夏になり食中毒のシーズンでもあります。アメリカではただ今E Coli(イーコライ)と呼ばれる大腸菌が暴れています。オハイオ州でも二人が入院したとか、全米で6人の人が亡くなったとか、テレビのニュースで伝えています。半生調理の肉や生水、もしくは果物を食べるときは要注意です。ハンバーグの好きなアメリカ人ですがこのひき肉もきちんと中心部まで加熱をして食べないと危ないです。一昨年はホウレンソウが騒がれたのですが、今年はトマトから発見されている事もあり、特定のトマトが市場から消えています。ハンバーガーやサラダのトマトにも他の種類のトマトが使われています。マクドナルドでもそういった注意書きが張られています。
昨今のアメリカでは使ってはいけない言葉が多くあります。黒人、ニグロなどもその一例で、人前やマスコミで使おうものなら大問題となります。ですから、「アフリカ系アメリカ人African American」といわなければならないのです。先日出張に同行したM君はまさしくそのアフリカ系アメリカ人です。生まれはジンバブエで、南アフリカで勉強したようで、その後アメリカに来て再び学業を修め日系の現在の会社に就いたのです。34歳で4歳と1歳の子供をもち最近自宅を購入したとのこと。そして感心なのは、ジンバブエの両親に仕送りをしているという事です。親子の絆の深さを知らされました。今の日本でそんなにして家族の絆を大事にしている人(子)がいるでしょうか?戦後の貧しかった時代にはそんな事も耳にしましたが、今はどうでしょう。いい歳しても親元で居座るパラサイトシングルなる言葉は耳にしますが、どうなのでしょう?豊かになり貧しくなる心、これが日本かもしれません?