エレベーター「かご」なく転落か、死亡の男性に骨折の痕 4階を利用
神戸市中央区にある商業ビル(地上8階地下1階建て)で2月27日にエレベーターの「かご」の真下部分で倒れ、その後死亡した男性の体に、転落で生じたとみられる骨折が確認されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。 業務上過失致死の疑いで原因を調べている。 ビルの4階ではエレベーターのかごがない状態でドアが開いたままになっていたといい、兵庫県警は4階から男性が転落したとの見方を強め、業務上過失致死の疑いで原因を調べている。
生田署によると、死亡したのは芦屋市に住む整形外科医の田中翔さん(31)。 死因は体背面打撲による血気胸と判明した。背中から落下したとみられるという。
捜査関係者によると、田中さんは27日未明に仕事関係の数人と一緒に、ビルの2階から8階に入るカラオケ店を訪れ、4階の部屋を利用。
荷物を置いて部屋を出た後、行方がわからなくなっていたという。
この日の午前2時50分ごろ、カラオケ店から「4階で、エレベーターのかごのない状態でドアが開いたままになっている」とエレベーターの設備会社に連絡があった。
到着した設備会社の担当者が、エレベーターの上下する空間の地下1階部分に田中さんが倒れているのを見つけた。田中さんは病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
■設備会社「直近の検査では異常なし」 エレベーターの設備会社の広報担当者は28日、朝日新聞の取材に対し、同ビルのエレベーターは3カ月に一度、訪問点検をしていたとし、直近の昨年12月の点検でも「特段、異常などは報告されていない」と答えた。
管理しているエレベーターで過去に類似の事故があったかどうかについては「ほぼないと認識している」という。

脱サラ20年を記念してエレベータデモ機を製作...まだ毎日、稼働している。

かごの位置制御(着床)、かごの速度制御、かごの昇降判定制御はロータリーエンコーダパルスにて行っている。
速度制御は目標位置手前にて減速するD/A(デジタル/アナログ)
出力をかご昇降DC電動機に送る。


ロータリーエンコーダパルスを取り込むシーケンサの高速カウンターユニット(30.31CH)。
位置センサー他、入出力は結構な数がある。


ドアの細工はさすがに無理なので、ここはタッチパネルで開を再現。

同じく青はドア閉を再現している。
速度制御は台形制御でアナログ電圧を徐々に下げて着床、停止させる...スタートは、これの逆となる。
電気一般、△◯□技術者等は理解し難い技術レベル。
☆
エレベータの暴走も怖いが、かごとドアの関係も最重要だ。
制御的には各種センサー、リミットスイッチ等がある。かご着床位置でドアの電動機がかご側、フロアドアを同時に開閉する。
今回、フロアドアが勝手に開となった事故例なので、当然かご位置に関係なく電動機が回ったことになる...かごドア電動機回転とツメでフロアドアを開閉する家庭ホームエレベータもある。
これはドア制御の後に信号を受けてドア電動機を回転させるインバータ素子等のパワーシステム誤作動トラブルが主に考えられる。
何れにしても全ての保護回路をスルーしての事故、1つでも条件が成立しなかった時は主ブレーカの遮断する機能も無いのか...。
特に関係するパワー、インバータ電力基板など全部、交換しないとNGだ。
保守管理は設置したメーカーなのか他の会社で管理点検していたのか...続報を待とう。
余りにもお粗末なシステムとしか言いようも無い。
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