先日樫井川水系とその水路を歩きましたが、大井関からの井川が到達する十二谷池には行ったものの、それより東側にある大池などのため池群は行きませんでした。これらの池はおそらく樫井川上流の大池隧道から水が来ているようなのですが、それだとたぶん水鳥などもあまりいないだろうと予想していました。気になるので、ふと思い立って行ってみました。
やはり水鳥はあまりたくさんいませんでした。
今回巡った池の配置図は末尾に掲示しました。
まず、大井関より上流の土丸までバスで行き、ここから北へ歩き大池へ向かいます。そのあたりに大池隧道の出口もあるのではないかと予想しています。
土丸でまずであったのは北側から流れてくる水路でした。
どうやら大池隧道を通って雨山の北に流れた水の一部が土丸から樫井川に戻っているらしい。水路をたどると会所がありました。左側の赤いフェンスで囲まれたものです。しかし、ここと大池隧道の取水口を結んだ線上には鳥八尾池があり、おそらく大池隧道は鳥八尾池またはその上の小池に入ってからここにきているのではないかと思います。しかし、鳥八尾池には近づくことができないためそのあたりは不明です。
この会所から大池に向かって流れているはずですが、残念ながら暗渠化しており、はっきりとはわかりません。
さて、大池です。
上の写真の右手をズームすると水の入り口らしきものが見えます。
大池の横にはこんなものもありました。京大原子炉実験所のそばなので放射線モニターです。
全体に鳥は少なめでした。
一番多かったのは大池の下の小さな池で、ここではコガモ15、オオバン10、ダイサギ?1がいました。オオバンとコガモの組み合わせというのが気になります。この池は写真のとおりヨシがありますが、沈水植物もあるのかも?
ほかは、大池キンクロハジロ3、マガモ12、木の上にカワウ10~20、尼津池カワウ1、郷ノ池カイツブリ3、ホシハジロ2といったレベルです。池の配置図を示します。矢印は水の経路です。