東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

新しい高額紙幣

2020-02-16 15:29:01 | ノルウェー Norge
最近よく見かけるようになった新しい1000kr紙幣
他のお札と同様に人物以外のモチーフです


(上が古い紙幣で下が新しい紙幣)

ええと、波?かな?

なぜ波?

ちなみに他の紙幣のモチーフはというと

50kr 灯台
100kr バイキングシップ
200kr 魚(タラとニシン)
500kr 救護船



おお、なるほど海つながりでしたか

ふと思いついてノルウェー銀行のホームページを探してみると
ものすごーく詳しい説明がありました
たしかにこの国は海との関わりが深いですから
背景を知ると納得

それにしても新デザインへの切り替えが始まってから
ずいぶん経っています
最初の100krと200krの新デザイン発行からそろそろ2年ですよ…
もともとそういう予定だったのかマイペースなのか…

ちなみにノルウェー銀行のホームページには
新紙幣のテーマを一言で表現した文章があって
なかなかいいなーと思いました
(注※日本語訳はわたしの感覚なのであてにしないでください)

灯台
- Havet som binder oss sammen
 (わたしたちをつなぐ海)

バイキングシップ
- Havet som bringer oss ut i verden
 (わたしたちを世界へ導く海)


- Havet som gir oss mat
 (わたしたちに食べ物を与える海)

救護船
- Havet som gir oss velferd
 (わたしたちに福祉を与える海)

あれ?
最新の1000krのだけ書かれていない
発行は去年の11月だよね?
3ヶ月経ってるけど…

こういうところがやっぱりマイペースな仕事っぷりだなあと
改めて思ったりするのですが
でも残業や休日出勤をしてまで間に合わせないといけないことかというと
たしかにそんなことないものね…

そのかわり雪崩で幹線道路が塞がったりした時には
週末返上で作業しているのを見かけますし
どこへ行ってもファーストエイドキットが完備しているのを見るにつけても
大事な部分は押さえてあるのねと感心します


(村の集会所のキッチンカウンターに鎮座する大きなファーストエイドキット)

IKEAリベンジ

2019-09-21 00:10:34 | ノルウェー Norge
寒いです
朝起きたらリビング正面の窓から見える山々が白い



家から1番近い1200mの山も雪化粧



森の入り口へ続く丘も上の方がちょっと白い…

みぞれ混じりのこんなイマイチな天気にもかかわらず
IKEA行ってきました

そうです
片道3時間かかるIKEA
前回2時間待たされたあげく品物を入手できなかった
あのIKEA

結局
支払い済みの商品はBring(ヤマト運輸のような配送会社)で自宅に配送すると言われ

「コンピュータトラブルは明日には修正できていると思います」

と希望を持たされて帰宅したのは先週の月曜日のこと

1週間経ってもなしのつぶて…
まあね、ここはノルウェー
何事も当たり前に運ぶ率の低い国

でもカスタマーサービスに電話して
まだ何も手配されていないと聞いたときは
さすがにちょっとビックリしました

おまけにBringは高すぎて使えないから
スウェーデンから送らせるので1ヶ月かかります、って
それは話が違うんじゃあ…

あ、もちろん謝罪とかね、そういうのは全くありません
配送用書類のカーボンコピーを見ながら話していたのですが
どうも電話口の担当者はそれすら見つけられない様子で
相方は辛抱強く住所やアイテム名を説明していました

でもちょっと待って
1ヶ月待つのはすごく危険なのでは?
1ヶ月後にまた届かなくて
もう一度電話したらまた未手配ということがあり得ることくらい
想像に難くありません

それで結局お店まで商品を引き取りに行くことにしたというわけです
片道170kmあるので手間代として500krの振込
さらにお詫び(?)に600kr分のギフトカードを用意するとのこと

なかなか気前よく聞こえますが丸一日つぶれるので
ガソリン代、高速代など実費を差し引くと日当には全然足りません

でも、もうこうなったら
アクティビティとして前向きに取り組むしかないので
気を取り直してついでに買い足しするものをリストアップ
レストランで食事することも予定に入れてホームページでメニューも精査


(メインのほか軽食やデザートもけっこう充実)

写真右下のエビがやたら山盛りなのは
スライスしたパンに甘エビとゆで卵を乗せて食べる
スウェーデンのオープンサンドです
(パンが隠れて見えていませんが)

面倒で家ではほとんど作りませんがけっこうスキ
興味のある方はヨハンセンさんのブログにレシピがありますのでお試しを

👉失敗知らずで最高に美味しい、エビのオープンサンド

ヨシ
今回はIKEAでエビのオープンサンドを食べよう!と決めたら
行くのが楽しみになってきました
食べ物のチカラって大きいですね

さらに親切な義父が自分のクルマ使っていいよと申し出てくれたので
トレーラーなしで行けることに
(スバルフォレスターは座席を倒せば2m超のパッケージも積載可)

これはラク!
(主に運転と運搬を担当する相方がラク)



道は基本的にガラガラで信号もありませんが
ほとんどが片側1車線なので
前に遅い車がいると追い越しができる場所までゆっくり走ります


(牛で満載のワゴンを引く車)

お昼すぎに家を出て夜の9時半に無事帰宅
長い1日だったけれど
予定していたものは買えたしエビも食べたしヨカッタ

これで全部揃ったので
あとはキャビネットを組み立てるだけです
1m幅で高さ2mと2m30cmが合わせて8本
さて、いつ出来上がるでしょうか…

レス・ジェンダー

2019-09-18 23:35:08 | ノルウェー Norge
何かの統計で
いい夫の趣味ランキングというのを見つけてきた相方によると
1位と2位が切手収集とチェスだそうです
(一体どこの誰がどうやって調べたのかわかりませんが…)



子どもの頃から切手収集に明け暮れた末に切手のディーラーになり
そして毎日欠かさずオンラインチェスゲームに興じている相方の
それは嬉しそうなこと



この統計で言うところの「いい夫」はつまり
穏やかで知的というイメージのようです

日本だったらいい夫の条件はなんといっても
家事育児をよくしてくれることではでしょうか?
そういえばノルウェーは「夫が家事をする割合の高い国ランキング」でも
確か1位に輝いたことがあると思います

でも同時にここでは女性が働いている割合が高いし
女性の社会的地位の確立も進んでいるし(首相も女性です)
男女の「らしさ」に関する意識が日本とはそもそも違う気がします

たとえば
女性だから重い荷物を運ばせたら悪い、とか
もう外が暗いから女性を家まで送る、とか
そういう感じが一切ありません

というよりむしろそんなことを言われようものなら
「え、なんで?自分でできるけど」
とムッとされかねないような…
(※ あくまでわたしの住んでいる地域での個人的感想です)

知り合いの狩猟が趣味(?)の女性は
山を登ってトナカイを仕留めて
その場でザックリさばいて食べられる部位をバックパックに詰め込み
40kgを背負って帰ってきて翌日平気で出勤とか普通です

知り合いの羊農家さんちも夫婦で一緒に経営していますが
妻のほうが両親の跡を継いだ農場主なので
夫はあくまで「農場主の夫」です
近所の人はだれも彼女の羊を「彼の羊」とは呼びません


(画像はネットショップ Alloftech から拝借)

小さいうちから
男の子だから、女の子だから、という言い方をしないっていうのが
大人になってもやることの選択肢が増えていいのかもね

IKEAで2時間待ち

2019-09-12 23:02:55 | ノルウェー Norge
買うものがあってIKEAへ出かけました
家から1番近いIKEAまでは車で約3時間
朝ゆっくりめに10時頃に出て買い物に3時間かかったとしても
まあ夜の7時か8時には帰れるかな〜

この時は
まさか帰宅が翌日になろうとは知るよしもなく…

幸いお天気も良く
(荷物をトレーラーに積むので雨だと余計な手間がかかる)
行きのドライブの途中では
眺めのいいパーキングエリアのベンチで軽食を取る余裕も

2時ごろIKEA到着
ここの店舗は初めて来ましたがさすがIKEA
すごい既視感


(見えにくいですがスウェーデンとノルウェーの国旗が掲げられています)

あらかじめインターネットのIKEAホームページで
買うものをリストアップして当該店舗の在庫数もチェック
スムーズに現物確認をしながらショールームエリアを見終わって
ストレージへピックアップへ行く前には
カフェで食事する余裕もありました


(ベジタブルボール ノルウェーでは破格の安さの69kr)

自宅用アイテム51種類については小物が多かったこともあり
普通のトロリーと大型カート各1台を満杯にして完了

大変なのはここからで
切手の仕事用に別会計で買うPAXシリーズの大型キャビネットが合計8つ

高さ230cmと200cmの2種類に開き戸と引き戸を組み合わせるので
パーツの種類が多い…
数も間違えないよう慎重にチェック

そして高さ200cm用の引き戸はストレージには置いていなくて
お店の人に頼んで書類をプリントアウトしてもらい
それをレジで見せて代金を支払うと
係りの人が受け取り場所に速やかに商品を準備してくれる…はずでした



この時点ですでに時計は7時を指していて
出発予想時刻を大幅に過ぎています
でもまあ10時半くらいには帰れるねー
買いたいもの、全部買えたしヨカッタねー

支払の済んだカート4台分の商品をわたしが見ている間に
相方が受け取り場所へ行ったものの
なんとまだ準備が整っていないとのこと

仕方がないので待っている間に
他の荷物を車の荷台とトレーラーに積み込む作業を済ませて
更にもらったタダ券で買ったアイスを食べ終えても
まだ引き戸が受け取れず…

これはちょっと何かおかしいのでは?と
担当の人に理由を問い詰めたところ

「お買い上げの引き戸3セットのうち2セットは用意できているのですが
残りの1セットが他の保管場所のうちのどこかにあり捜索中」

という若干あやしい回答

しばらく我慢して待ったものの
さすがにのんきなノルウェー人の相方もとうとうしびれを切らして

「もう2セットだけでいいので1セット分は返金してください
家まで3時間かかるし荷下ろしに1時間かかるし
明日は早くから仕事なんで」

と申し立てに行きました
時計はすでに帰宅予定時刻の午後8時

ところがIKEAもなぜか粘り腰で

「もうチョット、あと一か所だけ探していない倉庫があるので
そこを探して見つからなければそうさせてください」

そうこうするうちにとうとう閉店時間の9時になり
ドアの前にはガードマンが



そして
この期に及んであろうことか言われたのが

「スミマセン、コンピュータクラッシュで
倉庫に品物はあるのですがそこから出すことができません
後日、自宅まで商品を送料無料でお届けします」

って

ええー⁉︎
それ2時間前に言ってよ!

いろんなことが比較的シッカリしているIKEAだけど
やっぱりそこはノルウェー
(というか日本ではない他国)
ありえない待たされ加減とわけのわからない説明

かくして
配送手続きなどを終えて帰路に着いたのは9時半を回った頃
これから帰って真夜中過ぎに大量の荷下ろしをするのはあんまりだということで
途中で相方の実家に立ち寄り車庫でトレーラーを外して仮置きさせてもらうことに
(自宅の車庫はいまスペースがなく、屋外にトレーラーを置きっぱなしにすると
夜露の多いこの時期、湿気で品物がダメージを受けそうだったので)

そんなこんなで
家に着いたのは深夜1時
疲れを癒すシンデレラタイムも残りわずかということで
大急ぎで寝る支度をしてベッドへ直行しました

ああ、長い1日だった…

次回のIKEAツアーへの教訓

「レジの後で受け取る商品があるときは
先にそれだけ会計を済ませること」

そうすればたぶん
明るいうちに家に帰れるでしょう…



隣国について

2019-08-09 20:15:56 | ノルウェー Norge
引越して3年半経ってもたまに

えっと、今どこに住んでるんだっけ
フィンランド?スウェーデン?

と日本の知人に言われたりすることがあります

「ノルウェー」はたぶん耳にした瞬間に「北欧」カテゴリにインプットされて
取り出すときには「北欧フォルダ」の1番下に眠っていて
見つけにくいのだと思います

わたしの身の回りの人の言葉の端々から推し量るに
「北欧」から連想される国名コンテストでは
フィンランドとスウェーデンが同率首位で次がデンマーク
ノルウェーとアイスランドが最下位争いをしていると思うんですがどうでしょうか



ちなみにこの写真はスウェーデンのエーランド島で
ヨハンセンさんが連れていってくれた燻製魚介のお店
(めちゃくちゃ美味しかった!)

看板の下に並ぶ北欧諸国の国旗はみんな仲良くノルディッククロス
(ドイツが混ざっているのはスウェーデンの南端から近いから?)
あまり馴染みのない左端はどこの国かと相方に尋ねたら
「フェロー諸島(デンマーク領)」と即答
さすが北欧人

ともあれ
北欧一といっても過言ではないマイナーなノルウェーですが
お隣の国といえばなんといっても北欧イメージ直結のスウェーデンです

デンマークもとても近いけれど接していませんし
フィンランドとロシアとは北のほうで接しているんですが
スウェーデンに比べたら国境はどちらもはるかに短い

そしてスウェーデンは
storebror (お兄ちゃん) とノルウェー国民から親しみをこめて呼ばれる国
(スウェーデン国民がノルウェーを lillebror(弟) と呼んでいるかは不明…)

物価が(ノルウェーに比べると)安いので
食材や嗜好品の買い出しのためだけに国境を超えてスウェーデンへ行くというのは
東京都民が神奈川県のIKEAに買い物に行くくらいの気軽さだと思われます

その愛すべき隣国に初めて足を踏み入れた今年の夏
前述のヨハンセンさんが準備万端整えてくれたおかげで

「ノルウェーとスウェーデンの両方で同じ道具を使って作る
違う名前の焼き菓子を両方作ってみる」

という心踊るイベントが開催されました!
(参加人数2名)



このお菓子は両国とも発祥はイェムトランドという地域
そしてそこは旧ノルウェー領で現在はスウェーデン領
ナルホド

楽しくて美味しいイベントの経過と結果については
ぜひヨハンセンさんのブログ
「スウェーデンの田舎に住んでみたらどうなるの日記」
の詳細なルポタージュをご参照ください

スウェーデンではヨハンセンさんが loppis にも連れていいってくれて
前から地味に欲しかった「ふいご」をゲット
これでもう炭をおこすのに自分でフーフーとしなくてもいい!



力なく消えかかっている炭も…



ふいごでちょいちょいと風を送ってやれば



たちまちスタンバイ!
素晴らしい〜

スウェーデン語もいつか遠い将来
スラスラと聞き取れるようになりたい!と
少しお近づきになれた分だけ欲が出ました


(いつかまた行きたいエーランド島)

初夏のナショナルデー

2019-05-18 11:45:49 | ノルウェー Norge
ここのところ用事があって町に出る日が続いたのですが
人々の気分はすっかり夏
Tシャツやキャミソール姿でアイスクリームを食べている人がたくさん



うちから町へ向かう幹線道路の両側には
広大なジャガイモ畑がいくつもあって
ついこのあいだまで耕していたかと思っていたら
もう葉が茂ってきている場所が!



まだタンポポ満開のところもありますが…




ただし家に通じる山道は
まだ微妙に雪が残っている場所がいくつかあって
車両を2回乗り換えてしのいでいます

まず車で登れるところまで登って
雪が現れる手前でATVに乗り換え



ATVでガシガシと溶け残っている雪を踏みながら約4km走行



自宅にほど近い1kmほどはコンディションが悪くメンテナンスが必要なため
トラクターに乗り換えて通るたびにプローで道をならします



1ヶ所
季節外れの大雪に負けて
雪が溶けた後も立ち上がれない樺の木がトンネルを作っているので
これも切らなければ…



夏はとにかく外での仕事が多い季節です

ところで
昨日5月17日はナショナルデーでした




(写真は地元紙 Aura Avis より拝借)

連日の外出で疲れていたので
また町まで出てお祝いに参加することはしませんでしたが
ご近所さんちでお茶をよばれました



みんなちゃんと国旗をだしていて
根強い愛国心がうかがえるなあ…



Gratulerer med dagen!

オッドはタマゴ

2019-04-18 09:54:30 | ノルウェー Norge
イースターにちなんでタマゴのお話です

去年の初夏に日本に一時帰国した際に友人と行った
渋谷にあるノルウェーのバー ØL (ノルウェー語で「ビール」の意)に
ノルウェーの絵本が何冊かおいてあったのですが
そのうちのひとつが

“Odd er et egg”

でした



「オッドはタマゴ」

オッドは男の子の名前です
そしてオッドの顔は生卵
オッドのお母さんはニワトリの姿をしていて
トサカにカーラーを巻いています
シュール…

オッドは頭がこわれるのが怖くて頭巾をかぶりオドオドとしていて
学校でもいつもみんなと離れて1人で本を読んだりしています

ところがある日1人の女の子と出会って
恋をして顔が真っ赤になって…
オッドの頭はゆで卵になってもう壊れる心配がなくなりました!

シュール…

テーマとしては「自分の殻を破る」というようなことではないかと思うのですが
評価が高かったのかアニメーションのショートムービーにもなっていて
日本のくだんのバーにも表参道での上映会の案内カードがあったのです


(なんとはなしに1枚持って帰っていた)

そうしたらつい先日
たまたまテレビでそれをやっていて見ました



絵本よりも絵柄の印象が柔らかくて色もビビッドで綺麗

手頃な値段だったら
日本にいる姪っ子にお土産に1冊買って帰りたいところですが
ノルウェーは本がべらぼうに高くて
こんな薄い絵本でも300kr近く(約4000円)するのでちょっと二の足を踏んでしまう…

イースターの過ごし方

2019-04-16 20:54:38 | ノルウェー Norge
イースター休暇にどこへ出かけるだとか
イースター休暇中の天気がどうだとか
みんな嬉しそう


(職場ではすでに社員にイースターギフトが配布)

でもわたしにとっては
町のお店もカフェも図書館も
編み物やノルウェー語のボランティアの集まりも
何もかもが閉まってしまうイコール町へは行かないということで
ちょっとつまらない…


(編み物カフェは他の趣味を持ち込んでもオッケー)

山の自宅でまるまる2週間引きこもり生活です

多少なりとも変化を持たせようかと
いつもと違うパンを焼いてみたり


(こねないパン)

散歩のコースを変えてみたり


(初めての場所でも景色に違いはあまりない)

ふだん放置している場所の掃除をしたり
ずっと後回しにしていた片付けものをしたり
なんだかんだで1日があっという間に暮れてゆきます

うーん…
そうじゃない!

世間は休暇なんだし
ものすごくいいお天気続きなんだし
ここは思い切って1日くらいまるまる何もしないで
のんびーり過ごすというのはどう?

ただ本を読んだり編み物をしたり
気が向いたら散歩をしたり
まるで hytte にいるかのように

この辺りの人の多くは
イースター休暇に hyttetur に行きます

hytte は自然の中に建っている別荘のようなもので
簡易なものから豪華なものまでいろいろあり
自分の hytte を持っていて休暇のたびにそこへ行く人もいれば
レンタルできる hytte を予約してプチ旅行する人もいます


(なぜかうちにある hytte でのしきたりが書かれた壁掛け)

今日もしばらく留守にする相方をふもとまでATVで送って行く途中
ふだんはめったに対向車には会わない山道で3組とすれ違いました

最初は2台のスノーモービルで
hytte に行く旅行客と荷物を運んでいるご近所さん

続いて学校の休みを利用して訪ねてきているのであろう孫娘2人と
ハイキング中のこれまたご近所さんの定年夫婦

最後は犬を連れた2人連れでよそから来た旅行客
間違いなく hytte へ向かういでたち

hytte はたいてい周りに何もないような場所にあるので
そこで過ごすためには
そこへ行くための長いハイキングが必須ですが
おそらくここの人たちはそれも大いに楽しんでいるのだと思います



ヨシ!
次に町へ行くまでの9日間のうち
1日は必ず hyttetur(自宅でだけど) のように過ごすとしよう!

イースターの頃

2019-04-09 22:08:56 | ノルウェー Norge
来週末はイースターです
 
わたしはキリスト教徒ではないのでなじみは薄いのですが
町がイースターを祝うグッズであふれるのと
イースター休暇でいろんな場所が閉まったりするので
だんだん身近になってきました
 
でもいまだに謎は多い…
 
復活祭だからして命の象徴の卵がモチーフになるのはわかります
そのつながりでヒヨコやニワトリモチーフもまあヨシ
でもなぜ påskehare(イースターウサギ)?
そして水仙がなぜ påskelilje(イースターリリー)?
 
(ニワトリの着ぐるみ買う人いるのだろうか…)
 
そしてイースター休暇のお供には
オレンジとクイックランチ(キットカットによく似たお菓子)が定番なのはナゼ?
柳の枝を家の中に飾る理由もわかりません
 
(パッケージに黄色が含まれているから?)
 
ともあれ
イースターの頃になると町の景色も一気に春めいて
桜のつぼみが少し膨らんでいたり道端に小さな花が姿を見せていたり
会う人会う人「もう春ですねー」と嬉しそう
 
一年を通して編み物をしている編み物カフェで
先生がきれいな色のモヘアで薄手のカーディガンを編んでいるのを見るにつけても
季節の移り変わりを感じます
 
(そしてつい自分もモヘアを衝動買い)
 
ですが
 
家(標高650m)に帰ればそこはまだ一面の銀世界
マイナスの気温もごく普通です
 
(家への道はまだ車が通れないのでシャベルを積んだATVで走行)
 
ちなみに
イースターは春分の日と満月の日から数えるので毎年日にちが違います
だいたい3月終わり頃から4月半ばくらいかな?
今年の4月20日というのはかなり遅めらしい
 
いずれにしてもイースターの頃まではまだ雪がしっかり残っている、というのが
わたしの住んでいる場所の雪の目安でもあって
数日前に見かけたウサギがまだ全身真っ白だったのも
景色と合致していてうなづけます

クリスマスのイベント

2018-11-25 10:25:25 | ノルウェー Norge
クリスマスのシーズンです
いろいろな商品のパッケージがクリスマス仕様になり



テレビのコマーシャルにもニッセ(nisse)と呼ばれる
クリスマスの妖精?というか小人?がたびたび登場



そしてあちらこちらでクリスマスマーケットが開催されます

先週末は地元のクリスマスマーケット(julemesse)に出店しました
今年で3回目
なんとなく売れ筋もわかってきて安定の売り上げです



2週間後にも別のところで出店するのですが
こちらは初めての場所で
しかも申し込んだのが遅くて野外の売り場しか残っていなかったので
防寒および雪対策が必要です

寒くても雪がじゃんじゃん降っていても
外出やアウトドア活動を決してちゅうちょしないノルウェー人

先日テレビの料理コーナーでそのことを再確認しました





材料に雪がすごいんですけど



お肉の入ったトレーにも雪がたまっている



でも普通に続行



雪も一緒にみじん切りしてない?
塩と一緒に雪もお肉にすり込んでない?

そんなことはもちろんおかまいなしに
このあと試食もしていました

そんなわけで
天気や屋内外に左右されることなく盛り上がるであろうクリスマスマーケットにむけて
絶賛ハンドクラフト中です




注意書

※このブログの文章・写真・画像を無断で使用することを禁じます。