ゆう、マイナス－が１つもないんだよ！

視座

物事をどの位置から捉えるのか、物事を見る姿勢や立場



優花に聞くところによると
週１回この「視座」についての授業があり
毎回違うテーマで様々なことを見つめなおしていくらしい



先日の授業では
自分の生活について複数の質問を投げかけられ
それに該当したら　前に進む＋
該当しない場合は　後ろに下がる－
で答えていくとのこと


質問はなかなか踏み込んだ内容で

・首都圏に住んでいる
・親が正社員である
・住居は持ち家である
・ブランド品（エルメス・ヴィトン限定）を持っている
（持っていたらその数だけ＋をつける）

等々、えーそんなことまで聞くの？
それって倫理的に大丈夫？
といった内容で驚いたけれど

学びの趣旨は
そこまで踏み込んでみて
自分の今置かれている立場を見つめなおす
というものらしい

なるほど・・・


『＋の平均は25位だから、ゆうはちょうど平均だったんだよね』
「そっか、それはよかった（笑）」



『でもね、気が付いたのはゆうマイナス－が１つもないんだよ！』
「ん？どういう意味？」


『ブランド品をたくさん持ってて＋をたくさんつける人もいたけど
他の質問でマイナスも結構あったりして、で結局＋－して平均位って人も多くてさ』

「ああ、そういうことか。なるほど～
確かにものすごい贅沢はさせてあげられてないけど
そこそこの暮らしはできているもんね（笑）」



『うん。ゆう今までこの暮らしが当たり前って思ってたけど
マイナスが１つもないことに気が付いて、改めてありがたいなって。
おっちゃんとお母さんに感謝しなきゃって思ったんだよね 』

「そ、それはよかった 」



初物のスイカを家族で撮影しちゃう
普通の暮らしではあるけれど

その普通がありがたいってことに
親子共々気付かせてもらいました



そんな授業を受けることができて
それをうれしそうに話してくれて


今のこの状況がとてもありがたいな


そう改めて思う出来事でした