10m長さのCV3芯、高圧ケーブルに20A流した時に誘起電圧は8.7mV
となった。
OCR試験器より20A流してテスターで確認してみる。
☆
≒(近傍一致)でも出ればGoodなのだが...。
10m長さのCV3芯、高圧ケーブルに20A流した時に誘起電圧は8.7mV
となった。
OCR試験器より20A流してテスターで確認してみる。
☆
≒(近傍一致)でも出ればGoodなのだが...。
上は誘導リアクタンスのエクセルセル内、計算式。
高圧ケーブルに電流が流れていると接地端に誘起電圧が発生する。
ケーブル長さは固定値mなので変化するものは負荷電流による...つまり常に誘起電圧は変動していることになる。
負荷、電圧と電流の変化は、高圧ケーブルが持っている静電容量を介してIc(対地静電容量成分電流)も常に変化してくる。
☆
高圧ケーブル遮へい層(銅テープ)より接地線をEA接地しているヶ所をクランプリーカー等で月次点検にて測定しても、常に変化しているものに対して高圧ケーブル地絡事故発生の予兆など発見出来ない...これで判る程度なら既にPASが動作している。
それより、高圧ケーブル近辺に近づく事の方が安全管理のリスクがある...なにも、そこまでする保安管理でも無い。
(公益)東管協2024.04掲載、事故例1掲載での記事をみてUP。
補足:下記のイラストは昔のクランプリーカー測定云々の記事を探したもの抜粋。
☆
高圧ケーブルの接地線をクランプリーカーで測定して予防保全、事前に高圧ケーブルの状態を把握する触れ込み...Ic(対地静電容量成分電流)に気づけば意味の無いウソ800と判る(常に負荷電流によって変化している)。殆どはPASのGR検知、動作に任せる他無し。
それより接近して危険、保安管理など、そこまでする必要もなし、命あっての人生の様だが、ベテランの慣れで怖くなくなり感電事故をおこすのが常。