賞金王と賞金女王に思う

今年、日本のツアーの賞金王は金庚泰選手、賞金女王はアン　ソンジュ選手となった。
どちらも、韓国人選手。

賞金女王となったアン　ソンジュ選手は、昨年のファイナルクォリファイングトーナメントで２位に入り、今年のツアー出場権を獲得した選手。

このクォリファイングトーナメントは「魅力あるツアーへの活性化」を目的に、２００２年度から開催されている社団法人日本女子プロゴルフ協会が公認するLPGAツアー及びLPGAステップ・アップ・ツアーへの出場ライセンスを取得するためのトーナメント。
トーナメントは4ステージから成り、ファーストQT、セカンドQT、サードQT、ファイナルQTとして、ストローク・プレーで実施されている。

なので、アン　ソンジュ選手は、日本のツアーへの出場を夢見て、その出場ライセンス取得にチャレンジし、１年間のツアー参戦の機会を得て、頑張って戦った結果、その年の賞金女王までゲットすることができたと言う、まるでツアーにおけるシンデレラ物語を地で行ったような選手なのだ。

今年のファイナルクォリファイングトーナメントをトップで通過したのも韓国人選手で、パクヒヨン選手だった。

韓国人選手たちの台頭は、男子も女子も凄まじい。

国民感情としては、日本人選手も、負けずに頑張って欲しいと思うところだが…。

でも、思いを巡らせて…。
もしも、ペ・ヨンジュンさんのようなイケメンの男子プロ、チェ・ジウさんのような美人の女子プロが現れたら…。
そして、その選手が、日本で活躍し出したら…。
ヨン様ブームのようなことが巻き起こったりして…。
なんて、思ってしまった。

そうなったら、そうなったで、また、面白いかも…（笑）。

日本のツアーは、日本人選手のためだけのものではない。
様々な国の選手たちにもドンドン出て来てもらって、国際色豊かなツアーになる方が、世界からも注目される日本のツアーになる。
そうなる方が、より、ツアー自体もエキサイティングなものになる。
日本に強い外国人選手を招き入れなければ、日本人選手たちのレベルも上がらない。
…そう思って、国民感情に流され過ぎることなく、また、来年度からのツアーを観戦して頂ければと思う。

しかし、日本のゴルフ界としては、“課題”の与えられた今年のツアーだったかもしれないな…。