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冬の実:ジャカランダ

2020年12月14日 | 花さんぽ・花めぐり

'201208 ノウゼンカズラ科の「ジャカランダ」は熱帯アメリカなどに約50種が自生。

ジャカランダ(紫雲木:シウンボク)」は、「フランボヤン(鳳凰木:ホウオウボク)」、「スパトデア( 火焔木:カエンボク)」と並び世界三大花木の一つ。

日本で主に栽培されているのは、「ジャカランダ・ミモシフォリア

近年、小さくても開花する矮性の品種が流通しています。

」の花(写真:最下段)と花姿が似ているので別名:キリモドキ(桐擬き)と言います。

日本には東京オリンピックの年にブラジルの宮崎県人会の方より宮崎県に授与されたのが始まりとのことです。

’070616 宮崎県日南市では国内で唯一群生し、例年5月下旬から6月にかけて約1,000本が咲き誇ります。

関東の近くでは熱海が名所になっていて、「お宮緑地(ジャカランダ遊歩道)」などに100本以上が植栽されています。

’080706 写真は「つくば植物園」の温室の花、「夢の島熱帯植物館」の露地にも1本あります。

非耐寒性常緑高木で日本の露地では開花が難しく、全く咲かない木、たくさん咲く木や1房しか咲かない木もあり、その年によっても違います。

原産地(乾季)では染井吉野のように葉が出る前に花が咲きます。

南アフリカやオーストラリアでは、満開時には街中が紫色に包まれて幻想的になるそうです。

一度、見てみたいものです。日本の環境下では葉がある状態で開花します。

’201208 前置きが長くなりましたが、今回は花ではなく実↑です。先日、初めて見ることができました。

偏平で卵形で淡い緑色。最後は茶色くなり落果するそうです。

’201113 葉も美しく、2回羽状複葉で、ネムノキなどに似ていて爽やかな雰囲気です。

’201208 12月上旬でも新緑のようです。

なお、矮性(2m)で返り咲き性の’日南のめぐみ’↑などの品種も作出されています。

<追録>'230524 こちらは、’ジャカランダ ’ブルー・ブロッサム・ビューイング’

国内で育種された低木性の品種で、通常の1/3~1/4位の高さしかならないので鉢植えできます。

小さいうちから花が咲きやすいく、花つきもよいとのこと。

また、白花種の「ジャカランダ・ホワイト」や斑入りの’サマー・サンバ’もあります。

 

’060514 ジャカランダ同様、円錐花序に淡い紫色の花をつけるキリ科の「」(花期:4月)