17日、韓国海洋警察は珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の船長と乗務員らを対象に調査を実施した結果、沈没事故の原因を無理な「変針」による外方傾斜との暫定結論を出した。変針というのは、旅客船や航空機の運航などで主に使う用語で、航路を変更することをいう。航路を変更するために船首を回す変針点で急激な回転により、旅客船に積載されたコンテナなどが片側にかたよって船が転覆したというのが海洋警察の説明だ。乗客が「ドン」という音を聞き、船が座礁するまでジグザグ運航をしたという証言から推測すると、衝撃音は急な変針で傾いた貨物が船体にぶつかった音だと推定されている。
海洋警察はまた、事故旅客船の出発時刻が当初より2時間ほど遅れ、航路を変えて運航したという疑いについての調査も行っているという。
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以前、日本で運行していたものを中古購入した船舶...また他人の性にして日本が悪いとなるのか?!。
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沈没の韓国船、日本で18年間運航 鹿児島や沖縄結ぶ定期船
韓国南西部沖で沈没した旅客船「セウォル号」が、平成6年6月から平成24年9月まで、鹿児島や沖縄を結ぶ国内定期船「フェリーなみのうえ」として航行していたことが17日、運航会社のマルエーフェリー(鹿児島県奄美市)への取材で分かった。
同社によると、主に離島住民の生活の足として運航していた。日本では運航に支障が出るような事故はなく、仲介業者を通じ24年10月に韓国側に売却。約半年の整備期間を経て韓国で2013年3月から就航した。
日本製船舶は国内で15~20年運航後、アジア向けに転売されるケースも多く整備や改造により30年ほどは運航できるという。
船は下に荷物を、上に車両を乗せる構造だといい、同社担当者は、何か大きな衝撃で荷物が偏った際に船体に穴が開き沈んだ可能性もあると指摘。「心が痛む事故だ」と肩を落とした。