田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

つくば植物園の華花⑥

2021年02月28日 | 花さんぽ・花めぐり

明日から3月ですが、積み残しがたくさんあります。

2月に「つくば植物園」に咲いていた華花を数回に分けてUPします。

詳しい説明は省略します。

➀-1「ラペイロージア・シレノイデス」(Lapeirousia silenoides) 

➀-2 アヤメ科ラペイロ-ジア属 花期:2月~4月

 

②「ミスミソウ」の園芸品種(Hepatica cultivar) キンポウゲ科 常緑多年草

 

③-1「ミスミソウ(三角草)」(Hepatica nobilis var. japonica) 

③-2 キンポウゲ科 常緑多年草

 

④-1「ルリイロツルナス (瑠璃色蔓茄子)」 (Solanum seaforthianum)

④-2 ナス科 つる性常緑低木

 

⑤-1「ペラルゴニウム・フルギドゥム(Pelargonium fulgidum) 

⑤-2 フウロソウ科テンジクアオイ属 常緑低木

 

⑥-1「ペラルゴニウム・クラッシカウレ」(Pelargonium crassicaule) 

⑥-2 フウロソウ科ペラルゴニウム属 

 

⑦-1「フィロテカ・ディフォルミス’プロフュージョン’」(Philotheca difformis  ’Profusion’ )

⑦-2 ミカン科 常緑低木


アフェランドラ・シンクライリアナ

2021年02月27日 | 花さんぽ・花めぐり

アフェランドラ属は中南米を中心に約200種ほどあります。

その一つが「アフェランドラ・シンクライリアナ」(Aphelandra sinclairiana

キツネノマゴ科アフェランドラ(キンヨウボク)属の常緑小低木(樹高:1~3m)

中央アメリカ原産

オレンジ色の部分は苞で、その間から斜め上に突き出ているピンク色の部分が唇形の筒状花です。

花期:12月~3月。この木は2m超あると思います。

同じ仲間の「アフェランドラ・スクアロサ ‘ダニア’」(Aphelandra squarrosa cv. Dania)

濃緑色の葉の葉脈に沿って白色の筋が美しく入る園芸品種。ブラジル原産の常緑多年草

頂部に黄色い苞をつけ、その中から黄色い筒状の花が飛び出すように咲きます。


冬の花:アロエ・エクスケルサ

2021年02月26日 | 花さんぽ・花めぐり

’210220「アロエ・エクスケルサ」(Aloe excelsa) もうすぐ咲きます。

和名:「ハリセンニン(針仙人)

ワスレグサ科アロエ属の常緑低木(樹高:5~6m)

原産地:アフリカ南部 乾燥地に自生する多肉植物。

’210206(二週間前)

キダチアロエ」の仲間ですが、つくば植物園の「エクスケルサ」は3~4mほどもある大きな株↓です。

こちらの「アロエ・マルロチイ(鬼切丸)」↓と似ていて大型です。

マルチロイ」の方が刺々しい感じです。

 

小型株の花茎「左:エクスケルサ(花茎がトーチ状)」、「右:マルロチイ(花茎が水平に出る)」

花が咲けば一目瞭然ですが、開花していないと判りずらい。

<P.S.>

’210303 開花した「エクスケルサ」です。

 


つくば植物園の華花⑤:亜熱帯の花②

2021年02月25日 | 花さんぽ・花めぐり

続きです。

⑥'220105追録オオシロショウジョウバカマ(大白猩々袴)」(Heloniopsis leucantha)「絶滅危惧Ⅱ類 (VU)

日本の固有種で個体数がもともと少ない。特に徳之島では一つの個体群しか知られていない。 

'210220 花の終わりかけで、薄緑に変わった花

シュロソウ科ショウジョウバカマ属の多年草 琉球列島に分布  花期:3月~4月中旬

日本のショウジョウバカマ属の中では花序が最も大きい。

 

⑦「オキナワスミレ(沖縄菫)」(Viola utchinensis)「絶滅危惧ⅠB類(EN)

スミレ科スミレ属の多年草 沖縄本島の固有種。花期:2月~4月

沖縄島の限られた琉球石灰岩からなる海岸に生育。

 

➇「ギーマ」(Vaccinium wrightii

別名:「ヒメシャシャンボ(姫小小坊)」ツツジ科スノキ属の常緑低木(樹高1~3m)

琉球(奄美大島以南)、台湾に分布。花期:3月~4月。乾燥して明るい環境に生育。

果実(液果)は球形で径6~7mmで黒熟する。

 

⑨「トカラアジサイ(吐喝喇紫陽花)」(Hydrangea kawagoeana

アジサイ科アジサイ属の常緑低木(樹高:1~2m)。

トカラ列島、奄美大島の固有種。 花期:5月~6月

ヤクシマアジサイ(屋久島紫陽花)」に似るが、葉の柄がやや短く、葉身は厚い。渓流沿いのやや林内に生える。

 

⑩「ムニンシャシャンボ(無人小小ん坊)」(Vaccinium boninense

別名:「オガサワラシャシャンボ(小笠原小小坊)

ツツジ科スノキ属の常緑低木(樹高:1~2m)

明るい乾燥地に自生。小笠原諸島の固有種。絶滅危惧II類 (VU)

花期:1月~4月。花からはとても良い香りがします。

本州に自生する「シャシャンボ(小小ん坊)」↓と比べ花が大きい。

 

 


つくば植物園の華花④:亜熱帯の花①

2021年02月24日 | 花さんぽ・花めぐり

2月17日から「つくば植物園」の多目的温室で南西諸島や小笠原など亜熱帯に生息する植物の展示が再開されました。

そのなかから20日時点で開花していた植物です。

➀清楚な花「アマミセイシカ(奄美聖紫花)」(Rhododendron latoucheae  var.  amamiense

別名:「ヤエヤマセイシカ(八重山聖紫花)」 ツツジ科ツツジ属の常緑小高木(樹高:2~5m)

やや明るい渓流の岩場などに生育する。「絶滅危惧ⅠA類(CR)

花期:2~3月。白い五弁花で花冠の内面に淡黄緑色の斑点があり、枝先に1~4個の花をつける。

八重山に分布する「セイシカ」の変種とする分類見解もある。セイシカに比べ、葉先がとがり、花糸は無毛。

’210303 斑点が紅紫色なのでこちらの花は「セイシカ(聖紫花)」でしょうか?

②「アマミアセビ(奄美馬酔木)」(Pieris amamioshimensis)「絶滅危惧ⅠA類(CR)

ツツジ科アセビ属常緑低木(樹高:2~5m) 奄美大島の固有種 花期:2~3月

以前は沖縄本島にも分布する「リュウキュウアセビ」とされていたが、近年、新種と判明。

「アセビ」より花が大きく、美しい。

 

③「アカボシタツナミソウ(赤星立浪草)」(Scutellaria rubropunctata.

シソ科タツナミソウ属多年草(宿根草) 琉球列島の固有種 花期:3~5月

絶滅危惧植物に指定されていないが、花色や植物体の大きさに種間多様性があり、集団レベルの保全が必要とのこと。

 

④「アマミスミレ(奄美菫)」(Viola amamiana)「絶滅危惧ⅠA類(CR)

スミレ科スミレ属多年草 奄美大島の固有種 花期:4月末~5月

原生林の渓流沿いの苔むした岩場に生える。現在、島内でも自生地は一ヶ所のみ。

日本の「スミレ」の中で最も小さい(直径1cm)

 

⑤「アリサンバライチゴ(阿里山薔薇苺)」(Rubus cardotii

バラ科キイチゴ属常緑小低木 与那国島、台湾に分布。花期:1月~4月

オオバライチゴ」に似ているが、葉形が幅広いこと、葉の両面に毛が多いことで区別。

 

⑥「ヤナギニガナ(柳苦菜)」(Ixeris laevigata)「絶滅危惧Ⅱ類(VU)

キク科 多年草  湿った渓流沿いなどに生育。日本(九州~琉球列島)が北限