偕老同穴な双眼鏡(日夜問わずというくらいの意味で)になりつつある勝間光学機械さんのHM6.3×40SK-Dですが、極端な条件下で、他のどの勝間機より、苦手な部分があるのを知りました。きつい木漏れ日が差すようなときに、ゴーストの見え方がかなり顕著です。
上の写真は、左がHM6.3×40SK-D、右がWP7×50RB-Dです。
ゴーストは当然主体となる画像とはピントの位置が異なりますから、手持ちコリメートでは分かりづらいですが、肉眼では、木漏れ日の像がはっきりと出ています。
片や、WP7×50RB-Dは、ほぼ気にならない程度ですので、どこが違うんだろう、と見較べてみました。
HM6.3×40SK-D
WP7×50RB-D
HMは鏡筒内面にリブを刻んだつや消し塗装、WPは、余裕ある鏡筒サイズを生かした遮光リング一体となった内面に、丁寧なつや消し塗装、と迷光対策は充分に思いますし、これらの要素はどちらかというとフレアーに関わってくるモノでもあります。接眼部なども、他の勝間機ともいろいろじっくり見てみましたが、結局、このゴーストの原因は分かりませんでした。カタチがはっきりとしているので、希にある、瞳に強い光が差し、瞳表面の反射が接眼へ逆入射したようなモノではありません。
また、このような極端な条件下以外では、決してゴーストやフレアーが気になるような双眼鏡では有りません。このHM6.3×40SK-Dは、SS7×50シリーズや試作小ロット機WP5.3×30RG-Dと接眼部が同じなのですが、それらを持っていないため、このゴーストの原因ではないかと憶測している、接眼部の検証も今後の課題です。
繰り返し言いますが、よほどの悪条件でないかぎり、判別できないモノで、決してこの双眼鏡の価値を損なうものでは無いですし、同条件下で見較べた、パピリオ君の、これでもか、まだ足らぬか、これでどうだぁぁっ!的なとんでもないゴーストの雨あられとは全く次元の異なるものです。
因みにパピリオ君の場合、接眼レンズの形状も迷光に弱く、瞳や眼窩周辺の皮膚に達した光の反射の逆入射光が盛大にゴーストを盛りたてます。大なり小なり、観察する目と目の周囲からの逆入射光の影響はどの双眼鏡でもあるはずなのですが、パピリオ君の場合、目の回りをつや消し黒で塗って、眼球にマルチコーティングしたい位の派手なゴーストです。もし、目の周りを黒く塗ったオカシナ双眼鏡観察者がいたら、笑えるだろうな、とほころんで、そうならないようにしよう、と自戒した次第です。
上の写真は、左がHM6.3×40SK-D、右がWP7×50RB-Dです。
ゴーストは当然主体となる画像とはピントの位置が異なりますから、手持ちコリメートでは分かりづらいですが、肉眼では、木漏れ日の像がはっきりと出ています。
片や、WP7×50RB-Dは、ほぼ気にならない程度ですので、どこが違うんだろう、と見較べてみました。
HM6.3×40SK-D
WP7×50RB-D
HMは鏡筒内面にリブを刻んだつや消し塗装、WPは、余裕ある鏡筒サイズを生かした遮光リング一体となった内面に、丁寧なつや消し塗装、と迷光対策は充分に思いますし、これらの要素はどちらかというとフレアーに関わってくるモノでもあります。接眼部なども、他の勝間機ともいろいろじっくり見てみましたが、結局、このゴーストの原因は分かりませんでした。カタチがはっきりとしているので、希にある、瞳に強い光が差し、瞳表面の反射が接眼へ逆入射したようなモノではありません。
また、このような極端な条件下以外では、決してゴーストやフレアーが気になるような双眼鏡では有りません。このHM6.3×40SK-Dは、SS7×50シリーズや試作小ロット機WP5.3×30RG-Dと接眼部が同じなのですが、それらを持っていないため、このゴーストの原因ではないかと憶測している、接眼部の検証も今後の課題です。
繰り返し言いますが、よほどの悪条件でないかぎり、判別できないモノで、決してこの双眼鏡の価値を損なうものでは無いですし、同条件下で見較べた、パピリオ君の、これでもか、まだ足らぬか、これでどうだぁぁっ!的なとんでもないゴーストの雨あられとは全く次元の異なるものです。
因みにパピリオ君の場合、接眼レンズの形状も迷光に弱く、瞳や眼窩周辺の皮膚に達した光の反射の逆入射光が盛大にゴーストを盛りたてます。大なり小なり、観察する目と目の周囲からの逆入射光の影響はどの双眼鏡でもあるはずなのですが、パピリオ君の場合、目の回りをつや消し黒で塗って、眼球にマルチコーティングしたい位の派手なゴーストです。もし、目の周りを黒く塗ったオカシナ双眼鏡観察者がいたら、笑えるだろうな、とほころんで、そうならないようにしよう、と自戒した次第です。