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以前にもUPしたが...耐圧試験は最大使用電圧で10,350V.10分間印加する事とあるので一般的に使用電圧は高圧6kV、交流6.9kV*1.5倍の電圧=10,350Vとなり交流耐圧試験で実施する。但し、高圧ケーブルの長く太いものは静電容量分のIc(対地静電容量成分電流)電流が多く、交流耐圧試験は電源容量も大きくなりAC電源を取れない...現実的で無い時は直流耐圧試験をおこなう。
交流耐圧試験時に流れた二次側充電電流mA値を(殆ど静電容量を介した交流透過電流)、変圧器等の概算データ静電容量μFを入力してtanδ値で判定してみる。
まともな絶縁を有しているもののIgr(対地抵抗分電流)は無視出来る位、少なく本例では0.001mA(1μA)の漏れ電流しか無い。
変圧器の静電容量μF値、範囲内となり問題無い...針金電気ヤ的な数値による合格の根拠となる。