分子栄養学講師の気ままなブログ

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肝機能から見るウイルス・細菌感染

2020年05月02日 | 身体・健康

体内の天然の抗菌・抗ウイルス作用とも言える、【胃酸ついて

このところ書いてきましたが😁

 

今日は胆汁についてです🙌

 

胃が痛いとか、胃もたれとか

逆流性食道炎とか

 

胃酸過多や不足による症状諸々を訴える人は多いことからも

胃酸については比較的皆さんご存知のはず

 

一方で、見落とされがちなのが胆汁

 

わたしは栄養療法を知るまで、

胃酸はなんとなく知ってはいても、胆汁なんて気にも留めたことなかったです

どんな働きをしているのかはもとより、

 

何ですかそれ??

 

って感じでした

 

 

胆汁は脂・油の消化吸収に関係するリパーゼの働きを助けるらしく、

 

例えば、脂っこい食べ物を食べるときに消化を助けるリパーゼなどの消化酵素をサプリなどで補っても

体内の胆汁がうまく作用していないと効果があまり得られない

なんてことになってしまいます

 

完全に見落とていた胆汁…

大層な仕事をしている成分だったわけです

 

油の消化吸収に関係する胆汁ですが、

以前から書いたきたように

胃酸と同じように抗菌・抗ウイルス作用も持ち、

胆汁には小腸内の菌を殺菌する作用があると言われています

 

食べ物と一緒に入ってきてしまったウイルスや細菌を、

胆汁が殺菌してくれるという有り難い体内の防衛機能と言えますね

 

 

胆汁が不足していたり、

何らかの原因で胆汁がうっ滞していると

(胆汁は腸と肝臓を行ったり来たりする循環サイクルになっているが、その流れが悪い)

 

小腸内で菌が増えてしまい、

SIBOの原因になったりすることがあるそうです

 

胆汁不足で殺菌されないから、

沢山の菌が増えすぎてしまい、それらの菌がウハウハになって(笑)

腸内発酵してガスを出し、お腹がパンパンになったりするわけですね…

 

食物繊維でお腹の調子が良くなる人が一方で、

逆にガスが溜まったりお腹が張ってしまう人

(わたしもこのSIBO傾向が昔から強いです…

 

そんな人は大腸はもとより、

小腸内などでも菌が異常に繁殖してしまい、

さらに菌のエサになる食物繊維などが入ってくることで過剰に発酵してしまっている

なんてことが起きている可能性あります

 

体内の抗菌・抗ウイルス作用のある胆汁がしっかり出ていることは

腸内環境悪化にも関係するため、結構重要なわけです

 

 

胆汁は肝臓で作られるため、

アルコールや糖質による脂肪肝がある

胆汁の流れを悪くする胆石があるなど、

 

肝機能や胆汁のリサイクル(腸と肝臓の循環)に問題がある人は

ちょっと注意が必要と言えそうです🙄🙌

 

余計な菌やウイルスを体内から抹消するためにも

胃酸フォローと同時に胆汁も見落とさず…

肝機能も要チェックです

 


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