eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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定期点検報告書作成完了...ブログUP

2010年10月22日 | eつれづれ
本日の定期点検で富士電機のQH-OC2過電流継電器の試験を行う。先の三菱電機OCR限時エクセル計算式で動作時間管理値を確認してみる。瞬時動作試験は40A→20Aにタップを変更して試験器より30A流す...他の%試験は定時限特性なので意味無し...やらない。

電流タップ4Aの200%(8A)及び400%(16A)試験をやって見る、

上のエクセル計算値200%(8A)は1.432秒で実測試験値は1.415秒で動作。判定○。

同じく上のエクセル計算値400%(16A)は0.304秒で実測試験値は0.328秒で動作。判定○。

三菱電機の計算式は、富士電機OCRでも同じの様だ。...JISで決まっているので当たり前か??。使用した過電流継電器試験器は双興電機製作所OCR-40LTRVで900VAインバータ発電機1台で瞬時動作試験も可能...これはメーカーのPR。

受電直前は高圧ケーブル150m.CVT38sqとキュービクル機器一括の直流絶縁診断を実施。

最終的には4.1GΩまでUPし完璧な絶縁状態だった...最も印加電圧は気休めのシナイよりやった方がマシ程度の2kV.10分間程度。グラフのカーブは実に綺麗だ。

ここの事業所も中々、停電出来ない(1時間の停電)ので今回、直流絶縁診断で高圧絶縁状態のグラフ管理をやり後、数年間は無停電定期点検でやる予定。定期点検でのリスクが大きすぎる...ヘタな停電は逆に事故のもとか。
もっともこの様な継電器試験など、どうでも良いが大手プラントメーカーより聞かれるのが試験データの数値の○×判定根拠は何なの??...。適当に丸め込む現場一筋の土方電気ヤでした。

追伸:
ブログアクセス件数150以上は過去に無い初めての数値...参考にもならないと思うが、まずは有り難う御座います。結構、ブログUPロードも作成等、時間がかかり正直、大変なのですよ...ボヤキ。