非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

カウンターポイズ実験<03>

2012-04-15 11:19:17 | 接地/カウンターポイズ

おはようございます。

今日は実験の3パターン目の結果を報告します。

実験<03>は、カウンターポイズ線のみをベランダ床面にランダムに展開するというものです。今回、この実験をするまで私が使用していた形態です。

そのままですと非常に見栄えが悪いので、普段は人工芝で隠してあります。

ランダムに展開している写真は撮影していませんが、実験<01>や<02>の写真でアルミ板が無い状態です。ちなみに人工芝で覆いをすると下の写真のようになります。

Imgp1119

実験結果ですが、以下のようになりました。

  3.52MHz  1.2

  7.05MHz     1.3

10.12MHz     1.4

21.20MHz     1.2

そして<01>や<02>のようなVSWRのふらつき(不安定)はありませんこのパターンは3か月前に今のアンテナを使い始めてから採用している形態で、元々は数本だったカウンターポイズを徐々に増やていったら今のようになったものです。

この<03>パターンは安定はしていますが、やはり10MHzに1.4という数値が観測されている以上、ちょっと納得できませんでした。土日となればこの<03>形態でも10MHz帯では国内の移動局が20dBオーバーで所狭しと強力に入感してくれますし、理論上は送信電力ロスも僅かかもしれません。しかしどうせやるなら限りなく1:1に近づけたいなと。

私が当初、このランダム展開にしたのは、狭い場所であれば直線展開よりもランダムに展開した方が能率が良いという記事を読んでからなのですが、直線展開や直線状での折り返し展開とランダム展開の差も身をもって体験してみたかったという思いもありました。

そんなわけで今回の一連の実験では、直線状(ベランダが狭いので折り返しにはなっていますが)のパターンも実験していますので、後々紹介させてください。

とにもかくにも、今回の<03>は「カウンターポイズ線+アルミ板の併用」の時のような不安定さはなく安定的に上記のVSWR値が出ていました。

それと・・・アルミ板のみの実験ももちろんやっておりますので、こちらの方も後日紹介させてください。

今からランニングタイムです。7~14MHzが盛況のようなので無線機の前にもいたいような気がしますが


9M0Lとパイルアップ

2012-04-14 10:05:39 | DXCC/DX QSO
おはようございます。

今朝は先日逃したDXペディション局の9M0Lに、10MHzで拾ってもらうことができました。

先日はまさに9M0Lがペディション運用を開始した直後で、パイルアップに参戦するもまったく歯が立たない状態でした。

怒涛のパイルアップとでもいうのでしょうか(笑)

今日もJAからのかなりのパイルアップになっていましたが、先日ほどではなかったために私の電波も拾ってもらえたのかななどと

思っています。

日本にもまだこんなにアマチュア無線家がいて、CW好きの方が多いんだなと嬉しくなりました。


いつも思うのですがパイルアップを裁くオペレータの方はすごいなと・・・・

私は無線機の上に20インチのディスプレイを置いてHAMLOGを使っています。

相手局のコールサインは筆記せず、キーボードを使って受信と同時にHAMLOGに入力していますが、手際よくパイルを裁くこと

が出来ませんし、だいいちパイルアップといっても1時間に50~60局の低いレベルです。

同時に4~5局に呼ばれたら飽和状態(笑)

優れたCWオペレータのような集中力、送受信能力、その他の技量は本当に見ていて気持ちがいいですね。

CWの運用というのは無線工学の域を超えて、体力や知力等も動員するところに奥の深さを感じます。

無線は楽しいですね。

(追) カウンターポイズ実験<03>は明日アップする予定ですので、暇つぶしに読んでやってください。











モービルホイップ使用開始からの運用実績

2012-04-12 13:12:52 | SD-330

ベランダモービルホイップを使い始めてから今日でちょうど3ヶ月が経ちました。

私はどちらかといいますとガンガンと局数を稼ぐよりはラグチューの方が好きですので、交信局数にこだわるということもないのですが(という割には結構な交信局数かな)、ベランダモービルホイップのアパマンでもこれくらいはアマチュア無線を楽しめるというような参考にしてもらいたくて交信件数をアップしてみたいと思います。

2012/1/13~4/12 

 <国内>

   323局(マルチバンド・マルチモード)

   3.5→  19局

    7  →  32局

    10 → 247局

    18 →   1局(8J1JARL)

    21 →  24局

 

  <海外>

   43カントリー(マルチバンド・マルチモード)

  (バンド別)

     マルチバンド同一カントリーがありますので、交信局数とカントリー数は若干異なります。

   3.5→  3局

    7  → 10局

    10 →  9局

    14→   3局

    18 →  1局

    21 → 19局

      夜通し起きて頑張ればもっと増えるかも?

      3.5を除いて、東南アジア、ヨーロッパ、南北アメリカ等、まんべんなく交信できていますが、アフリカがゼロです。

      普通の時間帯に無線をやっていますので、やはり深夜に頑張らなければかな?

 


カウンターポイズ実験<02>

2012-04-12 09:25:18 | 接地/カウンターポイズ

おはようございます。今日は休みですので朝からランニングをして先ほど戻ってまいりました。だいぶ春らしくなりました。

今日はカウンターポイズ実験<02>の結果をアップします。今回の実験は<01>と似ているのですが、カウンターポイズ線とアルミ板の位置が逆になります。カウンターポイズ線の上にアルミ板が覆いかぶさるというものです。

Imgp1123

VSWRについては、 

 3.52MHz: 1.45

 7.05MHz: 1.3

10.12MHz:  1.45

21.20MHz: 1.2

 このような結果となりました。

  パターン<01>とほぼ同じような結果で、3.5MHzが更に悪くなりました。こちらの場合もVSWRが不安定(良くなったり悪くなったり)とうのが特徴的でした。

  パターン<01>、<02>ともカウンターポイズ線とアルミ板の併用は相互干渉があるのか、VSWRを最後の最後まで追い込めない感じとVSWRの不安定さがありました。我が家のベランダでは線と板の併用はNGでした。確かにアンテナの一部(ラジアル)に金属の板がくっついている訳ですので・・・・・ 

 今日は愛用のSD-330を使用してちょうど3ヶ月を迎えますので、時間がありましたらこの3ヶ月間の運用実績をまとめてみたいと思います。


【再掲載】カウンターポイズ実験<01>

2012-04-10 14:55:56 | 接地/カウンターポイズ

昨日はパターン<01>と<02>がごちゃごちゃになった記事を掲載してしまいまして、失礼致しました。

パターン<01>を訂正し、再掲載させて頂きます。

パターン01は、ベランダとの導通を保ったまま、アルミ板(金網)を床面に敷いて(このアルミ板もアンテナグランド側と導通あり)、その上にカウンターポイズ線をランダム(ぐちゃぐちゃに)に展開するというものです。

カウンターポイズ線は10m長(太さは1sq程度)を25本使用しました。

実験の様子は写真のとおりです。

Imgp1121_5

VSWRについては、 

 3.52MHz: 1.3

 7.05MHz: 1.3

10.12MHz: 1.45

21.20MHz: 1.2

 このような結果となりました。

  一見すると比較的良いように見えますが、非常に不安定でした。

 上のVSWRはデータを取った時点での数値でして、結構変動が大きかったです。金網とアルミ板が悪さをしているのでしょう。それと10MHzの値がちょっと宜しくないですね。

 数ヶ月使って何となく思うところなのですが・・・・SD-330はいかにVSWRを小さくするかで送受信性能が大きく異なってくるようです。どんなアンテナでもVSWRを追い込むのは当たり前の話かと思いますが(もちろんそれだけではなく、リアクタンス成分のキャンセル等々色々ありますが)、SD-330は例えばVSWR1.2と1.3、1.3と1.5といった見かけ上の僅差でも、性能上は大差となるような印象を受けています。これはあくまでも私自身の体感ですが・・・・

 10MHzでレポートを頂いたことがあるのですが、VSWR1.2で59の信号が1.4では57まで低下します。(これはSD-330の見かけ上の特徴で、1.2も1.4も普通は一緒です) SD-330はスイッチ操作により電動モーターでコイルを上下させて同調をとりますが、スイッチ操作の一瞬の押下でVSWRが大きく変動します。これは使ったことのある方でしたらご存知かと思いますが、指先の微妙なタッチで同調周波数が変化してしまいます。(私は同調周波数に追い込む最後の最後は、指先でスイッチを一瞬叩くような感じです) いかにしてVSWRを低下させるかが重要だと思いますが、まさに人力と機械の共同作業です。

 ちなみに例えば一旦目的の周波数に同調させてしまえば、俗に言われている許容範囲であるVSWR1.5や2.0以内の範囲は、どれくらい確保できるのかも調べてみました。

  (7MHzの例です。同調周波数7.100MHz。出力50W。VSWR1.2~1.3)

   VSWR1.5以内: 7.030~7.190MHz

   VSWR2.0以内: 不明 (バンド全域)

       3.5MHzはこんな訳にはいきません(笑) これはまた別途計測してアップします。

 エレメントを付属のものから2.5m長に改造していることもあって、帯域は非常に広く取れます。無線機への負担ということを考えれば安心です。しかし、Hi-Qアンテナということを考えれば、いかにVSWRと格闘するかが勝負の分かれ目だと思います。

 今回のパターン01のカウウンターポイズ+アルミ板(金網)はVSWRのふらつきが大きく、実用上は問題があると判断いたしました。 見た目のグランド面が大きければ、それでいいというものでもないということでしょうか。