
上段はパイオニアFM/AMチューナーTX-830(1973年当時、53,000円)で下段は先のアンプSA-810。

既に40年以上、経過したが久々にTX-830の電源を入れてみる。

シグナルメーターもアナログでブルーの照明も綺麗だ。

☆ネットより
203素子に相当する高集積度ICやフェイズリニア・セラミックフィルターを採用したFM/AMチューナー。
フロントエンド部では、低雑音のデュアルゲートMOS FETを厳選してRF段、ミキサー段に採用し実用感度を向上させています。
さらに4連バリコンを使用した同調回路により混信排除能力を向上させています。
局部発振回路にはバッファー回路が設けられており、電界強度の強い局が隣接している場合も、バッファー回路の働きにより引き込み現象などの不安定な現象を防いでいます。
IF部には、パイオニアの技術により203素子分を1つにまとめたIF用の独自ICを採用しています。
さらに、検波回路には広帯域にわたって直線性に優れ、歪が少ないクオドラチュア検波を採用しています。
また、通過帯域内での位相特性を重視し、フェイズリニアセラミックフィルターを採用しています。
MPX回路には、SCAビート妨害やセパレーションに対処して高集積度ICを採用しており、ダブルバランス型差動復調方式の採用で特性を改善しています。
また、19kHzや38kHzの有害な残留キャリアをカットするローパスフィルターを用いているため、キャリアリークも少なくなっています。
AMチューナー部のIF段にセラミックフィルターを採用しており、適度な帯域幅でシャープなスロープ特性が得られ、選択度と音質の改善が計られています。
また、AM専用に開発された高集積度ICの採用により、強入力時の安定性を向上させています。
さらに、平衡型ミキサーの採用で局部発振波形に歪が無く、スプリアス特性も良好になっています。
AM部も、3連バリコンを使用した同調型RF1段増幅の採用でイメージ妨害比、IF妨害比を向上しています。
ミューティング回路を搭載しており、半導体スイッチングとリードリレーの組み合わせによるダブルアクション効果で、チューニング時の過渡的なポップノイズが抑え、同調時の不快なショックノイズを抑えています。
新方式のシグナルメーターを採用しています。
入力信号を各リミッター段からとり、レベルディテクターにより検波、直流アンプを通してゆるやかなカーブで、リニアリティのよい信号をメーターに加える方式のため、小入力から大入力に到るまでの入力信号を正確に追従します。
ヘッドホン用アンプはダーリントン接続のOTLアンプを採用しており、音量レベルはフロントパネルでコントロールできます。
マルチパス端子を搭載しており音波の多重反射による相互干渉の最も少ないアンテナ方向を選ぶ時に使用します。
、ステレオディスプレイSD-100やオシロスコープを接続することで、アンテナ方向の最良点を簡単に求めることができます。
FMステレオ放送の受信時に雑音をカットするMPXノイズフィルターを搭載しています。
出力端子は固定と可変の2系統を搭載しており、可変出力端子の出力レベルはFMとAMが独立して調整できます。

