新・エンゲル係数

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田村宜(のぶ)役の吉岡里帆(23才)

2016年03月07日 | 気になるネタ

週間視聴率は23%~24%を推移し、後編も絶好調のNHK連続テレビ小説『あさが来た』。その中で、2月から新たに登場した千代の親友、田村宜(のぶ)役の吉岡里帆(23才)が「可愛いすぎる」といきなり人気を集めている。

 グラビアも飾っている吉岡は男性ファンも多く、放送前からネット上では吉岡の登場を心待ちにする声があった。吉岡は丸メガネをかけ、無愛想だが勉強熱心で、ちょっと変わっている女学生役を好演。その美少女ぶりと存在感のあるキャラクターから、ツイッターでは、

「この方、近い将来どエライ事になりそうな予感」
「有村架純ちゃんの出世パターンもあるかも」
「田村宜役の吉岡里帆という娘が可愛いすぎる!こんな可愛い娘がいたとは、まったく知らなんだ。この娘は要注目だわ」
「あさが来たの推しは田村のぶちゃん。間違いない」

 などと大きな注目を集めている。テレビ解説者の木村隆志さんはこう語る。

「これまで多くの人気キャラクターを生み出した『あさが来た』で、最後のブレイク候補が出てきた感じですね。他の出演者と違い、まだ露出が少なく未知の存在なので、業界の注目度はダントツです」

 色白美肌でナチュラルな美貌から“ポスト新垣結衣”の声もあり、朝ドラ出演を機にブレイクは必至。そんな吉岡の魅力について、木村さんはこう分析する。

「吉岡さんは、老若男女に受けるタイプのルックス。清楚に見せようと演じている若手女優が多い中、彼女は生来の透明感と清潔感を兼ね備えています。“何色にも染まれる”という無垢なイメージは、若手女優にとって大きな武器。かつての宮崎あおいさんもそうでしたが、色がついていないからこそ、『役』を見てもらいやすいとも言えます。清楚でありながら、グラビアでは大人の色気も出せる二面性があり、去年の映画『幕が上がる』で演じたメガネッ子のような役もできるし、いろいろな引き出しを持っていそうな女優さんです」(木村さん、以下「」内同)

 あさの右腕となる役どころから登場シーンは増えてきたが、ものの2分という初登場シーンですでに、宜は鮮烈な印象を残した。

「千代とのパートでは、宜ちゃんが全部持っていきましたね。かわいげのないガリ勉の役なのに、“ヘンだけど、なんかかわいいな”と魅力を感じた人は多かったのではないでしょうか。一瞬で視聴者の心を掴んだところに女優としての勘の良さを感じますし、まっすぐな瞳や歯切れのいい台詞回しで、あさに心酔する女性をしっかり演じています。コミカルな役ですが、決してやりすぎないのも彼女の魅力。何気ない仕草にも、日頃よく人間観察しているんだろうなと思わせる自然な説得力があります。さすが太秦生まれというだけあって、グラビアをやる美少女系というだけではない、女優としての素地があるんでしょうね」

 デビューは2013年で、5本の映画に出演。民放ドラマのレギュラー出演はまだなく芸歴は浅いが、京都の太秦で育ち、幼い頃から演技を見て自然と培ってきた役者としての勘や、高校時代から養成所で演劇を学び、観客の心を掴む瞬発力や表現力を磨いてきたのでは、と木村さんは見ている。

「本当に演じることが大好きなんだなと、見ているこちらが応援したくなる魅力がある女優さんですね。その意味でも老若男女が見るNHK向きの女優さん。男女年齢を問わず応援したくなる感じの良さは、『あまちゃん』で全国区になった有村架純さんにも似ています。でも、ふたりとも芯が強くて、芝居に対するモチベーションがすごく高い。ヒロインのオーディションに落ちて脇役で出演という共通点もそうですし、朝ドラ出身という意味では、これから“第2の有村架純”として続く可能性を秘めています」

 有村が『あまちゃん』を機にブレイクしたように、主演よりも脇役からブレイクする面白さが朝ドラにはある。

「吉岡さんは、昨年の『美女と男子』(NHK)にもちょっと変わったアイドル役で出ていますし、NHKに気に入られているのはまず間違いないでしょう。『まれ』の土屋太鳳さんや『とと姉ちゃん』の高畑充希さんのように、NHKは続けて起用する傾向がありますから、彼女も今後、朝ドラの主役になる可能性は十分あると思います。順調に演技経験を重ねているので、ここ1、2年で連ドラ主演にまで登り詰めるかもしれません。

 今回はメガネが印象的な役なので、今後はメガネを取ったときの役で『あの子こんなにかわいかったんだ』とまた話題になるのでは。美少女で、脱いだらグラマラスで、太秦撮影所の近隣出身という物語性もあるし、地道に下積みを重ねているし、芸能界屈指の猫好きという今どきのキャラなど、製作側が使いたくなる要素をたくさん持っているので、これから露出はグッと増えると思います」

 最終話まであと1か月。展開のカギを握るキャストのひとりであることは間違いない。


一部で偽物が横行か?

2016年03月07日 | おいしんぼうネタ

健康や美容に効果があるとされ、料理にも多用されるオリーブオイル。その中でも最高品質をうたうエキストラバージン・オリーブオイルの海外ブランドの一部で偽物が横行しているという。腐ったオリーブから搾油するケースもあるといい、「海外ブランドの多くは欠陥品」との驚くべき証言も。背景には、流通前に実施される検査の“機能不全”が指摘される。

 イタリアの主要紙「コリエレ・デラ・セラ」は昨年11月、普通のオリーブオイルを高額で取引される「エキストラバージン・オリーブオイル」と偽って販売した疑いがあるとして、同国の捜査当局が、国内の食品メーカーなど約10社を捜査していると報じた。世界的な有名メーカーも捜査対象となっているという。

 遠い出来事に感じるかもしれないが、日本は多くをイタリアなどからの輸入に頼っている。業界事情に詳しい日本オリーブオイルソムリエ協会の多田俊哉理事長は「日本で販売されている海外ブランドの多くは欠陥品とみられる。問題は深刻だ」と警鐘を鳴らす。

 多田氏によると、オイルの品質を保つ上で生命線といえるのが鮮度。オリーブは収穫してすぐ搾らなければ腐るが「数日間貯蔵し、酸化や発酵してカビが生えたものが搾油されているケースは珍しくない」という。

 本物ならコレステロールのバランスを良好に保ち、心筋梗塞の予防などにも効果があるとされるが、偽装品なら健康被害を起こす可能性もある。

 なぜこのような状態が生まれているのか。多田氏は市場流通前に実施される検査の“機能不全”を指摘する。

 エキストラバージン・オリーブオイルが市場流通するに当たって行われる検査は「化学検査」と人が風味分析する「官能検査」(味覚検査)の2種類。いずれも国際オリーブ理事会が定める品質規格をクリアする必要がある。

 だが、同会はオリーブの生産国で組織され、品質認証にあたっては生産国以外の第三者のチェックは行われない。「自分たちが作ったものの善し悪しを自分たちで判断している。チェック機能が働いているかは疑わしく、多少欠陥があっても『エキストラ』と偽って売っている」と多田氏。

 そもそもエキストラバージン・オリーブオイルは、一番搾りのオイルで酸度0・8%以下、その他さまざまな化学分析に合格するほか、風味上の欠陥がゼロのものにだけ与えられる称号。生産段階でも採れるのはわずかだが、多田氏らの調査では明らかに欠陥品と分かる商品が簡単に見つかるといい、「国内には欠陥を見抜く高い技能を持ったバイヤーは少ない。品質を分かっていない納入業者の言葉をうのみにして仕入れてしまっているようだ」(多田氏)。

 「オリーブの生産地は反社会的勢力の勢力図とピタリと重なる。検査サイドだけでなく、役人も賄賂をつかまされ、厳格であるべき検査が形骸化している」(別の業界関係者)と“黒い影”の影響を指摘する声もある。

 では、購入する際、どのような防衛策を講じればいいのか。多田氏はこう語る。

 「大容量の容器で数百円など安価で売られているものは『エキストラ』の表示があっても、注意する必要がある。良質なオイルの平均的な国内価格は500ミリリットルで3000円から5000円くらいだ。丁寧な仕事で極めて優秀な商品を作っているところはもちろんあるので、ワインを買うとき銘柄を見て選ぶように、オリーブオイルも銘柄で選ぶという意識を持つことも大事だ」

 多田氏らはオリーブオイルソムリエの養成のほか、世界中のオリーブオイルを集めたコンテストを毎年実施しており、本物を知り、優秀な銘柄を知る機会にもなりそう。

 偽物を見抜くには自らの目を養う必要もありそうだ。