声

『ねえ、カレンダーめくらないの？』
「あっ 忘れてた もう１週間も過ぎてるね（笑）」

ダーリンに言われめくった１枚。
そこに現れた言葉を見てはっとしました...。

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プルルルル

（またかかってきた、まったく忙しい時間にさあ ）

「もしもし」
『あっ、お父さんだけど』
「ああ、こんばんは。なに？」
『いや、別に用事はないんだけど』
「そう、変わりない？」
『ああ、特にないよ』
「そっか、じゃあ今からお風呂に入るところだから」
『そうか、じゃあまたな』



そういえば結婚してすぐの頃お母さんからもよくかかってきたっけ。

『もしもし、じゅんちゃん？今何してたの』
「何してたって洗濯してたよ」
『あんたいっつも夜洗濯してるわね』
「だって昼間仕事でいないんだからしょうがないじゃん 」

（まったく、子供には子供の生活があるんだからさぁ ）


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お母さんとのやり取り、今頃後悔しても遅いんだよね。ごめん。

お父さんとのやり取り、明日こそ優しく話そう、顔を見せに行こう。
そう思うんだけど結局同じ。ごめん。

いつかゆうかも私と同じこと思うのかな？
今から覚悟しておかなくっちゃね...



　　　　　　　　　　声

　　あなたの声を電話で聞いただけで
　　　　その日一日こころがなごむ
　　　　　理屈じゃねえんだよなあ

　　　相田みつをカレンダーより