おまけの人生・・・

無理なくボチボチやって行きます・・・(;^_^A

アタゴオルは猫の森

2006-10-14 17:40:16 | アニメ
『 アタゴオルは猫の森 』

 自然が広がるヨネザアド大陸のアタゴオル。
そこで暮らすデブ猫のヒデヨシは、好物の“紅マグロ”に目がくらみ仲間の制止を無視して封印の扉を開けてしまう。
中から現れたのは、支配欲の強い植物の女王ピレアであった。

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06/10/14 【 ◎ 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ

 いつ読んだのか覚えてないくらい昔に読んだのに、忘れられないこの“デブ猫・ヒデヨシ”の愛すべき(?)キャラ
もう30年も連載が続いていると知りビックリ!

白黒でしか見たことなかったヒデヨシがで、しかも3D-CGアニメで観られるとなると、これはもう会いに行くしかないでしょう~!
ってことで、初日の初回に行って来ました~♪

劇場内に入ると子どもがいたのにちょっとビックリ!
小学生くらいの子どもにもアタゴオルのファンがいるんだ~!?
それとも父親にくっついて来てたのかな・・・?
あ、でも、別の子は一緒に来てる母親にヒデヨシグッズを買ってもらってたな・・・
私もチラシを見た時は、ヒデヨシの携帯ストラップが欲しいなと思っていたのだが、持斎に見てみると意外と大きかったので断念!

いやぁ、なかなか面白かったです♪
最初の出だしが、いきなり、コンサートを仕切る猫・MCタツヤのイントロデュースによる“ナゾノヒデヨシとアタゴオル満腹楽団”のエンターテイメントで始まり、ちょっとやかましいくらいの賑やかしいオープニングだった!

全編を通じて石井竜也の手がけた音楽が流れ、色んな感じの曲がとてもよかった♪
特に、植物の女王ピレアの歌う歌はうっとりさせられるものがあった。

声の吹き替えは、『 シュガー&スパイス 』に出てた彼女なのだが、始めの内はは「え!?」と思うほど別人のような声だった。
だんだんと本性を現してくるにつれ声質が変っていき、「あぁ~、彼女だな」と分かるようになったのだが、あんなに声を使い分けできるとはさすがだなと感心させられた。
まさか歌も彼女本人なのかと思ったが、歌の方は谷山浩子だった。
相変わらずの澄んだ綺麗な歌声だった♪

肝心のヒデヨシの声がイマイチしっくり来なかったのだが、ギルバルスはイメージピッタリの声だった♪

白黒のコミックで見る平坦なヒデヨシとは違い、3Dで観るトトロのようにフワフワモコモコしたヒデヨシに触ってみたかった♪


そうかもしれない

2006-10-14 16:25:49 | 邦画
『 そうかもしれない 』

 穏やかな晩年を迎えようとする老夫婦。
ある日妻の認知症が発覚し、夫はショックを受けながらも事実を受け入れる。
そんな彼も病に倒れ、2人は特別養護施設と病院と、別々に暮らすことに・・・

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06/10/13 【 ◎ 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ

 誰にでも間違いなくやってくるもの・・・老い
それをどのように受け止めるか・・・

身内が、配偶者が老いによりだんだん壊れて行ったら・・・?

アルツハイマーを題材にした作品は、『は私の頭の中の消しゴム』『明日の記憶』などがあったけど、どちらもまだ若い年代での話。
老年代では『恍惚の人』くらいしか知らないが記憶に薄い。

加齢によるアルツハイマーや認知症は、もう避けようがない仕方のないこととして受け入れなければならない現実問題である。

この作品では、もともと子どものいない老夫婦二人だけの生活で、片方がアルツハイマーになり、もう一方は癌に倒れてしまうと言う設定。

二人だけで寄り添って過ごしてきた長い人生の最終場面として迎えた結末はあまりにも切ない哀しい別れ方に思えたが、果たして本人達にとってはそれがよかったのか悪かったのか・・・・?
観ている私達の感覚と本人達の感覚とでは違いがあるのかもしれない、、、。

まさに映画と同じように、癌で亡くなった父と、最近になって医者から“まだらボケ”と言われ、認知症の症状が少しずつ出てきてる母・・・
我が家の場合は、まだ母が認知症の症状が出ないうちに父が亡くなったから、最後のその日まで父は母に見舞ってもらっていたし、母も父の死を認識している。(今はどうだか判らないが・・・)

だが、映画の中では妻は夫の死を知らない。と言うか、夫であることすら認識できなくなっており、死と言うことすらも判らなくなっていた。
見送るものにとっては心を痛めずに済んでよかったと思ってあげた方がいいのか、夫の死も認識できずに哀れだと思えばいいのか・・・?
逆に、見送られる方として最後のその瞬間には側にいて見守っていてもらいたかったのか・・・?

長年二人だけで寄り添ってきただけに、独りで逝ってしまうのはさぞや寂しかっただろうなと、桂春團治演ずる老夫の頬を伝う涙や孤独な背中に涙を誘われ、夫の死も判らずにこやかに微笑んで介護士さんや甥の肩を抱く雪村いずみ演ずる老妻の姿、夫の死後自宅の庭に見つけた物で一瞬現実の世界に戻ってきて涙する姿にただただ泣けて仕方なかった。

雪村いずみのおばあちゃん振りがなかなか素晴らしかった!
老けメイクだったんだろうが、劇場の壁にこの作品を取り上げた雑誌の記事が貼ってあったのだが、その中でインタビューに答えている雪村いずみの顔とは全然違っていた!
雪村いずみもそれなりに年齢を重ねてきてはいるが、記事の中の彼女は、まだまだ美しく溌剌と輝いて見えた。

それから、友達と二人してエンドロールが流れて初めて気が付いて「あぁ~!そうだったんだ!」とビックリしたのが烏丸せつこ!
特別養護老人ホームのスタッフで雪村いずみの介護をする人として出演していたのだが、「このおばちゃんどこかで見たことあるけど~・・・誰だっけ?」って感じで、すっかりいいおばちゃんになっていたのでした、、、。
自分達のこと棚の上にあげて言えることではありませんが・・・(;^_^A