クライスラーが倒産を申請したという反面4月の販売には明るい兆しが見えてきました。クライスラーは、76682台販売しましたが、まだまだフリートとレンタカーで売りが縮小しています。クライスラーの社長は、この数字から、「期待していた以上の数字であり、ディーラーと製品にまだ本当の力があることを示している。だから我々は楽観的に観ている」と語っています。ホンダは、25.3%減の、101、029台を売りましたが、高級車のアキュラは32.3の落ちを示しました。「全体的にはまだまだ我々が記録した最高の数字には程遠い」と語っています。各社とも僅かではありますが、販売台数に回復の兆しを示しているようです。
ビッグスリーの一角クラスラーが倒産を申請しました。そして再建に具体的に動いていくのですが、2010年の終わりまでに5工場もしくはそれ以上の工場を閉鎖します。これらの工場の中にはミシガンにあるスターリングハイツの組み立て工場とミズーリー州にあるセントルイス北工場も入っています。オハイオ州ツインズバーグにあるプレス工場と、ウイスコンシンのケンソタにあるエンジン工場も閉鎖する予定です。ツインズバーグは約2000人の従業員です。両工場ともイタリアのフィアットが倒産後も資産として残して置く8工場のリストの中に入っています。新生クライスラーはそれらをリースして当分は使わせておいて2010年までには閉鎖するという事です。リストの中の2工場には昨年の末までに休止状態のデラウェアのニューアーク組み立て工場とセントルイスの南工場です。デトロイトのアクセル工場はすでにミシガンのポートヒューロンに移っています。