田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

楓の黄葉

2021年11月30日 | 花さんぽ・花めぐり

」この漢字なんて読みますか? 普通「カエデ」と読みますが、「フウ」とも読みます。

本来「楓」はフウのことで、カエデを表す漢字は「」とのことです。

カエデはムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属、フウはフウ科(旧マンサク科)フウ属

葉の形はカエデに似ていますが、全く別種です。

フウと言えば通常「タイワンフウ(台湾楓)」のことを指します。同属の「アメリカフウ」(別名:モミジバフウ)と共に、街路樹や公園などでよく見かけます。

'211126 先日、つくば植物園の「タイワンフウ」(Liquidambar formosana)が鮮やかに黄葉していました。

'211126 種小名のformosanaは台湾産を意味するそうです。

台湾、中国南部原産で、日本には江戸時代に渡来

落葉高木で、日本では樹高20mほどですが、原産地では40~60mになるものもあるそうです。

'041204 紅葉にも見えます。葉柄は8~10cmほどと長い。

'210626 プラタナスのような実が生っています。花期:4月 雌雄同株

フウ属とカエデ属は、タネの形や実、葉の付き方が大きく異なり、フウの葉は互生、カエデは対生。果実はご覧のとおり全く違います。

'050417 新葉 「モミジバフウ」は5~7裂し、紅葉します。

’201029 葉の径は通常10~15cm。トウカエデ(唐楓)などの3裂するカエデ類よりずっと大形の掌状葉です。

’100724 灰褐色から黒褐色。縦に割れ目ができる

’210121 落葉後。主幹がはっきりとしており、円錐形の美しいフォルムとなる。

'211126 因みにこちらが「モミジバフウ(紅葉葉楓)」(別名:アメリカフウ)です。 

'051112 葉色は、緑からオレンジ、赤、紫と次々に葉色が変化

'200930 多数の木々が並ぶと美しいグラデーションが楽しめるのが特徴


アニソドンテア・マルバストロイデス

2021年11月29日 | 花さんぽ・花めぐり

ガソリン価格の高騰が止まらない。政府が国家備蓄を放出したが相変わらず高止まり状態。

先日、初めてプリカ(1万円)を購入して、セルフスタンドで給油した。(従来はクレカ)

プリカで153円/ℓ、キャッシュで155円、クレカで157円でした。

他のGSに比べたらそこそこ安いと思いますが、我が家にとってはプリカ価格でも厳しい。

化石燃料に依存するのは早くやめた方がよい。そろそろ枯渇する。

新たな変異株が心配だが、仮にコロナが終息してもインフレが進み、家計は苦しくなる一方だろう。

’211126 以前、ちょっとだけ取り上げました「アニソドンテア・マルバストロイデス」(Anisodontea malvastroides)です。

Anisodontea はギリシャ語の「aniso(不揃いな)+ odon(ぎざぎざの)」と言う意味とのこと。

'201215 別名:サクラアオイ(桜葵) 南アフリカ原産

'100905 アオイ科アニソドンテア属の常緑低木で、樹高は2mほど。

'201215 四季咲(連続開花や周年開花)で夏から年末まで淡いピンクの小さな花を咲かせます。

'201226 耐暑性、耐寒性があって、夏も冬も咲く花は珍しい。

'200929 葉は互生で、シルバーグリーン、カエデのような形をしています。


フリージア・エルメンシス

2021年11月28日 | 花さんぽ・花めぐり

フリージア」(Freesia)とは、アヤメ科フリージア属の総称で、南アフリカが原産

黄色や白色の原種16種が分布し、通常3月中旬~5月上旬に花を咲かせる秋植えの半耐寒性球根植物です。

’211126 つくば植物園

ところが、こちらの「フリージア・エルメンシス」(Freesia elmensis)の花は、11月下旬に咲いています。

'201127 昨年も同時期でした。

'211126 白い花弁に黄色のスポットが入り、草丈約5〜15cmほどの小型種(原種)「フリージア・ムイリー」(Freesia × muirii)に似ているようですが?・・・・。

'211126 詳しい情報がないので判りませんが、狂い咲きではないと思います。

どなたかご存知でしたらお教えください。


秋の実:無患子

2021年11月27日 | 花さんぽ・花めぐり

'071125 黄褐色に熟した果実

ムクロジ(無患子)」(Sapindus mukorossi

種子が黒いことから、実黒地(みくろじ)が変化してムクロジとなったそうです。 

学名Sapindusは、’sapo’と’indicus’の2語からなり「インドの石鹸」を意味します。

'061001 ムクロジ科ムクロジ属 花期:6~7月 雌雄同株

無患子は、「子が患(わずら)わ無い」との願いが込められいます。

本州中部から沖縄、アジア東南部の比較的暖地の山林に自生する落葉高木で、樹高は15m以上になります。

樹形も美しい。樹皮は白く、なめらか。

果期は10~11月、緑から晩秋に黄褐色に熟す。直径2cmほどの球形で、中に黒い種子が1個あります。

葉は偶数羽状複葉で互生し、小葉は4~6対。

'090711 花は淡緑色で、枝先に30 cm程度の大きな円錐花序となって多数咲きます。

種子を除いた果皮は、サポニンを約4%含み、昔、石鹸の代用にしていました。

また、黒い種子(核)は羽根つきの球やや数珠に用います。


秋・春の花:ノトスコルダム

2021年11月26日 | 花さんぽ・花めぐり

'211117ノトスコルダム(ノソスコーダム)・種名不詳」(Nothoscordum  sp.)です。

ヒガンバナ科ハタケニラ属の多年草(球根) 花期:11月

'210420 同じ仲間の「ノトスコルダム・オステニ」(Nothoscordum ostenii

'210620 「ハタケニラ(畑韮)Nothoscordum gracile) 花期:5~6月

'080126「キバナハナニラ(黄花花韮)」(Nothoscordum sellowianum

’050313 イフェイオン(ハナニラ)属に分類されることも多く、「イフェイオン・セロウィアヌム」Ipheion sellowianum)とも呼ぶ。花期:2~3月