eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

過電流継電器の瞬時試験

2010年10月06日 | eつれづれ
過電流継電器の瞬時動作試験は試験電流30A以上流しても、ほぼ時限がフラット...変化しない事が判る。定時限特性...つまり、これ以上の電流を流して試験しても継電器接点が傷むだけで意味が無い。1/100秒云々、試験報告書に書いてもナンセンス。9Aインバータ発電機で双興電機製作所OCR-40LTRVを使用して簡単にやれる。







過電流継電器試験、直流絶縁診断

2010年10月06日 | eつれづれ
オムロンの過電流継電器、整定値限時動作は何秒か。

L=0.5秒、電流整定タップ4Aの200%=8A電流流し1.437秒で真空遮断器の遮断となった。

エクセル計算値では1.432秒で結構、正確...出来すぎの様なパターンだ。
限時時間の計算式はメーカーで決まっているので(継電器も、この式でカウントしている)エクセル内の電流タップA及び時限タップLを入れると動作時間Tが(反時限カーブ)求められる。この場合の整定はT=4A.L=0.5秒で計算している。

電源は9Aインバータ発電機より、双興電機製作所OCR-40LTRVを使用した。これで瞬時要素も試験可能で便利だ。もうインバータ発電機2台の並列運転は不要...。

受電直前に高圧ケーブルCVT60sq*50m+キュービクル一括にて直流絶縁診断...気休めの2kV10分間印加する。印加電圧、漏洩電流等はデータロガにてグラフに。

終了後の取り外しは高圧ゴム手袋を使用して...以前、軍手で外したらビリッと来たので、これを使う事にした。基本は接地線で高圧ケーブル等に充電している電荷(交直流問わず)を大地へ時間をかけ逃がしてから(電路-大地間のショート)高圧ゴム手袋を用いて外す。試験器にも自動放電回路も付いているがアテにならない。
これらの残留電荷放電時間等のエクセル式は以前のブログにUPしているので参照。

以上、適当な情報他ブログUPも時間が、かかるゾ、多忙な日々の土方電気ヤでした。




配電線事故停電、他

2010年10月06日 | eつれづれ
こちらは朝の7時前より定期点検のためPAS開放して作業。8時過ぎ復電して待機していたら向かい側の信号機、コンビニ等停電している。こちらは変圧器唸り音もあるので関係無いようだ。

暫くして警察の車が来て小型の安物??の発電機をセットして行き信号灯は元に戻った。


発電機電源コードを柱にあるBOXのコネクタにつなげば直ぐOKの様だ。
十字路に警官たって誘導は昔のことで今なら直ぐ車に引かれるだろう。

電力の広報カーも付近一帯を回り朝から騒がしい1日となった。

これは、こちらのトラブルでPAS方向性SOG制御装置試験をやってみたら零相電流が試験器より流れないヒューズも切れていない...整定ではOK、バナナ端子よりショートでは流れる。結局、トラブル調査は時間がないので打ち切り。コード線を押していったら時々流れる...みの虫クリップより約1m付近の黒線、何でも無い所で断線している。

1997年に購入した試験器なので、こんな事もある様だ。
0.5sq8芯VCTFを10m購入して全部、交換予定。

みの虫クリップ根本の断線は良くあるが線の途中の断線では注意のしようが無い。
メーカーより購入するとバカ高い請求が来るので自分でハンダ付けを...お金モッタイナ
イ。