以前読んだ三島由紀夫の「葉隠入門」を 電車の中で読み直す。
「批判の仕方」と言う項目で、三島訳は適確に訳している。
文語体の日本語を訳さなければ理解できない時代になったのか~。
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意見をするということは、「言いにくいことを言ってやるのが親切」と思っているかもしれないが、
受け入れられなければ、恥じをかかせ、悪口をいう気晴らしになってしまう。
まず、相手と親しくなり、信用されなくてはだめだ。
趣味などの話題から入ったり、自分の失敗を話し、余計なことを言わずとも
思い当たるようにすることもよい。
まず、良いところを褒め、喉が渇いたとき、水が飲みたくなるように考えさせる・・
人に意見すると言うのは、いかに大変なことかを山本常朝は語っている。
読んでいると、人に意見の出来るような自分じゃないとわかる。