗いたりすることはありがちですが、この目当ては目の周囲に押しつけて使うようになっているので、斜めに覗くと違和感があり、自然に、まっすぐ覗くようになります。目当てに押しつける力がかかるので、ヤワな架台や、フリーストップ架台などでは、若干使いにくいかもしれません。また、極端に彫りの深い人ではアイレリーフが合わないかもしれませんが、逆にこの製品が、日本人に使いやすいように作られていることが分かります。