東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

いろいろな働き方

2018-09-18 23:47:15 | ノルウェー Norge
ノルウェーに引っ越して早々
ここの人々の働き方はなかなかのカルチャーショックでした

5Sの存在しない(ように見える)事務所
ものすごく効率の悪い(ように見える)業務フロー
上司部下、先輩後輩、年長年少のいずれの上下関係もない(ように見える)対人関係
(※ 敬語を使わないしファーストネームで呼び合うのでそう見えるのかも)
従業員のプライベートの優先度の高さ

日本の会社でのサラリーマン生活が長かったので
初めのうちはその適当さというかいい加減さというか
いろんなことがきちんとしていないことに違和感を覚えていましたが

今ではかなり慣れて
そのフレキシブルさ(?)に甘えてラクをするようになりました
(もう日本では働けなさそうで怖い…)

逆に
正規雇用でも「毎日7.5時間×週5日」以外のボリュームで働くことが
それほどめずらしくないというのは
日本でも普及したらいいのになーと思います

たとえば語学学校に通っていた時も
とあるすごく太っている先生が
就業時間を80%に減らして朝遅く出勤することになったのですが

その理由が

「腰が悪くて、毎日1時間ウォーキングしなさいと医者に言われたため」


(腰痛に効くトレイルウォーク)

1時間ウォーキングしてシャワー浴びて…
うーん、そうね
出勤時間を1時間半遅らせればいいわね!

という選択肢がサラッと選べるわけです



ところで
わたしは人里離れた田舎で暮らしている都合上
町での週1回のアルバイトのほかは
自宅でできる仕事しかしていないひきこもりなのですが

最寄りのご近所さん(自宅から5km)が副業でやっている不定期オープンのカフェに
ちょいちょい手伝いに呼ばれたりします



ほんの数時間でもきっちり時給を支払ってくれるんですけれど
最初のうちは仕事があまりに少なくて恐縮していました

「わたしがいなくてもじゅうぶん人足りてたじゃないですか」

と後で言うと

「でもあなたがいてくれると1人あたりの作業が減って
みんながちょっとずつラクになるからいいのよ」

となんとも意外な返事

最低の人数で目一杯働くより
ゆとりをもたせて疲れすぎないようにする方を選ぶって
なんだか良い選択だなあ、と
目からウロコが落ちる思いでした


(カフェで出す軽食のデコレーション用の野菜と花はまた別のご近所の庭から調達)




(地元の人たちに大人気のサワークリームのおかゆ)

ご近所さんはみんな親切でいい人ばかりだし
なんといっても遠くまで交通費をかけて出かけなくて済むので
ローカルで仕事ができるのはすごくありがたいです



知り合いをちょっと手伝うことがお金になったり
ハンドクラフトを売ったり
それから食べ物を販売したり
日本にいたときには想像もしなかったいろいろな働き方があって新鮮です

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