(続き)
前回は、朝起きられない人の鉄不足との関係と、栄養療法だけをやっていればいいという訳ではない
ということを書きました
副腎皮質疲労症候群の人ともとなれば、当然朝起きられないでしょう…
栄養療法をやっている人が陥りがちなのが、栄養療法が万能だと思ってしまうところです
栄養療法だけやっていれば、元気で健康になれると思ってしまってはいけない
代謝障害を抱える生きづらい人たちは特に…!!
(はぁ、地球で生きるって本当に大変)
そうなると、いくらサプリメントを摂っても、食事に気を付けていても、
なんで自分の体調・メンタル状態はもっと良くなっていかないんだろう?
生活の質が改善していかないんだろう?
と、なってしまいます
大切なのは、複合アプローチ
だって、朝起きられない理由には、栄養素だけが関係している訳ではないからです
考えてみてもください
たとえば、毎朝寝坊して学校や仕事に遅刻
もしくは毎朝遅刻ギリギリで通勤通学というような生活をしている人でも、
休みの日の予定次第ではどうでしょう?
大好きなアーティストのコンサートの予定や
ディズニーランドに行く予定が入っていたり(←ミッキー?)
大好きな恋人や友人とデートの日が入っている日なんかには
たとえ睡眠時間が短かろうと、ウキウキワクワクして、パッとすぐに起きれてしまいませんか?
他にも、たとえば朝「本当に起きられない」と言っている人に、
明日の朝6時に〇〇に来ることが出来たら100万円あげるよ
と伝えたら、朝起きれないなんて言っていた人たちの半数は、早起きして100万円取りに来ることでしょう
学校や仕事の日、気の乗らない予定が入っている日は、朝起きるのが辛いもの
それに引き換え、楽しい予定や嬉しいご褒美が用意されている日は、興奮して早起きだって出来てしまうものなんです
逆に、どんなに心躍る予定や魅力的なご褒美が待っているのにも関わらず、それでも朝本当に起きれないという人は、
”身体”に問題があると考えた方がよいかもしれません
身体作りの強化を先に(もしくは同時に)するべきだし、栄養療法を用いたアプローチ法を重視しましょう
そんな風にして、複合アプローチをしながらも、自分の健康状態を測る一種のバロメーターにもなります
楽しみな予定があるのに、朝怠くてなかなか起きれなかった日は、(←睡眠時間はいつもと同じなのに)
わたしは前日の食事内容や、夕食の時間、就寝前の過ごし方などを思い返して、出来るだけ原因を探すようにしています
そうすることで、朝起きられないことの要因となっていそうなものを洗い出し、ひとつひとつ排除して、目覚めのよい朝を迎えらえるように微調整を心掛けています
前置きだけで長くなってしまいました
そんなわけで、今日は栄養療法だけに限らない!頼らない!!
応用行動分析学的な早起きの習慣を身に付けるアプローチ法をご紹介したいと思います
- 楽しい予定が入っている日は問題なく起きられるのに、毎朝となるとそうもいかないという人
- 朝寝坊が常な人
そんな、早起きが苦手な人には必見かもしれません
今回登場した”応用行動分析学”という聞きなれない言葉
それが何かというのは、長くなってしまうので今回は説明しません
興味のある方は楽しい学問なので是非自分で調べてみてください(過去記事でもいくつか書いています~)
『朝起きられないのはだらしがないからだ』とかは、一切言わないのが行動分析学という学問の特徴です
心を扱わない、扱うのは行動のみ
そして、その行動をすることの裏には、必ず理由がある!!
だから、それらを入れ替えて、良い行動が引き起こされるようにしてしまうというのが基本です
では早速、行動分析学的な早起きアプローチの方法をいくつかご紹介…、と思ったのですが
長くなってしまったので続きは次回