分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
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栄養不足と乳がんとPMSと…

2020年02月29日 | 身体・健康

前回は、ASTALTが1桁はヤバイということが分かったと思いますが

 

なぜ、ASTとALTが1桁だと、

COMT酵素が働けていないなと、分かってしまうのか…??

 

という事について

 

 

COMT酵素は遺伝子をもとに体内で作られるタンパク質ですが

(これが分かると、酵素飲料というのがいかに詐欺かが分かる・笑)

 

COMTは主にビタミンB6がセットで働くため、

ビタミンB6が不足しているとCOMT酵素も正しく働けない仕組みです

 

 

そして、AST ALTは

ビタミンB6不足の指標でもあるんです

 

栄養療法的には、

低い場合は栄養不足・タンパク質不足を意味していますが、

このALTとASTはアミノ基転移酵素と呼ばれ、COMTに同じくしてこれまた酵素なのです

 

 

そして、これまたまたCOMT酵素と同じくビタミンB6とセットで働く酵素なのです

 

 

つまり、ASTとASTが1桁と低すぎる場合は、

ビタミンB6欠乏によってこのアミノ基転移酵素(AST・ALT)が働けていないか、

そもそもタンパク質不足で酵素を作れていないか…

 

と、考えることが出来るわけです

 

 

であるならば

 

同じくCOMT酵素も上手く働けていないに決まってい

と想像がつくわけですね…

 

 

COMT酵素もアミノ基転移酵素も、どちらもタンパク質ですし、

セットで働くビタミンは主にビタミンB6だからです

 

 

ASTとALTが1桁の数値を打ち出しているのに、

COMT酵素はバリバリ働けているとは考えにくいのです

 

 

COMT酵素やASTALTに限らず、

ビタミンB6とセットで働く酵素全般の機能が低下してしまうと推測出来ますし、

 

そもそも酵素を作るタンパク質が不足していたらお話になりません

 

 

月経症状がひどいという方で、

ASTとALTが1桁だった場合は、

 

タンパク質やビタミンB6をはじめとする栄養素の不足が起きている可能性が高く

食生活や生活習慣を変えることによって改善の余地ありなのです


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