人口受精の進んだ現在です。アメリカは、それに必要な精子を提供者から世界一多く蓄えている国です。最近刊のタイム誌がその詳細を伝えています。全米に精子銀行は675あり、高学歴のドナーの精子が保存されています。ここから全世界60ヶ国に精子が輸出されており、カナダ、オーストリアでの人工授精用の精子は殆どがアメリカからです。その他、フィリピン、ベトナム、メキシコにも輸出されていますが、イスラム教の国はご主人の同意が無いと駄目とか、もちろん未婚や同性愛の人にはだめとかの規制が厳しい様です。卵子の銀行も増えてはいますが、卵子のマーケットは、3千7百万ドルと精子に比べると小さい規模です。人の生命誕生の世界も変わって来ていると言わざるを得ません。
五大湖で今、騒がれている事の一つがアジア鯉の侵入と増殖です。約40年前にアメリカの業者が食用にと輸入養殖をしてたものがミシシッピ川の氾濫で逃げ出しそれが増殖をして今に至り生態系に大きな変化をもたらしています。五大湖はご存知の通りカナダとも接ししておりアメリカだけの問題に留まらずカナダにもその鯉の害が及ぼうとしています。この鯉繁殖力がすごくて輸送中のトラックから落ちたのが川に逃げ込んでもと、関係者は心配しています。カナダで捕獲した鯉をアメリカに持ち込むと個人は5000ドル、会社は最高10000万ドルの罰金か懲役刑です。アジア鯉と言っても4種類があり、ビッグヘッド、シルバー、ブラックとグラスです。