田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

春の花:難波茨

2021年04月30日 | 花さんぽ・花めぐり

ナニワイバラ(難波茨、浪花茨)」(Rosa laevigata)の純白色の花が咲いています。

 

バラ科バラ属の落葉性つる性低木で中国南部、台湾原産

花期:5~6月 花径7~8㎝の純白で芳香のある大輪一重の五弁花です。

小さな白い花は「モッコウバラ(木香薔薇)」(八重咲き)です

日本へは難波商人により持ち込まれたことから名前の由来になっています。

つるは最長10mにもなり、鋭い棘があります。

<追録>'231105 果実(偽果)は楕円形で、黄熟(赤橙色)する。


春の花:星孔雀

2021年04月29日 | 花さんぽ・花めぐり

’210428「イースターカクタス’エビータ’ 」(Hatiora gaertneri  'evita') ブラジル原産

和名:ホシクジャク(星孔雀) 

サボテン科ハティオラ属の多肉植物 花期:3月下旬〜5月上旬

シャコバサボテンによく似ていますが、イースター(復活祭)のころに咲くのでこの名がつけられました。

草丈:15cm〜30cm。花色:赤、オレンジ、桃、白など

因みにイースターは、’2021は4月4日、’2022は、4月17日です。

よく似た「シャコバサボテン(蝦蛄葉仙人掌)」↑は、11月~3月頃に開花します。


春の花:何れ菖蒲か杜若

2021年04月28日 | 花さんぽ・花めぐり

何れ菖蒲か杜若」ということわざがあります。

意味は皆さんご存知のように、似ていて区別がつきにくいところから、どちらも優れていて優劣がつけにくいこと。

「菖蒲」も「杜若」もよく似た美しい花です。女性の美しさにたとえる場合が多いようです。

ということで今回は今(4月末)咲いているアヤメ科アヤメ属(多年草)の花を取り上げます。

見分け方の主なポイントは、花弁の根元の網目模様の有無と根元部分のです。

 

➀「アヤメ(菖蒲、文目、綾目)」(Iris sanguinea)

多年草(球根)花期:5~6月(青紫) 

山野の草地に生育。花弁の根元が白と黄色。外花被片に網目模様。葉は細長い。

②「カキツバタ(杜若、燕子花)」(Iris laevigata) 

日本、朝鮮半島~東シベリア 準絶滅危惧(NT)

多年草(球根)花期:5~6月(花色:青紫) 

水中や湿地に生育し、花弁の根元が白い。外花被片に網目模様はない。

シロバナカキツバタ(白花杜若)」 

③「ジャーマンアイリス」(Iris germanica)園芸品種

別名:ドイツアヤメ 多年草(根茎) 花期:4~5月(花色:紫、黄、白など)

乾いた場所に育つ。花弁のつけ根の近くにブラシのような毛。外花被片に網目模様はない。

④「キショウブ(黄菖蒲)」 (Iris pseudacorus) 西アジア~ヨーロッパ原産

多年草(球根) 花期:5月(花色:黄色) 

水辺や湿地、林縁に生育。外花被片の中央に茶色がかった模様。

⑤「ダッチアイリス’ブルー・ダイヤモンド」(Iris × hollandica)

オランダで生まれた園芸品種 ※ダッチはオランダのこと。

別名:オランダアヤメ 多年草(球根) 

花期:4~5月(花色:紫、青、黄色など)

乾いた場所に育つ。花弁の根元が黄色。外花被片に網目模様なし。

外側の花被片は垂れ下がり、内側の花被片は直立。

 

因みに「ハナショウブ(花菖蒲)」↑は、まだ咲いていませんが、湿地に育ち、花弁の根元が白と黄色で、外花被片に網目模様なしです。

また、「イチハツ(一初)」↑は、乾いた場所に育つ。花弁の根元にトサカ状の突起があり、外花被片に網目模様あります。花色は紫色で、外花被片は倒卵形で先が丸く、内花被片は小型でともに平開します。

 

 

 


春の花:アリウム・トリクエトルム

2021年04月27日 | 花さんぽ・花めぐり

’210415「アリウム・トリクエトルム」(Allium triquetrum) 地中海沿岸原産

別名:ミツカドネギ(三角葱) ヒガンバナ科(旧ユリ)科ネギ属の多年草(球根) 

花期:4〜5月。茎頂に散形花序を出し、花径1~2cmほどの釣鐘形の白い花を咲かせる。

花被片は6枚で、中央に緑の筋が入っています。

草丈:30~60cm。花茎には3稜があり、断面が三角形なので「三角葱」の名が付いた。

’210415 繁殖力が旺盛でオーストラリアや南北アメリカでは帰化しているそうです。