eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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交流耐圧試験リアクトル検証1

2016年09月02日 | eつれづれ






ネットに出ていた電気技術者の高圧ケーブル交流耐圧試験リアクトル使用の実測データを拝借して今回、作成したエクセルに入力検証してみた。
これを見ると充電電流=510mA.リアクトル電流=430mA.トランス電流=90mAとある。
この条件で角度0の場合、トランス電流=80mAと出た。
両方の角度を1度にした場合は81.7mAで先の90mAにするには、エクセル計算上2.5度程度の角度がつく事になる様だ。

メーカー曰く、リアクトルは受動素子なので10,350Vかかった時に定格電流202mA例が流れる様に製作している。←そうなんだ!?...規定電圧にて耐圧トランスにリアクトル出力電流202mAが構わず流れる。
だから例として高圧ケーブル二次側充電電流が302mAの時は302-202=100mAが耐圧トランスに流れることになるが実際は損失があるので10%程度を+しなければならない。
二次側充電電流CをLリアクトルで100%は相殺出来ず必ずTrには損失がある。