田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

夏の花:お辞儀草

2020年08月31日 | 花さんぽ・花めぐり

明日から九月。「夏の花」の最後はこの花にしました。

夏の花をご覧いただき、ありがとうございました<m(__)m>。

今年の夏は何だったのでしょうか?まだまだ続くようです。皆様、ご自愛ください。

明日からは「秋の花(実)」になります。

秋から咲く花は少ないので、春・夏から秋まで咲いている花などもUPします。

ブラジルを中心に熱帯アメリカ原産の多年草「オジギソウ(お辞儀草、含羞草)」(一年草扱い)

別名:ネムリグサ(眠り草)

草丈30~50㎝で、節のすぐ下と節間に一対の棘があります。

葉は互生し、2回羽状複葉。花期:7~10月。

花はポンポン(玉房)の様な球形の可愛らしいピンクの花が咲きます。

マメ科なので花後に剛毛の生えたサヤに入った種ができます。

手で触れたりすると刺激で葉が閉じて垂れ下がります。20分くらいで元に戻るそうです。

夜になる「ネムノキ」同様、触らなくても閉じます。

これは外敵から身を守る防衛本能のようです。

お辞儀をしているように見えることから「オジギソウ」と名が付きました。

 

余談ですが、玉房(たまぶさ)を ’ポンポン(pompon)’と呼びますが、

ポンポンはフランス語からきた外来語。英語では ’ボンボン’ とも呼ぶそうです。

ダリア・菊・デージーなどに「ポンポン咲き」というのがあります。


夏~秋の花(葉):猩々草

2020年08月30日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日、里帰り出産を終えた次女と孫が都内の自宅に帰りました。

賑やかで忙しい毎日。あっという間に過ぎ去った2か月でした。

母子共に元気で帰すことができ一安心です。

静寂の時が戻り、ババは孫が帰り寂しげです。

 

’050904 今回はトウダイグサ科の「ショウジョウソウ(猩々草)」です。

北アメリカ南部、中央アメリカなど熱帯各地に自生又は野生化する多年草(一年草扱い)

和名のショウジョウ(猩々)は、大酒飲みの赤い顔が特徴の、

中国の伝説上の動物である「猩猩」に似ていることから名付けられたそうです。

別名:クサショウジョウ(草猩々)サマーポインセチア

流通名:ユーフォルビア・サマーポインとも呼ばれます。

トウダイグサ科の植物に見られる特殊な※杯状花序で分枝した茎の先端に黄色い小さな花を多数つけます

  ※花軸と苞が、杯状(コップ状)になり、その内部に花を持つもの。

花期:7月~10月。密生した花序の下には苞葉が広がり、花期になると苞葉の基部が赤く色づきます。

花よりも緑のユニークな形をした葉と美しく鮮やかな橙色に色づく苞葉を観賞します。

遠くからでもよく目立ちます。

’041002 葉に白覆輪が入る品種 ’ヨコイ・ホワイト

葉は互生し、下部では披針形、上部ではバイオリン形になります。

 

同じトウダイグサ科の「ポインセチア」の和名も「ショウジョウボク(猩々木)」といいます。

こちらは樹高3~5mほどの常緑低木です。花期:12~2月

両者の違いは「ショウジョウボク」は苞葉全体が赤く色付き、「ショウジョウソウ」は苞葉の基部のみが赤くなることです。

 

 


夏の花:睡蓮木

2020年08月29日 | 花さんぽ・花めぐり

次女と孫が今日、里帰り出産を終え一ヶ月健診も済ませ、2か月ぶりに自宅に戻ります。

旦那君は仕事なのでじじばばが車で送って行きます。

寂しくもあり、これからどうなるのだろうかと心配もつきません。

長男のヤキモチが中々治まりません。このままだとこれからが大変。

長男は帰ったら、また保育園に通います。元の環境に戻って落ち着くといいのですが・・・・。

 

非耐寒性常緑低木の「スイレンボク(睡蓮木)」(シナノキ科) 原産地は南アフリカのインド洋側。

「スイレン」を小さくしたような花を咲かせることから名付けられました。

樹高は2~3mになるそうですが、鉢植えの盆栽仕立ての木しか見たことがありません。

花期は5~10月と長く、花径3~4cmほどと小さいが淡藤色の美しい花が咲きます。

花は10弁花に見えますが、花弁は5枚(短い方)、萼片が5枚(長い方、蕾の時は緑色)です。

花弁と萼片は長さが違うだけで全く同じに見えます。

盆栽では大変人気のある樹種で、春から夏にかけて花が咲く種類では、その美しい花から「藤」と人気を二分するそうです。

次の写真は「スイレン(睡蓮)」ですが、似ていますか?

 


夏の花:珊瑚花

2020年08月28日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日、市役所から「介護保険被保険者証」が届きました。

いよいよ前期高齢者の仲間入りです。

法律であなたは高齢者ですよ。と烙印を押され、少し複雑な気分です。

以前、毎日新聞に「還暦を迎えても、喜寿を迎えても、大先輩の両親が自分の前を元気に歩いているので、

その背を見ながら進めばいいのですから、親の長寿は本当にありがたい」との記事がありました。

本当にそうだと思います。義両親は二人とも92歳。コロナ禍で中々会いに行けないのが残念です。

 

今回は「サンゴバナ(珊瑚花)」。南米原産のキツネノマゴ科の非耐寒性常緑低木です。

別名:ジャコビニア・カルネア 

植物園(温室)に行くと必ずといってよいほどあるポピュラーな花です。

花の形がフラミンゴに似ている事から「フラミンゴ・プランツ」(英名)とも呼ばれています。

樹高は1.5m~2.0mぐらい。茎は角張り、葉は対生して長さ10~25cmで長楕円型です。

茎頂に長さ10~15cmになる密穂状花序をつけ、細い管状で濃桃色の花を咲かせます。

こちらは鮮やかなピンク色の花で、とても見栄えがします。(濃淡があるようです)

 

この花、似ていませんか? 最初はサンゴバナかと思いました。

名前は熱帯産(コスタリカなど)の「スクテラリア・コスタリカナ」(シソ科)

スクテラリア・コスタリカナ  'スカーレットハット’

「タツナミソウ」の仲間で非耐寒性の常緑亜低木。

鮮やかな緋桃色の花が放射状に咲いています。

これは白花ですが、黄色花もあるそうです。

花期は6~10月ですが、温室では周年開花します。

特徴は対生する葉の葉脈部がでこぼこしています。

 

 

 


夏の花:浜薊

2020年08月27日 | 花さんぽ・花めぐり

間もなく九月。三月から休止中のボランティア活動は未だ再開されません。

既に半年が経ちます。この間、出不精の私が、益々出不精になり、膝の痛みが日増しに酷くなっています。

就寝中に激痛で夜中に目が覚めることもあります。

どういう訳か階段の昇り降りや歩行時はあまり痛みを感じません。

何かの拍子にスイッチが入って激痛が走る。トホホ!です。

毎日、スクワットをやって筋力をつければ治るかもと頑張っていますが、効果は出ていません。

整形外科を受診するか? もう少し様子をみるか?思案中です。

 

ハマアザミ(浜薊)」は日本固有種で伊豆半島以西から九州まで分布する海岸植物。

別名を「ハマゴボウ(浜牛蒡)」ともいい、根をゴボウのように食用に、葉もお浸しにできます。

花期:8月~11月中旬。草丈は30~50㎝。

茎の先端に花径3cmほどの紅紫色の頭状花序をつけます。

日本には多くのアザミが分布しており、同定が難しい種です。

その中で厚みがあって、光沢もある葉なので比較的区別がつきやすいものの一つです。