分子栄養学講師の気ままなブログ

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続・発達障がいのわたしが仕事が続かない理由②

2017年12月03日 | 発達障害

前回、カフェ店員のアルバイトさえも辛いと感じる、わたしの体験談を少し書きました

 

あの当時は、誰でも出来そうなカフェ店員でさえ、嫌になって辞めてしまう自分が情けなくて、

家族や友人に、仕事、アルバイトを辞めるというのが恥ずかしくてみじめで、辛かったです

 

毎度毎度、仕事中に、思考が停止してパニックになっているわたし

涼しい顔をしていようとも、本当は必死で仕事をしていることを誰にも言えなかったし、自分でも、そんな風になってしまう自分のことがよく分かっていませんでした


自分が発達障害と知って、生きづらさを改善させるために色々と今は取り組んではいますが…

正直、生きづらさがだいぶ軽減してきた今のわたしですら、やっぱりそれらが出来るようになるとは思えませんし

そういった状況に置かれることは、わたしにとってはやっぱり地獄でしかないのです

 

もし仮に、わたしがこのカフェ店員というアルバイトを、

そこまでストレスを感じずに出来るようにするには、どうしたらいいのでしょうか?

 

同時並行処理が苦手な理由として、

前回も説明した、環境が左右するということと、視覚情報の発達というこの2点が少なからず影響しているとするならば、

その逆を設定してあげる必要があります

 

 わたしでもそこまで苦なく働ける職場を見つける、手掛かりになるかもしれません

凸凹障がいと言われる発達障害の人にとって、自分の身を置く環境と、そのための環境の設定はものすご~く重要なのです!!

 

前回も書きましたが、コーヒーを入れる…お皿に盛りつける…

わたしは、これら作業のひとつひとつが出来ないわけではないのです

そんなのは朝飯前です

 

けれど、ここに様々な状況が重なることで、途端に狂いだします

これが、環境が大きく左右する理由でもあります

 

では、わたしが動揺しないように、パニックにならないように、

カフェ店員の業務を落ち着いて出来る状況にするにはどうしたらいいのかと言いますと…

 

これらをクリアしている必要があります

 

わたしの目に新しい情報や動きが決して入らないよう、壁を作って、壁に向かってコーヒーを入れたりトーストを焼いたりすること(他人や外界の刺激をあまり受けない、もしくはそれらが入ってこない環境)
あとは、ひたすら同じオーダーサイクルであるということ(規則性)

さらに、焦らされて、自分のペースを決して乱されない環境(自分のペースで出来る)


たとえば、モーニングセットのAは、コーヒーとトーストとサラダのセットだとすると、わたしが作るのはひたすらAセットオンリーでなくてはダメ
ひたすらAセットなら、同じことをただ繰り返せばいいだけですから
自分で要領を掴めば、そこまで苦ではないはずです


しかし、これがもしAセットBセットCセットとあり、さらにそれがランダムに注文が入るとなると、

規則性に反するため、多大なストレスに晒され続けることになります



まだマシなのは、AからCセットと、たとえモーニングのセットが3種類もあったとしても、オーダーの入る順番が毎回Aセット1、次Bセット1、その次Cセット1 と…
延々このループでオーダーが入るなら、まだマシです



けれど、お客さんのオーダーなんて、ランダムに入るのが当たり前ですよね…



Aセット2、Cセット1、Aセット1、Bセット4…
こんな具合でオーダーがひっきりなしに続いているような状態になり、さらにそこにスピードを求められると、わたしの頭はもうついていけないのです


目の前のAセット2つを作らなければいけないのに、脳が焦ってBやCセットのことで頭がいっぱいになってしまう


そうなると、心ここにあらず…頭の中は思考がグルグル彷徨ったあげく真っ白に…

激しい動機と冷や汗、身体中が火照りだします

 

そして、それが表には決して出ないのもまた悲劇です

わたしのそういった動揺やパニックは、表にはあまり出ないため、他人は決して気が付かないだろうと思います

(ただし、わたしは自分がそうなだけに、他人がわたしと同じような症状を抱えていると、わたしは見抜くことが出来ます

わたしがそんなんになっていることは、誰にも分からないのです←これが良いんだか、悪いんだか…

 

可能な限りパニックと動揺を抑えるために、徹底的にわたしは業務で起こりそうなあらゆる想定を頭でイメージ!!

分からないことを払拭しておく必要があります

 

些細なことまでメモを取ったり、細かなところまで先輩に聞いたりするので、

「すっごく真面目だねとよく言われます…

 

真面目なんじゃなくて、可能な限りの不安を取り除いておかないと、パニックが大きくなってしまうから…

あらゆるパニック要素を取り除いておかないと…

そうしないと不安で不安で仕方がない

 

(みんなみたいに、ふつうに出来ないからだよ…)と、内心泣きたくなります

だから、「真面目だね」と言われるのが凄く嫌で、メモがびっしり書かれたメモ書きを誰かに見られるのもすごく恥ずかしいです

陰で隠れて必死で覚えるのは毎度のことです

 

落ち着いてゆっくりやれば出来るのに、
色々な情報がわたしの、視覚に入らないような状況なら、ちゃんと出来るのに、
おんなじことの繰り返し、ルーティンなら、ある程度パニックにならずに出来るのに、

 

そうでないと、いつも出来ることも出来なく…、(出来なくはない!)

ひたすらストレスが降りかかり、心と脳がめちゃめちゃ疲れる感じになります

 

悲しいことに、これらをクリアしているカフェ店員のアルバイトを探すのは、正直難しいというのが現実です

ある程度、その環境に慣れていく必要があります←それには認知行動療法が効果的です

 

発達障害のなかには、わたしのように症状が表には出づらいものも沢山あり、
また、環境の設定や些細な状況の変化でも、凹によるストレス度合いは大きく変わってきてしまいます


このことを分かって自分の身を置く環境を設定していかないと、本当に本当に辛く、悲しい人生になってしまいます

 

わたしのような、気づかれない、気づかれずらい発達障害の人場合の悲劇は、

出来ないくはない!ということです

 

しつこいですが、コーヒーも盛り付けも、朝飯前のようにきちんとわたし、出来ます

 

けれど、状況が変わることで、わたしの脳をパニックにさせるのです

それを防ぐために誰よりも真面目に必死に仕事を覚え、遂行しようと努力します

 

 わたしのパニックは表には出ないし、ひとつひとつの作業が決して出来ないわけではない

結果、周りからは評価され、期待され、さらに業務の負担が増えてしまう傾向があります

 

本当はストレスの限界…

もう無理なんですと、心が悲鳴を上げます

 

結果、辞めるという選択しか見つからなくなってしまいます

手を抜く、真面目にやり過ぎない、この微調整も、グレーゾーンな発達障害の人は物凄く苦手な人が多いです

 

こうして、仕事は何をしても、どこに行っても大抵続かない…なんてことになるのです

 自分の長所短所を知り環境をある程度自分に合わせて整えていくことは、生きづらさを軽減するうえで、とっても大切です

コメント (2)
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