田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

冬の華・サザンカ(カンツバキ品種群)

2024年12月31日 | 花さんぽ・花めぐり

一昨日からかみさんと一泊2日でフルハウスに行って来ました。

今年最後の落ち葉掃きと剪定作業をしてきました。

今年も早いもので”大みそか”となりました。

特別なことはなにもありませんでしたが、大過ない日々を送ることができたことが一番です。

 

今年最後の投稿は「サザンカ(カンツバキ品種群(シシガシラ品種群))」です。

中部地方に古木が多い‘獅子頭’(関東では‘寒椿’と呼ぶ)の実生またはその後代と考えられる品種群で、開花期は晩く11月~3月にかけて咲きます。

雄ずいの一部または多くが花弁に変化して八重咲きや獅子咲きの華やかな品種が多い。

樹形は立ち上がらず横張り性となる傾向が強く、枝葉が密生して仕立てやすいものが多い。

花色は紅色や桃色が主体であるが、近年は白花の八重咲きや千重咲き新品種も多数出回っています。

本群の品種はサザンカ群の品種と容易に交雑するので、中間的なものも多く、厳密には区別できないところもあるが、雄ずいが弁化することや開花期が冬で、しかも樹形が横張りとなるなど園芸上利用価値のある特徴が共通するため区別されている。

出典:東京農工大学農学部

’獅子頭(シシガシラ)’

’勘次郎(カンジロウ)’

’乙女サザンカ’(オトメサザンカ)’

’新乙女(シンオトメ)’

’昭和の栄(ショウワノサカエ)’

’絞昭和の栄(シボリショウワノサカエ)’

’富士の峰(フジノミネ)’

‘日の出富士(ヒノデフジ)’

‘朝倉(アサクラ)’

’白寒椿(シロカンツバキ)’

’緋乙女(ヒオトメ)’ 別名:’昭和の誉(ショウワノホマレ)’

’武蔵野(ムサシノ)’ 八重咲

’武蔵野(ムサシノ)’ 獅子咲

’夕陽(ユウセキ)’

’秋の粧(アキノヨソオイ)’

’秋月(アキヅキ)’

’紅司(ベニツカサ)’

’長春(チョウシュン)’

’姫白菊(ヒメシラギク)’

’瀬戸白(セトシロ)’

’群小蝶(ムレコチョウ)’

’玉姫(タマヒメ)’

’敷島(シキシマ)’(肥後サザンカ)

以上の写真は「埼玉県花と緑の振興センター」及び「くらしの植物苑(冬の華・サザンカ展)」などで撮影しました。

本年はこれにて投稿納めです。来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 


冬の華・サザンカ(サザンカ品種群②)

2024年12月30日 | 花さんぽ・花めぐり

続きです。「サザンカ(サザンカ品種群)②

東京農工大学元教授で、日本ツバキ協会の箱田直紀会長によると、

「サザンカは表で咲く、椿は裏で咲く」、「サザンカは寒くなると咲く、ツバキは寒さが遠のくと咲く」と解説されています。

なお、原種のサザンカの花色は白色ですが、江戸時代前期よりより多数の園芸品種が栽培され、現存品種数は約300種のあるそうです。

 

今回はサザンカ品種群の中で<江戸サザンカ><肥後サザンカ>と呼ばれる独自の品種群です。

<江戸サザンカ>

’紫雲台(シウンダイ)’

’雪山(セツザン)’

’犬張子(イヌハリコ)’

’月の暈(ツキノカサ)’

’見驚(ケンキョウ)’

’橋立(ハシダテ)’

’爪折笠(ツマオリガサ)’

‘快童丸(カイドウマル)’

’千代鶴(チヨヅル)’

’緋の袴(ヒノハカマ)’

’東雲(シノノメ)’

’宝合(タカラアワセ)’

’雪月花(セツゲツカ)’

’三国紅(ミクニベニ)’

’御美衣(オミゴロモ)’

’支那の都(シナノミヤコ)’

’大盃(オオサカズキ)’

 

<肥後サザンカ>

肥後六花」の一つで江戸時代から明治時代にかけて熊本藩士とその後裔(こうえい)によって育成された。

’桜月夜(サクラヅクヨ)’

’銀月(ギンゲツ)’

’緋の司(ヒノツカサ)’

’肥後雪山(ヒゴセツザン)’

’大空(オオゾラ)’

’肥後桜(ヒゴザクラ)’


冬の華・サザンカ(サザンカ品種群①)

2024年12月29日 | 花さんぽ・花めぐり

先日(12/21)、国立歴史民俗博物館「くらしの植物苑」で開催(~1/26)されている「冬の華・サザンカ」展を見てきました。

午後からは観察会「サザンカの楽しみ方」講師:加地 典子(埼玉県花と緑の振興センター 園芸相談員)にも参加しました。

展示されていたサザンカは約140品種(サザンカ群:70品種、シシガシラ(カンツバキ)群:43品種、ハルサザンカ群:32品種)です。

この中から開花中のサザンカと「埼玉県花と緑の振興センター」で撮影したサザンカをグループ別に投稿します。

 

サザンカ(サザンカ品種群①)

花色の点で、ヤブツバキの遺伝子が一部関与している可能性があるが、形態、生態的にはサザンカの自生種に近いグループで、10月から12月にかけて開花します。

花は一重から二重程度で、雄ずいは原則として花弁に変化しません。花色は白、桃、紅および紅色の覆輪ぼかしがあります。

樹形は自生種に似て多くは立性。 (出典:東京農工大学農学部)

’七福神(シチフクジン)’

‘丁子車(チョウジグルマ)’

‘雪山(セツザン)’

明石潟(アカシガタ)’

’磯千鳥(イソチドリ)’

’稲妻(イナズマ)’

’羽衣(ハゴロモ)’

’花の雪(ハナノユキ)’

’花自慢(ハナジマン)’

’華子姫(ハナコヒメ)’

’慶雲(ケイウン)’

’黒紅サザンカ(クロベニサザンカ)’

’狩衣(カリギヌ)’

’春雨錦(ハルサメニシキ)’

’初鏡(ハツカガミ)’

’窓の月(マドノツキ)’

’藤衣(フジゴロモ)’

’明月(メイゲツ)’

'池上紅(イケガミコウ)’

’蝶の遊び(チョノアソビ)’

 

 

 


ピペル・マグニフィクム

2024年12月28日 | 花さんぽ・花めぐり

コショウ(胡椒)」の仲間の「ピペル・マグニフィクム」(Piper magnificum)ペルー原産

コショウ科コショウ属の常緑小低木 茎は四角く、隆起し、コルク質。

葉は大きくて、艶があり、葉裏は紫褐色。 

葉は大きく、光沢があり、上は濃い緑色、下は紫色で、しわくちゃの外観をしています。

花は白色で茎からぶら下がっています。


リパリス・コンディロブルボン

2024年12月27日 | 花さんぽ・花めぐり

今日、かみさんが孫と有明四季劇場に「ライオンキング」を見に行くというので、アッシーを務めます。

待ち時間は今年最後の「夢の島熱帯植物館」に行き、blogのネタ花仕込みです。

温室は暖かいので時間つぶしには最高です。

 

リパリス・コンディロブルボン」(Liparis condylobulbon

台湾、東南アジア、メラネシア、オーストラリアに分布

球根のように茎の根元がラッキョウのように膨らんでいることから「ラッキョウラン」とも呼ぶ。

 

ラン科リパリス属の多年草  標高の高いところで、地生したり、着生したりしている。

総状花序をつけ、花径5~6㎜の花を多数つける。