いつか季節が変わってきた。
意識しないときでも季節は移ろいで行く。
新しい年度の誓いをして4ヶ月が過ぎようとしている。
早すぎると思うのは私だけだろうか。
70歳という意識もなぜか定着してきた。
こんなことをぼやきながら一日が始まった。
ルーテル学院大学で第3回の公開講座があった。緑の季節を感じながら自転車で通学。学べる喜びを感じる。
今日は万葉集。声を出して読んで覚えろと。
先日、和歌の披講を見てきた。あのように声を出したいけどどこで出せばいいのだろうか。恥ずかしさが先に出てしまう現実。
雄略天皇 巻1 1
万葉集
http://www1.kcn.ne.jp/~uehiro08/contents/parts/09.htm
籠もよ
み籠持ち
掘串もよ
み掘串持ち
この岳に 菜採ます児
家聞かな
告らさね
そらみつ 大和の国は
おしなべて
われこそ居れ
しきなべて
われこそ座せ
われにこそは
告らめ
家をも名をも
こもよ みこもち ふくしもよ みぶくしもち このをかに なつますこ
いへきかな のらさね
そらみつ やまとのくには おしなべて われこそをれ しきなべて
われこそませ われにこそは のらめ いへをもなをも
命あるものへの愛を歌いつづける シンガー・ソングライター、イルカ
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12328317.html
今日からイルカさんの(人生の贈りもの 朝日新聞夕刊)わたしの半生が始まった。わたしも今日、地域の小さな集まりに参加して「戦争」について論議した。体験者の話は真実があり重い。昭和3年生まれの方の戦争体験を聞いた。戦争に対する危機感がないみんなに怒りをぶつけていた。戦争の怖さを伝えられていない。他人事になっている。このような小さな集会を通して戦争体験を繋げていく努力が大事だ。我々に与えられた課題でもあろう。
イルカさんのメッセージ:「戦争」と今の自分の暮らし。かけ離れた物と思っていないかな? 一番近くにいる人の気持ちがいつも君には見えますか? 相手を思いやれなくなった時、心が戦争へと向かっている。憎しみはすぐに大きく膨らんで君の手には届かなくなるから……。それを戦場と言いませんか? 君たちがいつも「平和」な愛に包まれていますように。(神奈川県川崎市の法政大学第二中学に贈ったメッセージ)