東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

大脱走

2009-07-02 21:43:59 | ヒコ our dog HIKO
ああ…
もう思い出すのもくたびれるくらいの慌しい2日間でした
正確には18時間程度なんですけど

なんとヒコちゃん、一昨日の夕方脱走
信じられないことに首輪がちぎれて、です
多少は弱くなっていたかもしれないけど
ちゃんとしたお店で買った皮の首輪で
まだ2ヶ月も使ってないのに
甲斐犬の怪力おそるべし

自宅から1kmくらいしか離れていない場所での出来事でしたが
ふだんあまり行かない場所なので
迷子になる可能性大
首輪さえしていてくれれば一目で飼い犬とわかるし
名前や連絡先も書いてあるのですが…

結局その日は夕飯も食べずに遅くまで探したけれどみつからず
息子と二人まるでお通夜のような一晩を過ごしました
無用心ではありますが玄関のドアは少し開けたまま
窓も少し開けて外の音が聞こえるように

こういうとき、自然が多い地域は
迷子の犬を探すのにとても不向きです
車が走れる道路よりも
空き地や田んぼ、茂み、林の面積が圧倒的に多いわけですから
いくら車であちこち走り回っても
とても偶然見かけることができるとは思えない!

昨日の朝は早くに起きましたがやっぱり帰っていなかったので
パソコンで迷子犬のチラシを作って
いなくなった場所やいつも散歩に行く公園などの
電柱に貼りながらまた探してみました

仕事を休むわけにはいかないので
とりあえず出勤
息子にいたっては今日は大事な期末テストです
昨日あまり勉強できなかったようだけど大丈夫なのか?

お昼休みに急いで保健所に電話すると
「甲斐犬のメスを1頭、町役場で保護しているという情報があります」
ええっ?本当に?希望の光が!
改めて町役場に問い合わせると
朝通報があって捕獲して塵芥処理場に置いてきたとのこと
塵芥処理場?
確かに町役場に犬は置いておけないとは思いますが

では仕事が終わったらすぐに確認に向かいますと話すと
塵芥処理場に人がいるのは5時までで
更に他にも自分のウチの甲斐犬ではないかという男性が
午後に見に行くとの話

よくよく話を聞くと
犬が置かれている場所はほぼ無人に近く
誰でも犬を連れて帰ってしまうことができる様子です

うーん…

悩んだ挙句、仕事を中抜けさせてもらって
すぐに向かうことにしました

塵芥処理場は
当然のことながら民家や店舗などがある道からかなり離れた
山の中にありました
それにしてもなんともさびれた雰囲気
指示された場所へ向かうと
そこは晴れた日の昼間の半屋外なのに薄暗く
スクラップがたくさん積まれている以外何も見えません

「ヒコちゃーん?いるの?」

「…キャウン!ギャウンギャウウウウンキャオーン!」

助けて~ここから出して~という鳴き声を
初めて聞きました
暗い場所で狭くて汚れたゲージに入れられて
本当にかわいそうでしたが
何はともあれ無事でよかった

家に帰ってごはんとお水をあげて
身体をきれいに拭いて
落ち着いたところでおやつをあげて
また仕事に戻りました
たぶんグッスリ昼寝するばず

会社に戻ると、部屋に入るなりみんなが一斉に
「犬、いた!?」
あれー
3~4人に話しただけだったんだけどみんな知ってる(笑)
そういえば犬を飼っている人、多いかも
仕事の続きをしながらみんなと話をして
よってたかってヨカッタよねえと言ってもらって
なんだかやっぱり良い職場だなあと改めて思いました

ところで、その日の夕方
わたしが帰宅する前に訪問者があったと息子から報告がありました
迷子の甲斐犬を探している隣の市の人で
ヒコを見ると違うと分かりガッカリして帰ったそうです
町役場の人が言っていた男の人だったのだと思います
そちらも早く見つかりますように…

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2 コメント

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Unknown ()
2009-07-02 23:59:12
ご無沙汰です。
ヒコちゃん見つかって本当に、ほんとうに
よかったですね。
返信する
ありがとうございます (脱出者)
2009-07-03 22:12:09
お久しぶりです。お元気ですか?
お仕事、忙しいですか?
でもばんえつに会う時間はあるみたいですから心配ナシですね(笑)
返信する

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