比較的暖かだったオハイオの冬ですが、3月に入りちょっと足踏みをしているようです。毎月第一土曜日の夕方はコロンバスのダウンタウンのショートノース（画廊が集まっている場所）で新しい展示を始める時期です。車道を締め切ってホコテンとまでは行きませんが、多くの人でギャラリーホップが賑わいます。アメリカの大きな家ですから、絵の一つや二つは必ず何かを掛けています。と言う事で毛掛けて見ました。相変わらずの賑わいで、色んな人が集まっています。人間観察だけでも楽しめます。
海で泳いでいる魚でなくて、人間がアルコールを頂くときに伴とする食べ物です。アメリカでは酒のつまみと言う定番モノがありません。強いて言えばピザか、ジャーキーでしょうか？遠く故国を離れているとこのお酒の肴にも色んなアイディアが出てきます。私が今まで試したものには、缶詰、味付け海苔、煮干、そぼろ昆布、高野豆腐等々ですが、最近の発見は沢庵です。あまり之を食べる機会の無いアメリカではこれも結構なお酒の肴になっていけますねぇ。日本の皆様お試し下さい。八代亜紀さんの好きな唄が思い出されます、「…肴はあぶった烏賊でいい…」
日本でも最近の地産地消運動か、地域おこしの動きで地ビールは盛んでしょうが、アメリカではビールに留まらず、ジン、ウオッカも小さな蒸留所に許可されています。地元の新聞で多少騒いでいるので、シニアも試して見ました。直接製造所に出向いて購入しても良いのですが、本日は日曜日でお休みです。近くのリカーショップで購入ですが、日曜日は午後にならないとお店は開きません。教会に出向く日曜日に朝から酒屋で酒を買うのは不届きものとでも言うのでしょう。子供や多くの人が楽しく集う公園でも飲酒は御法度の国です。と言う事で飲酒は人前でなくこっそりと楽しむ物です。私も廉価なWATERSHEDの廉価なウオッカを購入して頂きましたが、これが結構行けるのです。製造のバッチ番号は１９ですから、この製造所が出来て製造した１９番目のロットです。こんな所にも手作りが伝わってきます。味は円やかで強いアルコールにも関わらず、良いのか悪いのか、飲みやすいのです。地リカーに乾杯です。！！
今年はオハイオ州の州都コロンバスが州都となってから２００周年と言う事で色んな行事が行われています。未来は見えなくても過去はいろんな形で見ることができます。その集結した場所が歴史博物館ではないでしょうか。そんな事でこれで２度目ですが、フェアグランドの近くにあるオハイオ歴史博物館に行って来ました。展示も追加/改装されていました。新しい展示は、「CONTOROVERSY2」いろんなモノが意識するとしないに伝える差別のメッセージ、と「The American Soldier」南北戦争からアフガン戦争までのアメリカ人兵士の写真です。（本日が展示の最終日でした）そしてもっとも新しいのは、「Follow the Flag」でした。南北戦争時のオハイオから出兵した各部隊の旗の展示でした。後世までその旗を保存しようとする活動を展示した物です。日本では戦争の忌まわしい思い出は忘却の彼方に追いやりそんな活動は耳にした事が在りませんが、アメリカでは戦いの象徴であるその旗を保存して後世に伝えようとしています。この違いは何でしょう。家族や友人が今でも海外で戦争をしている国だからでしょうか？歴史は繰り返すと言われますが、私たちは歴史から何を学んでいるのでしょうか？
日本より大きなアメリカですから家そのものも都会をのぞくと大きな家に住んでいます。ペットもその例に漏れず多くの家庭でペットを飼っています。犬だけに限らず猛獣や大きな蛇を飼ったりしている人も居ますから、困った面も無きにしも非ずですが。一番ポピュラーなのはやはり家です。私の友人の中には１２匹の犬を飼っていて、その理由を聞いたら、近くに刑務所が出来たからと話していました。オハイオ州ではジャーマンシェパードが一番人気の在る種類です。この犬飼い主への忠誠心は高く、長年連れ添った主人が他界すると間もなく彼らもあの世へと召されて行くようです。今朝の新聞にはそんな犬の記事が載っていました。セラピードッグと称される良く訓練された犬は養老院などでは人気者で多くの人の寵愛を受けます。しかしそんな犬も可愛がってくれる人がその後を追うようにして亡くなるとは悲しい事です。
