上のエクセルを参考にVo=5%整定で零相電圧検出器(ZPD)高圧側1線だけに試験器より電圧を印加してみる。
この場合、対地電圧6600/√3=3810V*5%*3倍の570Vの電圧が必要となる。
試験器よりVo電圧190VではSOG制御装置の表示は点灯しない。
試験器より570Vの電圧印加にてSOG制御装置のVo表示灯は点灯した。
この時のエクセルでの分圧電圧C2は1.17Vで実測は1.72V。
SOG制御装置へのVo入力電圧(20:1)は97mV。
この整定でVo最小動作値は360V.C2=1.02V.入力電圧は63mV。
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零相電圧検出器(ZPD)コンデンサ容量C1.C2がエクセル値と若干異なるので近傍値とはならないが高圧側1線に印加して試験した場合はT端子入力190Vの3倍で同じとなる。
もっとも現場試験ではPAS、DGRともT端子入力よりVo電圧を印加するので単なる丸八真綿ではないが3倍、3倍と覚えておけば良い程度。
190V印加しても動作しないゾ!!と悩まない様に...以上、DPM撤去に伴うLCD電圧計の確認試験でした。
地絡事故エクセル計算ファイルは下をクリックする。
ijnndadvzpasgnzvzvoowrtkpas.xlsx
このエクセルファイルは上記の机上確認では無く実際のPAS地絡動作等の参考計算。
PAS整定に対して何kΩ程度まで低下した絶縁状態なのか、おおよそ判断出来る。
これをみると高圧絶縁抵抗6MΩ(直流絶縁診断等)など計算上、如何に大きな絶縁抵抗が判るが現場サイドでは一気に絶縁破壊する可能性もあるので余りアテにはしない様に...。
それより配電柱支線よりツル、立木接触を気づかないで地絡事故でバーンと火花、PAS動作で波及事故とならず救われる外観点検も大事だ。