田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

夏~秋の花:マンデビラ ‘クライミング・サンパラソル・レッド’

2024年09月15日 | 花さんぽ・花めぐり

真っ赤な大輪の花をつける「マンデビラ ‘クライミング・サンパラソル・レッド’」(Mandevilla ‘Climbing Sun Parasol Red’)

単に「サンパラソル」と呼ぶことも。サントリーフラワーズ(株)の品種


キョウチクトウ科チリソケイ(マンデビラ)属の常緑つる性多年草 大輪系:つるの長さ3m前後

野生種はメキシコ~アルゼンチンに分布。

花期:5~10月。 花径:10~11cm、この他大輪系にはピーチオレンジ、ホワイトがあります。

また、中輪系にもパステルピンク、フリルレッド、パールホワイトがあります。

つる性のため緑のカーテンにネットやトレリスに絡ませるなどして利用します。

葉は硬めで鈍い光沢があり、特徴的なしわが入ります。


ポソクエリア・ラティフォリア

2024年09月14日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日の昼、フルハウスから帰ってきました。草刈り作業なのでクタクタです。

11日(水)の11時頃なって、重い腰をようやく上げ、出発しました。

到着後、栗の生育状況を確認したら、まだ成熟しておらず落果していませんでした。

熟して自然と地面に落ちたときが食べ頃なので来週も行くことになります。

今年初めて植えたサツマイモ’シルクスイート’は順調のようですが、柿は不作のようです。

'240905 つくば植物園

細くて長い花筒が美しい「ポソクエリア・ラティフォリア」(Posoqueria latifolia

強く甘く、香水のような香りがあります。

 アカネ科ポソクエリア属の常緑低木 メキシコ、ブラジル、西インド諸島

花期は春~夏とのことですがまだまだ蕾があります。

花筒は長さ10~15㎝ほどで、花径2.5㎝ほどの白花がやや反り返って咲きます。

葉は楕円形~広卵形 

果実は球形で緑色。直径5~6㎝ほどで、黄熟します。


秋の花:ツシマギボウシ&ナガサキギボウシ

2024年09月13日 | 花さんぽ・花めぐり

対馬の低地~山地の幾分湿り気のある林縁や崖上等に自生する「ツシマギボウシ(対馬擬宝珠)」(Hosta tsushimensis var. tsushimensis

クサスギカズラ科ギボウシ属の耐寒性多年草(宿根) 日本(対馬)固有種

草丈:15~75cm。花期:8~9月  長い花茎を伸ばし、総状花序つけ、漏斗型の花を咲かせる。

花色は基本は青紫色で濃淡があり、白花もあります。

'220928 果実は細長い朔果で3裂する。

’220413 新葉 葉は根元から長楕円形の葉柄が伸び、太い中央脈がある。

なお、園芸品種には春先に葉が黄色の黄金葉のものもあります。

また、本種の選抜種で花色がレモンイエローの’ミラクル・レモニー’(H. 'Miracle Lemony')があります。

まだ、お目にかかったことはありませんが、この品種は日本で作出された世界初の黄花系の品種とのことです。

 

ツシマギボウシの変種「ナガサキギボウシ(長崎擬宝珠)」(Hosta tsushimensis var. tibae)

林内のやや湿った岩上などに生育する多年草。9月に花穂を出し多数の薄紫色の花を咲かせます。

近年イノシシや鹿の食害と自生地が開発され るなどで数が減少し、あと200個体程度しか長崎市内には残っていないそうです。

日本(長崎市)固有種 絶滅危惧II類(VU)

長崎南高(長崎市)の科学部が「絶滅危惧種のナガサキギボウシを救いたい」との思いで、植物の組織を培養し、同一の遺伝子を持つ「クローン」を生成できる安価な簡易組織培養法を開発したそうです。

なお、ツシマギボウシの葉が長卵形~卵心形なのに対して、ナガサキギボウシは基部が葉柄にやや流れるのが特徴とのことですが、私には違いがよく判りません。


夏~秋の花:ウォーターミント

2024年09月12日 | 花さんぽ・花めぐり

ウォーターミント(Water mint)」(Mentha aquatica)の葉には芳香があり、触れると強いミントの香りがします。

和名:ヌマハッカ(沼薄荷)、ミズハッカ(水薄荷)

水辺や湿地に生えるシソ科:属の多年草で、ヨーロッパの温帯地域原産

 

花期:7~10月 淡紫色の花を頂上付近に輪生状につける。

草丈:60~90㎝。 シソ科特有の正方形の茎形。

葉は対生し、披針形もしくは長楕円形。葉縁には粗い鋸歯がある。茎や葉の縁に白毛がある。

なお、ペパーミント(セイヨウハッカ)は、本種とスペアミント(ミドリハッカ)の自然交配種。

ペパーミント(セイヨウハッカ)

スペアミント(ミドリハッカ)


ウェルウィッチア・ミラビリス

2024年09月11日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日も大谷君、マルチ安打で活躍し、46-47にしましたが、ドジャースは4-10で負けてしまいました。

アメリカ西海岸では先週後半から熱波に見舞われているそうです。

暑さのピークとなった6日(金)はロサンゼルスで44℃まで上昇。

9日(月)も40℃に達したそうです。因みに日本の最高気温は41.1℃。

'240905 つくば植物園

ウェルウィッチア・ミラビリス」(Welwitschia mirabilis)は、とてもユニーク(奇妙)な植物です。

和名:キソウテンガイ(奇想天外)、サバクオモト(砂漠万年青)

ウェルウィッチア(キソウテンガイ)科:属の唯一の種です。雌雄異株

ナミビアからアンゴラ南部にかけてのナミブ砂漠のみに自生します。

写真は開花中の雄花。下の方から順に咲いています。

開花には発芽後10年以上が必要と言われているが、10年経過しても開花するとは限らず、一度開花しても毎年咲くとは限らないそうです。

雌雄異株の裸子植物で終生2枚の葉だけを伸ばし続ける独特の性質を持ちます。

2枚の葉は1日あたり0.37 mmほど伸びるので、1年で135 mmくらい葉が伸びることになるそうです。

葉の生きた部分が2.5 mにも達する個体もあるそうですが、葉の先は徐々に枯れ縦に裂けます。

何年くらい生きているかは不明ですが、現地では2000年以上の株もあるそうです。