重い題材の映画でした。イスラム教のジハードを描いた映画です。二人の青年が指名され、人間爆弾となって自爆に向かうテーマです。指名された二人の青年は家族に向けた最後のメッセージをビデオで撮影し、ご馳走を同志と一緒にし、身を清めて正装してイスラエルに向かうのです。如何に宗教心が高いとは言え、自爆する事にさしたる抵抗も無く、身体中に爆弾を巻き付けて、作戦の遂行に向かうのですが…。
日本語に直すとこんなになるんでしょう。英語では「Kick Ass Movie」と言う様です。たった一人で体制に向かって戦う戦士。私の最近見たDVDの中では「Shooter」「Game of Death」が、その類いです。その「Kick Ass(ケツの穴を蹴る)」に復讐のテイストが加わると最高ですね。虐げられている、大多数の人には気分をスッキリとさせてくれる映画です。ひ弱ないつも虐められていたり、上司から無理難題を言われても従わなければならない組織の下層にいる人達に取って、見た後どんなに爽快にしてくれることやら。でも上で下を虐めてる人も、そのまた上の人や体制から虐められていて、結局構造は何処を取っても同じなのかも知れませんね。だからみんなどんな人が見ても面白いのでしょう??