東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

何をしてもいい

2021-06-03 13:39:25 | ノルウェーの食べもの mat
ここのところやることが多くて
相方の疲労回復が追いついていきません

知人にスペルト小麦を勧められたというので
主食のパンを焼く小麦粉の半量をスペルト小麦にしてみました

ちなみにいつも買う小麦粉は
2kg入りでだいたい20krのごく普通の白い小麦粉と
1kg入りで10〜13krくらいの全粒粉の粗挽きです
それに比べてスペルト小麦は白いものでも全粒でも1kg入り40kr


(充実のスーパーのベーキングコーナー)

ついでに
以前から気になっていたライ麦粉も買って
自分用にライ麦パンも焼いてみることに

小麦粉の袋にはもれなくレシピが載っているので
本やインターネットで検索する手間も省けます



型に入れて焼くとレシピにはありますが
横着をして型を使わず棒状に丸めて発酵後オーブンへ



1時間後取り出すとずいぶんと平べったい形になっていて
なるほど、だから型がいるのか…と思うも後の祭り


(クリームチーズや果物とよく合う)

まあ自分で食べる用なので気にしません
ここで暮らしていると「気にしない」ことの範囲がどんどん広がっていきます

このあたりの人たちの大雑把さというか適当さも
良く言えばおおらかで合理的
こちらが合わせてしまえばむしろラクで便利

たとえば先日
前月の売り上げが良かったからということで
休憩室にドーンとケーキが登場

誰も切り分けたりせず
食べたい人は自分で好きな大きさを取って食べます
合理的


(近所のベーカリーでオーダーしたラム酒のケーキ)

もちろんみんな全体の量と人数を考えて取るので
必要以上にたくさん食べる人はいませんが
かといって誰かが配ってくれたりすることは決してないので
食べたければ無くならないうちに休憩を取るのが鉄則

この日はランチにバーベキューも振る舞われ
店長がみんなを労うべく自らエプロンをつけて
店の外でお肉を焼いていました



ちなみにもちろんお店は営業時間内
屋外にも販売用の資材などが大量に置いてあるので
お客さんからも丸見えです

ついでに言うと
売り物のガーデンテーブルとガーデンチェアーを使って
従業員がアウトドアでの食事を楽しんでいるわけですが
これらの商品はシーズンの終わりに展示品として破格で販売されるので
これまた誰も気にしません

通りががかるお客さんもちっとも気にしていない様子
夏だもんね
バーベキューするよね
という笑顔

閉店後に少し残業したあとで帰宅すべくゲートを通ったら
フェンスの外にいくつかの材木とスクリューの箱が置いてあるのが目に留まりました



メモも何も貼られていないけど
きっと誰かが取りに来るのか
それとも返品に来たのかどちらかかな

まあこういうことも
雪に埋もれる冬だとできないから
夏だけの利便性と言えなくもないかも

なんとなく
何をしてもいいという空気が
ここの夏にはあるようです

注意書

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