それと移動運用にも出かけたくなってきます。 数年前に手に入れたUPS用バッテリーを物入れの奥から引っ張り出して、充電を始めました。こいつは12V、12Ah/20HRと、QRP移動運用にはおつりが来るくらいの代物です。
10W以下用のマニュアルアンテナチューナーも出回っていますので、以前から所有しているクラニシの人工グランドをラジアルチューナーとして働かせて、マニュアルチューナーと組み合わせて移動運用に出かけようかと目論んでいます。人工グランドもこのような使い方をすればかなり活躍してくれそうです。
先ほど10MHzで10キロ先くらいの局が出ていましたので、SD-330のエレメントの先端に1.5mの軽いワイヤーを延長して、2.5mの改造エレメントと聞き比べてみました。リグのアッテネーターは効かせず(もちろんプリもOFF)比較してみましたが、目に見えた差はありませんでした。
従来から使用している改造エレメント(2.5m)で+20dB、ワイヤー延長(トータル4m)では何となく+22dBくらい?といった感じ。もともと付属の1.3m程度のエレメントとの差は歴然ですが、今回の延長はそれほど劇的なものではありませんでした。
また時間のあるときに3.5や7MHzでも実験してみようと思います。
ちなみに現在の2.5mの改造エレメントでの同調範囲は、2.7~22MHzです。
1.9MHzへの路はまだまだ遠いですね
おはようございます。
今朝は早起きして3.5MHzをワッチしていましたが、私のモービルホイップにはUA9しか聞こえませんでした。
そこで気を取り直して7と10MHzへ。RN4、R3、ON、CXとQSO出来ました。こんな短いアンテナで世界中に電波が飛んでくれるので本当にありがたいです。
さて、今回のカウンターポイズ実験ですが、前にも書きましたように難しい話は出来ませんので、あくまでも”こうやったらどうなった”風の報告とさせていただきます。
前半はカウンターポイズやベランダアースがVSWRにどのように影響するか、後半はちょっと時間がかかるかもしれませんが、最も上手くいった接地形態でどの程度のアパマン運用ができるかといった運用レポートを書いてみたいと思います。
今回実験したパターンは、全部で15パターンです。
各々を紹介する前に、どのようなパターンをとったかを説明します。
実験場所: 自宅ベランダ(1×5m) 5/5階(約15m)
アンテナ: モービルホイップ(SD-330 改造エレメント2.5mを接続) アルミ製ベランダに取り付け
測定周波数: 3.5 7 10 21MHz
ベランダ: アルミ製(建物鉄筋との導通なし) 隣家と合わせて10m長のベランダ
目標VSWR: 1.2以下
測定点: 無線機横(アンテナ直下ができずにすみません)
同軸: 5D-SFA×4m
使用線材: その都度説明します。
実験パターンは次のとおりです。
《下記、01~09まではアンテナグランド側はアルミ製ベランダと導通あり》
01 ベランダ床面にアルミ板を敷設し、その上にカウンターポイズ線を展開
02 多数のカウンターポイズ線をベランダ床面に敷設し、その上にアルミ板を展開
(上記2パターンともアルミ板にもアンテナから接地)
03 カウンターポイズ線のみをランダムに展開
04 アルミ板のみを展開しそこに接地
05 多数のカウンターポイズ線を一箇所に集積
06 多数のカウンターポイズ線を一本にまとめて、ベランダの端から端までワンターン(ヘアピンカーブ)で折り返し展開
07 多数のカウンターポイズ線を一本にまとめて、ベランダの端から端まで連続S字状に展開
08 多数のカウンターポイズ線を一本にまとめて、一箇所にトグロ上(コイル状)に巻き上げ
09 100m電線がドラムに巻かれた状態でアンテナグランド側に接続
10 ベランダ手すりのみに接地
11 ベランダ手すりと絶縁し、〔上記パターン07〕+〔リグ直近窓の外にあるアルミ製外枠〕に接地
《下記、12~15まではアンテナグランド側はアルミ製ベランダ及びアルミ製外枠と完全に絶縁》
12 多数のカウンターポイズ線を一本にまとめて、ベランダの端から端までワンターン(ヘアピンカーブ)で折り返し展開
13 多数のカウンターポイズ線を一本にまとめて、ベランダの端から端まで連続S字状に展開
14 多数のカウンターポイズ線を一本にまとめて、一箇所にトグロ上(コイル状)に巻き上げ
15 〔上記パターン13〕+〔100m電線をランダム展開〕
色々と書きましたが、
・ ベランダ+カウンターポイズ線併用
・ ベランダのみ
・ カウンターポイズ線のみ
の各パターンで、カウンターポイズ線の展開形態を変化させてみたりもしました。
次回から各パターンの結果をアップしていく予定です。
今日は夕方まで花見で日光浴してきます
私のアマチュア無線歴は25年ほどになりますが、この間、実家と平屋建て貸家に住んでいた数年間を除いては集合住宅住まいです。思えばいつもアンテナと格闘して、一喜一憂していたような気がします。
記憶をたどりますと、最初はベランダの21MHz用ダイポールから始まり、次は平屋建ての屋根上に10MHzのフルサイズGP、サガ電子のアローライン、そしてその後は集合住宅でしばらくは屋外型のATUやミニマルチアンテナのAPA-4を使っていました。実家は田舎地帯ですので30mほどのワイヤーを展張して1.9MHzに出ていましたが、みんなどれもしっかりと働いてくれました。
実家での運用はさておき、一番満足のいったアンテナは某集合住宅に住んでいる時に使っていたワイヤー+屋外型ATUです。お向かいの集合住宅4階部分まで自宅4階部分から、25mのステンレスワイヤーを展張して屋外型ATU(SG-230)で同調をとって運用していました。この集合住宅はベランダと鉄筋が直結していましたので接地には苦労せず、当時憧れの南極ともこのアンテナで交信できました。アパマンハムとしては、ロケーション(4階)、エレメント長(25m)、接地(鉄筋直結)とまさに三拍子揃っていた訳です。
今回、幸いにもロケーションには恵まれていますが、エレメント長と接地といったアンテナ本体は厳しい状況。で、エレメントが延ばせないならば、アンテナの片棒を担いでいる接地という部分だけでも頑張ろうと思い立った次第です。接地といっても接地していませんが・・・
理論は大切だと思います。でも、こんな限られた環境では、実験して一番うまくいく方法を手探りして見つかればそれで良し!しかも私は理論や数式を語れる実力もありません。実験してその後で「ああ、教科書に書いてあるのはそういうことか」と納得するのが私の性格です。そして実験結果と教科書に書かれていることが違っていると、「教科書のウソツキ!」と納得する性格でもあります。そんなこんなで実行あるのみ!実験に至りました。難しい数式とかは書けませんので、実験した結果をそのまま書いていこうと思います。
今回はベランダ内でカウンターポイズ、アルミ製ベランダ接地、バーベキュー網&アルミ板等々の組み合わせで実験しました。全バンドでやれば良かったのですが、少々さぼって、3.5MHz、7MHz、10MHzそして21MHzでデータを取ってみました。 なおアナライザー買い替えのため、現在アンテナアナライザが手元にありませんので、当面はVSWRだけの測定となってしまいます。
アンテナは前出の第一電波製モービルホイップ SD-330、ベランダは1×5(m)の狭いベランダです。続きはまた明日落ち着いて書いていこうと思いますので、お時間のある方はお暇つぶしに見てやって下さい。
こんばんは。
昨日はここも恐ろしい風雨でした。おまけに雷様も・・・・・
モービルホイップだから風が吹いても大丈夫!・・・・ではありませんでした。
アンテナの基部が揺れるほどの強風で、我慢できずに撤去。
改造エレメントの耐風試験などと甘く構えていたのですが・・・
それでも天気が崩れるまではとても穏やかで晴れていましたので、カウンターポイズ実験に
励みました。
カウンターポイズでVSWRは下げられる。
同じVSWR値でもカウンターポイズの展張の仕方で送受信とも大差あり。
カウンターポイズの展張の仕方でVSWRにひらきあり。
長さあり、本数あり。
こんなパズルのような体験でした。
延べ3日間かけて多数のパターンを実験しましたので、何回かに分けて報告します。
トグロ巻きカウンターポイズの性能は如何に・・・