あまり多くの人が知っているという事ではありませんが、オハイオ州のクリーブランドとシンシナチでは、細菌テロに備えてバイオウォッチが実施されているのです。州都コロンバスもこの一ヶ月間、細菌兵器監視がされていました。ホームランドセキュリティーの実施するバイオウォッチは沈黙の中で実施されています。当局の担当者によれば全米で凡そ３０の都市が監視の中に置かれているとの事で、それ以上の詳しい内容は明らかにされていません。インターネットで検索すれば、上記の３都市の名前が出てきます。コロンバスの街中になにやら軍のそういった関係の機関があるのを、アメリカ人から聞かされています。
先週の火曜日に突然の爆発で炭鉱労働者が生き埋めになり、まだ捜索が続けられています。オハイオ州、ウエストバージニアそして北はカナダまでに続く全長約２６００キロもの大山脈です。この山脈沿いに多くの炭鉱が存在しているのです。今回大爆発を起こしたマッシーエネルギーもアパラチアンに存在する炭鉱です。オハイオにも１０の炭鉱があります。日本と違い今も採掘がされています。しかしこの不況で辺りの郡の平均収入は激減しています。日曜日の新聞にはその地域の平均年収が掲載されていました。州都コロンバスが５０３００ドル、その州都がある郡が４８０９８ドルです。山脈沿いの郡の平均は３５５９４ドルです。こんな現実が炭鉱のある郡の現実です。この数字は大学を卒業した人の初任給よりも低い数字です。
