前回は、わたしのだらしない子ども時代の記憶を書きました
(前回からの続きです)
今になって思い返せばどうってことないような出来事を、かなり深刻に悩んでいた当時のわたしを、なんとも馬鹿らしく(いや、かわいそう)と思った次第です
大人になって、時間が経過した今だからこそ
(あぁ、なんともくだらないことで大真面目に悩んでいたなぁ、なんてことはない、小さなことだったではないか)
と、分かること…
ん??
いや、ちょっと待ってよ?
あの時…、当時の自分に、《そんな小さなことにクヨクヨするんじゃあないよ~》っと突っ込んであげたい
と、そうは言ってみたけれど、それって今はどうだろうか??
今もわたしは、幼い頃にしていた事と同じような事をしてしまっているのではなかろうか??
例えば、
◆仕事に向かう最中の電車の中、思わぬトラブルが車内で発生したらしく、遅延のアナウンス
発車見込みが全くない
遅刻しそうになったら電話1本会社にいれて、”遅れます” それでいいのだ
◆仕事中、わたしの発注したした商品が”届かない”と、お客さんからクレームの電話が現場から入った
どうやら、わたしか、または発注先のメーカーかのどちらかが、やらかしてしまったらしい
お客さんは激怒
それは確かに申し訳ない…
けれど、わたしはロボットではない
人間だ
誰だって、一度や二度、仕事でミスをしてしまうことはある
こんな光景はそれほど珍しいことか?
数年会社に勤めたことがある人ならば、他の人がやらかした現場を数回は見てきたはずだ
仕事でミスをしてしまったら、”すみません、今後気を付けます” この一言を取り敢えず言っておけば、それでいいのだ
それなのに、わたしはさも重要な出来事が自分の身に降りかかり、大層な出来事が起きたように錯覚し、深刻になる
こんな単純な事を言うのにもためらい、躊躇してしまい、クヨクヨしたりして、相当に落ちこむのだ
こんな修羅場をいくつも体験経験し、乗り越えてきた(←わたしは修羅場だと思っているが、実際修羅場でもなんでもないところが笑える…)
そんな修羅場を乗り越えてきたが(私的には修羅場)、今はその出来事はどうってことない過去の出来事で、今のわたしの人生にそれほど影響を及ばしてなどはいない
これはわたしの癖なのだ
ただの、悪い癖なのだ
わたしが、重大なことが起きてしまった!と、そう感じたその大半が、実はどれも大したことではない、悩むに値しないことだったりもする
そんなことの方が実は物凄く多い
それにようやく気が付けたのは、本当にごく最近の話
なんとも無駄に悩む時間を割いてきたものだとつくづく思う…
皆さんはどうだろう?
わたしのように、些細なことで過度に深刻壁になり、それをいちいち気にしたりして、大袈裟に捉えている癖はないだろうか?
本当は、どうってことない小さなことなのに、大きな出来事のように感じてクヨクヨ悩んではいないだろうか?
前回の冒頭で紹介した、小さなことにクヨクヨするな!
という、この本なのだけれど
もし、この本が大ヒットした当時のわたしがもう少し大人だったら、あの時に手にとって、この本を開いていただろうか?
残念ながら、その答えは”NO”だ…
この本を絶対に手に取らないであろう自信がある
なぜなら、悩んでいる本人は、その出来事が小さなことだとは微塵も思っていない
とてつもなく大きなことが起きたと思って、クヨクヨウジウジ悩んでいるのだから、本の題名、タイトルからして当事者たちの心には届かない
という事になってしまう
当事者目線では、小さなことではない!大きなことなのだ!!
わたしは小さなことではクヨクヨしない、わたしはとてつもない大きなことで悩んでいるのだから
と、みんなそう思っている
この本を手にとった人は、ある意味自分の深刻壁を些細なこと、小さなこと、と、自覚できる救いようのある人たち
そうではない、わたしのような人物だっているはい、わたし…。
だから、まずは当の本人に、
あなたの悩んでいるその大きな出来事が、本当は悩むに値しないほどの、小さな出来事なのかもしれないよ?
ということに、まずは気付いてもらうことが先決だったりする
本当は大したことではない小さな出来事にクヨクヨして、無駄に悩みを膨れ上がらせてしまっている人は要注意
皆さんは心当たりはないだろうか?
大丈夫ですか??
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